2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ジュリオ・トノーニ/マルチェッロ・マッスィミーニ『意識はいつ生まれるのか――脳の謎に挑む統合情報理論』

意識を経験科学的に測定するには一体どのようにすればよいのか、という本。 「統合情報量」という新たな物理量を提案し、これを測定することによって、意識の有無を調べることができるとする。 心・意識の科学に関する本を読むの、考えてみると結構久しぶり…

『日経サイエンス2016年12月号』

もうちょっと読んでから、感想記事まとめようと思っていたのだけど、なかなか読めなかったので、とりあえず以前twitterに投げたコメントを拾い集めておく日経サイエンス2016年12月号出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2016/10/25メディア: 雑誌こ…

森元良太・田中泉吏『生物学の哲学入門』

哲学的観点から、主に進化論・進化の総合説を主軸に生物学史を追っていくような形の教科書 普通に生物学の勉強になった。 これ、もちろん明らかに「生物学の哲学」の本だと思うし、読んでいて結構「哲学者っぽい書き方だな」と感じるところはあるんだけれど…

阿部和重「Orga(ni)sm」(『文學界2016年11月号』)

図書館で見かけたら、阿部和重の新連載が始まっていた。 店頭では既に2話の掲載されている12月号がでてるみたいだけど。 阿部和重「Orga(ni)sm」 『シンセミア』『ピストルズ』に続く神町サーガ・トリロジー完結編とのこと。 初っ端から、東京に暮らす阿部和…