アート

「ル・コルビジェ 絵画から建築へ――ピュリスムの時代」

西洋美術館 GW中という、明らかに美術館・博物館行くには向いていない日程に行ったのだが、全然混んでなかったw チケット売り場には列ができていたし、人はもちろんかなり入っていたのだけど、鑑賞するのが難しいような混雑ではなかった 西洋美術館は過去に…

マジック・ランタン 光と影の映像史

マジック・ランタンなどの機器などの展覧会。都写美。 以下の記事を読んで気になったので、見に行った。 あと、途中でぽんと出てくるリュミエール兄弟の初期映画がめちゃくちゃ異質に見えて、並置されているメリエスのほうがかえって「マジック・ランタン」…

「2018年のフランケンシュタイン バイオアートにみる芸術と科学と社会のいま」

表参道にあるギャラリーEYE OF GYREで行われているバイオアート展 キュレーターは金沢21世紀美術館の人 まあ、これも展示順にざっと感想等 第1章「蘇生」 ティナ・ゴヤンク《Pure Human》 故アレキサンダー・マックイーンの皮膚を幹細胞技術で再生してレザー…

「モネそれからの100年」展

横浜美術館にて TLでもかなり評判がよく、また現代美術が多く展示されているらしいことを知って、気になっていた。 実際見に行ったら、モネをだしに、抽象絵画をガンガン見させるという展示会になっていてw かなり濃密で楽しかった モネの点数も多いので、…

美術手帖2017年12月号

これからの美術がわかるキーワード100美術手帖2017年12月号作者: 美術手帖編集部出版社/メーカー: 美術出版社発売日: 2017/11/17メディア: 雑誌この商品を含むブログ (3件) を見る一部分を眺めた 眺めた項目を並べてみる。 文化人類学/ポストモダン再考/ ポ…

「ベルギー奇想の系譜」展

Bunkamuraザ・ミュージアム 1 15-17世紀のフランドル美術 ボスを売りにした展覧会だったが、ほとんどは、ボスの死後に起きたボス・リバイバルの中で描かれたボス・フォロワーによる作品 ポスターなどに使われている《トゥヌクダルスの幻視》のみボスの作品 …

ミュシャ展

新美術館でやってるミュシャ展行ってきた。 会場の外まで列が伸びてるの初めてだった。隣の草間彌生展も同じかそれ以上に列が伸びていた。 それはさておき、《スラヴ叙事詩》は単にでかいというだけでなく、情報量が多く、というかどういうモードで見ればい…

『19世紀パリ時間旅行』展

練馬区立美術館にて 鹿島茂コレクション展 オスマン大改造以前のパリを描いた版画や地図が大量に それから風刺画とか、オスマン改造期の風景画から、それ以降、世紀末絵画や20世紀初頭くらいまで。 美術展というよりは、パリの歴史資料を見ていく展示で、美…

ポンピドゥー・センター傑作展

東京都美術館 ポンピドゥー・センターは実は去年行ったのだが、一部改装中で、常設展のうち20世紀前半の方は全く見れなかったのだった。 この展覧会は、すでに広く宣伝されているように「1年1作家1作品」という形式で展示がなされている。 普通の展覧会とい…

ルーブル美術館展

新美術館 めっちゃ混んでた 16〜19世紀の風俗画がテーマごとに展示されている。時系列はバラバラ。 17世紀のものが多かったような気がする。 ドロリング《台所の情景》とコシュロー《コレージュ・デ・カトル・ナシオンにおけるダヴィッドのアトリエの情景》…

連休中の出来事

読んだ本 鹿島茂『「レ・ミゼラブル」百六景』 ユゴー『レ・ミゼラブル』のあらすじと当時の挿絵版画をもとに、作品の背景となる当時の社会等についての解説がされている本 文学作品から歴史を見てみる、というもの ジャン・ヴァルジャンにモデルになった人…

ブリヂストン美術館「ベスト・オブ・ザ・ベスト」

工事のための休館を前にした展覧会 ブリヂストン行くのは2度目。初めて行ったときにとてもよかったので、行っておきたかった。最終日前日でなんとか行けた。 以前行ったときは比較的空いている時に行っていたため、今回はとても混んでいてちょっと驚いた。 …

E.H.ゴンブリッチ『美術の物語』

西洋美術史の入門として名高い1冊 実際、読みやすく丁寧でとても面白い 読み継がれる名著とはこういうものか、と また、自分は美術については19,20世紀くらいしか知らなかったので、改めて通史を読んで勉強になった。 この本の特徴はいくつかあるが 「物語…

布施英利『パリの美術館で美を学ぶ』

タイトル通り、パリの美術館ガイドであると当時に美術入門書 構成としては、1区にあるルーブル美術館から始まって、区の順番に美術館を巡り、さらにはパリ郊外および南仏まで足を伸ばす 例えば、ルーブル美術館の章は簡単な西洋美術史の解説にもなっている、…

マグリット展

新美術館 マグリッドオンリーで100点以上、初期のものから晩年までおおむね時系列にそってずらっと並べられている。ところどころ、マグリッドの手がけた商業デザイン、マグリッドの絵が使われた書籍等も展示されている。 各ブロックごとの説明文は当然あった…

チューリヒ美術館展――印象派からシュルレアリスムまで

オルセー美術館展 印象派の誕生――描くことの自由―― - logical cypher scapeに引き続き、はしごした。 どっちも新美術館 オルセーは、混雑っぷりもあって、決して悪くはないけど、ちょっと疲れの方が大きい、という感じになったけれども、チューリヒは、よか…

オルセー美術館展 印象派の誕生――描くことの自由――

まあ、案の定混んでた 混雑に気を取られて、あんまりちゃんと見れてない が、とりあえずメモってきたものを記録しておく マネから始まってマネに終わる構成 モチーフごとに並べられている 1章 マネ、新しい絵画 1860年代のマネ あと、当時の印象派の画家たち…

鈴木雅雄編著『マンガを「見る」という体験』

サブタイトルは、「フレーム、キャラクター、モダン・アート」 去年の6月から12月にかけて開催された三回連続のWS「マンガ的視覚体験をめぐって――フレーム、フィギュール、シュルレアリスム――」をもとにした論集。 参考:伊藤剛・鈴木雅雄「マンガ的時間、シ…

海野弘『魔女の世界史』

近現代の「魔女」文化を巡る本。具体的には、世紀末美術、新魔女運動(ネオペイガンなど)、ゴスの3つにスポットライトがあてられる。 帯やカラー口絵を見ると、まどマギ、きゃりーぱみゅぱみゅが取り上げられていて、現代のサブカルチャーについて論じてい…

「モネ、風景をみる眼」

国立西洋美術館のモネ展 西洋美術館とポーラ美術館が所蔵している印象派やその周辺の作品を集めた展覧会で、やや雑多なところもあるのだが、まあ色々見れてよかった。他の人と比較できてよい部分と、これ何で一緒に並んでるんだって部分とがあった。 また、…

シルヴィ・パタン『モネ――印象派の誕生』

ターナーに引き続き、知の再発見双書。 まあ、伝記だが、そういえばモネの生涯ってどんなんだったか知らなかったわ、ということで読んだ。 パリで生まれてるけど、すぐに田舎に引っ越ししていて、生涯を通じてもわりと田舎暮らしを好んでいた人っぽい。若い…

ターナー展

東京都美術館。 初めて行ったところだった。大きめ。 土曜の午後から行ったので、そこそこ混んでた。会場全体の照明は暗め。 最初から最後までターナーの作品だけで、およそ110点ほど ほぼ全てテート美術館所蔵のものだが、テート美術館には2万点ターナーの…

オリヴィエ・メスレー『ターナー――色と光の錬金術師』

創元社の知の再発見双書って、読んでそうで読んでなかったレーベル フルカラーなのがいい 画家ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナーについて 第1章 古典的な教育 1775年、理髪師の息子として生まれる 建築画や風景画を志し絵を学び始める ターナー…

ロバート・ローゼンブラム『近代絵画と北方ロマン主義の伝統』

ドイツロマン主義の画家カスパー・ダイーフィト・フリードリヒから、抽象表現主義の画家マーク・ロスコまでを、「北方ロマン主義」という系譜の中で位置づけようという本。 崇高の話とか読んでいると、時々言及される本なので、まあ読んでみるかと。 北方ロ…

アメリカン・ポップ・アート展

新美術館 ポップアートは、なんか分かったつもりでいたけど、実際見てみたら全然そんなことなかった まず、ロバート・ラウシェンバーグ 初っぱなから圧倒された。 何が、とはいわく言い難いのだけど、この前、宮下誠の『20世紀絵画』で具象と抽象について読…

宮下誠『20世紀絵画』

パウル・クレー研究などで知られる著者による、入門的な本。 ところで、著者名でググって、09年に亡くなられていたことを知った。クラシック音楽についても造詣が深かったよう。 基本的なフォーマットとしては、著者の選んだ20世紀の絵画作品それぞれに…

片山博文展「Facts in Flatness」

まるでCGと見まがうような写真(グルスキー展)を見たあとに、まるで写真と見まがうようなCGを見てきた 片山博文は写真をパソコンに取り込み、イメージを数値へと変換させ、写真の姿を借りたコンピューターグラフィックス=「偽物の写真」を作り出します。片…

アンドレアス・グルスキー展

国立新美術館 ディテールとスケールに圧倒されて、とても楽しかった。 見に行く前にたまたま「アンドレアス・グルスキー展」 : Living Well Is the Best Revengeを読んでいたのだが、この記事では、崇高概念や抽象表現主義絵画と絡めて論じられている。 実際…

「色を見る、色を楽しむ――ルドンの『夢想』、マティスの『ジャズ』……」ブリジストン美術館

ブリジストン美術館は以前から行きたいと思いつつ、実は初めて。 ルドンは以前ルドン展見てたから、それほど目当てではなく、まあマティスとか印象派とか見たいなあという感じで行ったんだけど ブリジストン美術館すごいね 自前のコレクションでの展示なんだ…

佐々木マキ見本帖

佐々木マキというと、村上春樹の表紙挿絵が一番有名ではないかと思うが、『たくさんのふしぎ』読者だった自分にとっては、何をおいても『たくさんのふしぎ』で何度も読んだ絵本の印象が強い。 たとえば『飛びたかった人たち』や池澤夏樹が文を担当した『宇宙…