2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧
文学フリマのサイトでサークル一覧・配置図が公開されました。 僕は、B-51です。2階です。 シノハラユウキ『物語の(無)根拠』 というのを出します。 なんと、先ほど完成しました。 あとは印刷・製本です。コピー本なので一冊一冊、手作業で作ります。 そ…
歴史とは物語であり、物語とは歴史である。 この小説には、1943年から199X年までの歴史=物語が書かれている。 偽史ないし架空史を描いた小説は数多くあるだろうけれど、これはそうした作品を圧倒するだろう。 何故か。これが犬の歴史=物語だからだ…
9月から11月まで、週に1本論文を読んできて、ディスカッションするという授業を取っています。 他の週の授業はこちら 前回のクワインによって、分析と総合の区別と言う二元論は放棄された。 だが、それは別種の二元論を呼ぶこととなった。 分析(必然的…
最近、1巻完結で(ないし少ない巻数で完結している)面白いマンガ教えろスレとかエントリとかがはてブにホットエントリになっていたけど、 まさに、1巻で完結していて面白いマンガ。 伏線が巧みに配置されていて、完成度が高い。 全11章で、前半はオムニ…
というタイトルとはあんまり関係なく、最近の日記。 土日は、文学フリマへ向けて、原稿をいじる作業。 この前、目次を公開したけど、作業している中でちょっと変わったので変えた。 言及作品リストを見ればわかる通り、大半が佐藤友哉と阿部和重。それ以外の…
あとがき(?)に「速さこそがモラル」とあるが、とにかくあっという間に読めた。 実際、頁数もそれほどあるわけではないが、文章が速い。 パラパラっと見てみるとわかるが、わりと紙面が空いている。描写が少ない。そう、描写が少ない。 モノローグが多い。…
連載時より、この作品はそれほど特別に面白い作品というわけではなかったが、単行本化に際してより面白くなくなってしまった。 どのように書き換えられたのか、という点だけの興味で買ったので、まあ別に構わないのだが。 何故面白くなくなったのか。 やや長…
9月から11月まで、週に1本論文を読んできて、ディスカッションするという授業を取っています。 他の週の授業はこちら クワインは、以下の二つのことを、何の根拠もないドグマにすぎないとして否定する 「分析的言明と総合的言明に本質的な違いがあること…
11月11日に出ます。 文学フリマについてはこちら B-51 シノハラユウキです。 こんなものを出す予定です。 隣が、唐沢俊一、と学会のようだ……mjk
イーガンっぽいようなイーガンっぽくないような作品。 アイデアはイーガンだけど、話の作り方とかはイーガンっぽくないような気がする。まあ初期の作品だからだと思う。 しかし、面白かった。 アイデアの破天荒ぶりとか、サイバーパンクっぽいところとか。 …
実際に読んだ順番で。 新潮 新人賞、選評だけ読む。 あれ、斎藤環の連載ってどこだっけ。 書評を3つ読む。 ・島本理生『あなたの呼吸が止まるまで』/岩宮恵子 ・鹿島田真希『ピカルディーの三度』/田中弥生 ・大西巨人『地獄篇三部作』/福永 信 「大きな…
現代美術についての授業をとっていて、その中で現代アートの入門書を読んでいる*1。 それで考えたことなど。 現代アートはよくわからない、というのはよく言われることである。 僕はむしろ、そのよくわからなさを面白がっていたりしているのだが、多くの人に…
買った直後に撮った 早川の信号機 連載小説と雪風以外は大体読んだ。 雪風もいつか読む。 SFマガジンだけど全然SFじゃない。まあ集まった作家のラインナップとして、今月がたまたまということかもしれない。あと、SFかどうかを判断するのは難しいし。 SFかど…
9月から11月まで、週に1本論文を読んできて、ディスカッションするという授業を取っています。 他の週の授業はこちら 前回までが言語哲学だったとすると、今回からは科学哲学。 経験論的基準というのは、いわゆる線引き問題のこと。 線引き問題とはつま…
昨日、id:inflorescenciaさん、id:cedさんに来て頂きました。 来て頂けるとは全く思っていなかったので非常に驚くと共に、嬉しかったです。 わざわざありがとうございました。 色々な話が聞けて、とても楽しかったです。 なんだか殺風景な部屋で、大したおも…
LSDを買うかどうかは迷っていたのだけど、http://d.hatena.ne.jp/massunnk/20070825/p3をきっかけに購入。 滅茶苦茶面白い。 これは、結論が出なかったという点では「失敗作」なのかもしれないが、こんなに面白いとなると「失敗作」と呼ぶのはもったいない。…
今週末は学祭です。 3つほど関わっていますので、宣伝します。 1,友達と屋台出します。 果実酒とタコスのお店です。 バーテンがいるときは、カクテルも飲めます。 2,文芸サークルの冊子を発行します。 これは毎年やってる奴です。 今年は書きました。 …
1年かけても、哲学探究の一部分しか読むことはできないのだけど、とても面白い。 いつかちゃんとまとめておきたいなと思っているのだけど、それはまた今度。 とりあえず、今日読んだところで、ついに独我論が崩壊した。 「私」の心的内容は、人との関係の中…