2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

モーグルワールドカップ(レイクプラシッド)

1月19日のレイクプラシッド大会のリザルトを見た。 男子はまたもKINGSBURY Mikael が1位 女子はハンナ・カーニーが1位で、DUFOUR-LAPOINTE Justine が2位。どうも開幕以来ずっとこの二人がこの順位にいるっぽい。3位はニコラ・スドヴァで、スドヴァもずっと…

高階秀爾『世紀末芸術』

タイトルにある通り、世紀末芸術についての本。 以下、内容のまとめ。 序章 世紀末芸術とは何か 1転換期の芸術 19世紀末は、19世紀と20世紀に挟まれて美術史の盲点になっている時代*1。この二つの時代を繋いだとされると転載として、セザンヌ、ゴーガン、ゴ…

『けいおん!』

映画館行ったら、ちびっこもいるし、女性客もいるし、公開から一ヶ月以上たってるのに客の入りもいいし、「こ、これが社会現象か」とびびったりしたw 話には聞いていたけれど*1、見るまでは信じられなかった。というか、『けいおん!』は確かに面白いけれど…

東浩紀『サイバースペースは何故そう呼ばれるか+』

「サイバースペースは何故そう呼ばれるか」を河出文庫版で再読。 それから、収録されている論考「精神分析の世紀、情報機械の世紀」「想像界と動物的通路」「スーパーフラットで思弁する」を読んだ。「精神分析の〜」は再読、残り2つは初めて読んだ。対話の…

「ルドンとその周辺――夢見る世紀末」

三菱一号館美術館。 ルドン、面白かったー。 実はルドンのことは、バックベアード様くらいしか知らないような状態で見に行ったのだけど、初期から晩年まで網羅的に展示してあって、とても見応えがあった。 三部構成になっていて、一部は白黒時代のルドン、二…

『背景から考える――聖地・郊外・ミクスドリアリティ』

『アニメルカ』に何回かにわけて掲載されてきた、みよじ・はるを・よしたか、tricken、反=アニメ批評による座談会を一冊にまとめたもの。 さらに、『マイマイ新子と千年の魔法』の監督と、『けいおん』の高校のモデルとなった豊郷小学校がある豊郷町産業振…

磯崎憲一郎『肝心の子供/眼と太陽』

どちらも雑誌で読んでいたが、文庫になったので*1再読 「肝心の子供」は、記憶にあったのより短かく感じた。 そのときはふたりとも言葉も出せずただごくりと飲み込み、虎から眼を逸らさぬようにしてゆっくり、ゆっくり後ずさり、すると虎のほうも後を追って…

ワールドカップモーグル(ルカ・メリベル)

めちゃくちゃ久しぶりにリザルトを見てみた。 どうも去年は全く見ていなかったようだ。Bravoskiも長いこと買ってない気がする。 12月10日のフィンランド・ルカ大会と12月20日のフランス・メリベル大会。 今シーズンはちゃんと12月中に2回も開けて…

吉田直『トリニティ・ブラッド』

2001年から2004年に出てたラノベ。著者が早くに亡くなってしまったため、未完のままとなっていることは知った上で読んでいたが、読み終わってやはり続きが読めないのが惜しいと感じる作品。 “大災厄”以後、文明レベルが衰退した世界。教皇庁が各国を…

スコット・ウエスターフェルド『リヴァイアサン』

新年最初の更新ということで、まず簡単にご挨拶。 昨年も何とか当ブログを更新し続けることができました。 今年もまた変わらずやっていければと思っていますので、これからもよろしくお願いします。 新☆ハヤカワ・SF・シリーズの第一回配本となった本作は、…