2025-11-01から1ヶ月間の記事一覧

中川裕『ゴールデンカムイ 絵から学ぶアイヌ文化』(一部)

マンガ『ゴールデンカムイ』でアイヌ語監修を担当した筆者による、アイヌ文化解説の本。 同様の本としては既に『アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」』があり、それの続編、という位置づけでもある。 何故、続編の方を読んだかというと、こちらの方に…

橋本直子『なぜ難民を受け入れるのか』

サブタイトルは「人道と国益の交差点」。 難民を受け入れ、保護(庇護)することは、人道上の理由によるが、各国の様々な難民受け入れ政策を見ていくと、いかに国益に叶うように受け入れていくかという視点も見えてくる、というような意味が込められている。…

長谷敏司『プロトコル・オブ・ヒューマニティ』

「コンテンポラリー・ダンス」と「ロボット・AI」と「介護」を題材にして、身体性から立ち上がる人間性とは何かというテーマを描く長編小説 以前から気にはなっていたが、文庫化を機にようやく読めた。 ダンサーである主人公がバイク事故で左足を切断すると…

Newton 2025年12月号

2025年 ノーベル賞 FOCUS ノイズに強い量子センサー 火星内部に残る天体衝突の痕跡 世界最古のミイラをアジアで発見 恐竜の絶滅が変えたアメリカの景観 from 朝日新聞 AIで設計のウイルスが細菌を殺すことに成功 飯島さつき×磯部紀之─深海に挑む しんかい650…

今井慧「描写の哲学における二面性概念の再検討——三重性と屈折」ほか

今井 慧 (Kei IMAI) - 描写の哲学における二面性概念の再検討 ——三重性と屈折 - 論文 - researchmap ロペスにおける「屈折」とナナイにおける「屈折」を検討した上で、ロペスは、屈折現象の内実を説明していない、ナナイは内実を説明しているが、あらゆる画…

浦出美緒『死ぬのが怖くてたまらない。だから、その正体が知りたかった。』

タナトフォビア(死恐怖症)である著者が、まさにタイトルにある通りの理由から、様々な人に話を聞きいにった対談集 具体的には医者(中山祐次郎)、宗教社会学者(橋爪大三郎)、神経科学者(渡辺正峰)、哲学者(森岡正博)、作家(貴志祐介)の5名である…

日経サイエンス 2025年12月号

詳報:ノーベル賞 日本人ダブル受賞 制御性T 細胞の輪郭を突き止めた 遠藤智之/出村政彬 細孔の機能を自在にデザイン 遠藤智之 マクロな量子現象を観測 量子コンピューターの基礎を築く 古田彩 特集:縄文以前の人びと 縄文人の祖先を探る 3万年より前にい…

日経サイエンス 2025年11月号

情報を量子で語れ 理論家たちの思考をたどる 古田 彩 量子情報の未来は? 細谷曉夫氏に聞く 語り:細谷曉夫 聞き手:古田 彩 自然が好む形ソフトセル E.カッツ 数学者のおすすめ最も魅力的な図形 R.クロウェル 宇宙膨張の謎は解けるか 初期暗黒エネルギー仮…

『Newton2025年8月号』

量子のパラドックス 監修 和田純夫 執筆 小谷太郎 室伏広治×金井宣茂─重力に挑む 人工生命への挑戦 監修 瀧ノ上正浩/川又生吹 執筆 尾崎太一 楽器のサイエンス 監修 吉川 茂 執筆 加藤まどみ 人体と機械は融合できるか 監修 稲見昌彦 執筆 梶原洵子 水中考…

藤井太洋『まるで渡り鳥のように』

11本の作品からなる第二短編集 まず、初出が海外の媒体という作品が多いことに驚く 11本中、日本の媒体が初出となっている作品は5本、他は中国が4本、韓国が1本、アメリカが1本となっている。 日本語で執筆したものを、それぞれ中国語、韓国語、英語に翻訳さ…

ジャパンモビリティショー2025

たまたま、チケットをいただく機会があったので クルマについては、それほど関心も知識も持ち合わせておらず、連休中に子どもを連れ出す場所として行った感じであったが、よいものが撮れたのでブログ記事にしてみることにした。 正直、予習ほとんどせずに行…

越智萌『 だれが戦争の後片付けをするのか』

ウクライナの事例を紹介しながら、「戦争後の法」について概説する本 具体的には、戦争犯罪の裁判や、捕虜や遺体の返還、賠償などについてである。 これらのテーマ自体、あまりよく知られていないことだと思うので、それ自体が面白い。 また、ウクライナの具…