2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ゼロ年代SF100(大森望編)

こういうのがあると、ついついチェックしたくなるねw 「ゼロ年代SF100」(大森望選) - 大森望 大森選の常ながら、これはSFなのか、というのも入っている。あと海外は、発表はゼロ年代じゃないんじゃないってのも混ざってるようだ。 さて、自分は一…

上田早夕里『華竜の宮』

「魚舟・獣舟」*1と同じ世界を舞台にした長編。 短編の方では、世界設定とかはぐっと押さえてあるけれど、こちらはプロローグから全開w この世界の舞台は、海面が隆起して多くの陸地が水没してしまった未来だけれど、プロローグはその水没よりも前の時代(…

上田早夕里『魚舟・獣舟』

『ぼくらの、マシン』で「魚舟・獣舟」が面白かったので、思わずこちらも読んだ。 「魚舟・獣舟」を含めて4本のタイトルが、もともと「異形コレクション」というアンソロジーが初出。なので、どれもSFではあるけれど、ホラータッチなところがある。 まあ…

『ゼロ年代日本SFベスト集成<S> ぼくの、マシン』大森望編

SF冬の時代は終わった、と宣言する傑作アンソロジー。 僕は完全にゼロ年代も後半に入ってからSFを読み始めたクチであって、まだまだSFファンと名乗るのもおこがましい限りではあるが、今SFが面白いと主張していきたい。 毎年上がり続けていると言わ…

『認知物語論キーワード』西田谷洋他

認知言語学の知見をベースにした物語論の更新。 文学研究者はいまだにソシュールとか言いかねないので、そこらへん更新していこうというような意図もあるらしい。 冒頭の論考では、文学研究と科学研究(ここでは特に言語学)の違いが指摘され、その違いを認…

Voc@loid M@ster祭り4

ボカロとアイマスが好きな俺得のイベント、ぼかます祭り 今回はなんといっても、人力の進歩がめざましすぎてやばかった というわけで、人力系を中心にいくつか紹介 今回のメインといってもいい、大合作動画 16分もあるのにセカチャク完走したらしく、それく…

冲方丁『ばいばい、アース』

冲方丁のデビュー後第一作、なのだがそれがあまりにもでかくて高い本だったので、当時は一部を除いて見向きもされなかった本、らしい。現在は、角川文庫から4分冊で出ているが、最初はハードカバー上下本二段組み、あわせて6090円だったらしい。スニーカー…