地球惑星科学

横山祐典『地球46億年気候大変動―炭素循環で読み解く、地球気候の過去・現在・未来』

引き続き地球科学の本。過去の気候変動を復元する古気候学について。 『地球・惑星・生命』 - logical cypher scape2で読んで面白かった章と同じ筆者による関連書籍。 是永淳『絵でわかるプレートテクトニクス』 - logical cypher scape2と連続して読むと、…

是永淳『絵でわかるプレートテクトニクス』

プレートテクトニクスについての入門書 『地球・惑星・生命』 - logical cypher scape2のプレートテクトニクスの章*1が面白く、もう少し詳しく読みたいと思ったため手に取った。 そもそもプレートテクトニクス理論自体が1960年代に確立していった、比較的新…

『地球・惑星・生命』

日本地球惑星科学連合の30周年*1を記念して出版された一般向け論文集 日本地球惑星科学連合は、地球惑星科学に関連している学会等の連合組織 「宇宙惑星科学」「地球生命科学」「固体地球科学」「大気水圏科学」「地球人間圏科学」の5つのセクションからな…

『日経サイエンス  2022年3月号』

少し前にこれだけ読んでた 太陽になりそこねた星 褐色矮星 褐色矮星についてちゃんと理解してなかった*1 水素核融合をしていない天体で、実際に発見されたのは1995年(系外惑星と同じ年) 恒星と惑星の間みたいな星で、核融合はしてないけど光は発していて、…

『Newton2018年2月号』『日経サイエンス2018年2月号』

Newton 太陽系で探す地球外生命 “デザイナーベビー”は産まれるのか 宇宙の謎に迫るILC計画,「ヒッグス粒子」の研究に焦点 6億年後の海は干上がっている!? 隕石の衝突地点がずれていたら恐竜は絶滅しなかった!? 新型ロケットエンジン初公開 幻の古代獣ホラア…

『Newton2017年6月号』

やっぱNewtonはヴィジュアルだなー 地球 完全凍結 スノーボールアース特集 田近・カーシュヴィング協力 内容的には大体知ってそうな感じだったので飛ばし読みしたけれど、縞状鉄鉱層の見開き写真がばーんとあったのがよかった あと、生命がどうやって全球凍…

『日経サイエンス2017年5月号』

日経サイエンス 2017年 05 月号 [雑誌]日本経済新聞出版社Amazon NEWS SCAN 冥王星のクジラ模様の謎を解く 冥王星の、クジラ模様のような褐色の領域(クトゥルフ領域)とハート模様の白っぽい領域(トンボ—領域) どのようにしてできたのか→カロンを形成した…

阿部豊『生命の星の条件を探る』

惑星システム科学の観点から、惑星がハビタブルになる条件について考察した本。ハビタブルな条件といえば、中心星との距離に応じて液体のH2Oが維持できる範囲を示したハビタブルゾーンが有名だが、当然ながら、液体の水があればいいというわけでもなく、生命…

田近英一『凍った地球 スノーボールアースと生命進化の物語』

スノーボールアースの本2冊目 当初は、とりあえずなんか1冊読んでおけばいいかと思ったのだが、川上紳一『全地球凍結』 - logical cypher scape2がわりとわからないところが多かったので2冊目読むことにした。 スノーボールアース仮説が注目を浴びるよう…

川上紳一『全地球凍結』

地球科学の本を何か読みたいなーと思って、以前読んだ丸山茂徳・磯崎行雄『生命と地球の歴史』 - logical cypher scape2には、スノーボールアースの話が書いていなかったので、じゃあスノーボールアースの本でも読むかと思って手に取ってみた。 とはいえ、こ…

丸山茂徳・磯崎行雄『生命と地球の歴史』

地球内部の活動を主軸に、地球と生命の関わりの歴史について書いた本。98年に出た本なので多少古めかもしれない。ジャンルとしては地質学ということになるが、地球全体のことを考えるとなると学際的な感じがするというか、こういうのが今のアストロバイオ…