2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧
アポロ計画の歴史を、広報面、アメリカ社会との関わりからレポートしている本。 アポロ計画について、科学技術や科学政策の点では、まあ通り一遍のことなら知っているが、当時の社会においてどのように受け取られていたか等は全然知らなかったなあということ…
サブタイトルに「気球からヴォストークへ」とある通り、宇宙開発前史ともいえる気球の発明から始まって、人類初の有人宇宙飛行を達成する「ヴォストーク」(さらにヴォスホート)までの、ロシア・ソ連の宇宙開発の歴史をまとめた本。 特に、ヴォストーク・ヴ…
人間拡張工学・エンターテイメント工学を標榜する筆者が、エンハンスメントやVR、テレイグジスタンス、ロボットなどの技術を紹介しながら、人間の拡張という「スーパーヒューマン」の概略を描きだす本。 筆者は、2003年頃に「光学迷彩」を発明したことで一躍…
ここ数日TLを騒がせているこの作品。 この間ようやく見終わったところなので、ちょっと感想とか Netflixのオリジナル作品で、全18本の短編アニメーションオムニバスシリーズである。 デビッド・フィンチャーがプロデューサーの一人であり、また『スパイダー…
EXPLORE 探求するココロ 装甲車みたいな恐竜 特集 地球外生命 探査の最前線 ナショナル ジオグラフィック日本版 2019年3月号日経ナショナルジオグラフィック社Amazon EXPLORE 探求するココロ 装甲車みたいな恐竜 カナダのロイヤル・オンタリオ博物館で研究中…
超巨大な竜グリオールを巡る短編4編を収録 巨大さという点では、おそらく他作品に登場する竜と比べて群を抜いており、全長が1キロメートル以上ある。 しかし、この竜は空を飛んだり、言葉を話したりはしない。実は、数千年前に魔法使いに殺され、大地に横た…
遅ればせながら見た 雑な感想です 冒頭のクリスマス時期の広島の町並みから情報量に圧倒される画面 空襲シーンを描くのに絵の具になるのやばー 8月6日に向かって日が進んでいく時、見てる側の緊張感がやばい。広島に帰る話出てくるし。 原爆落ちるまで呉より…
特集「ベスト・オブ・ベスト2018」ということで、『SFが読みたい!』でベストSF2018に選ばれた作家の書き下ろし等が掲載SFマガジン 2019年 04 月号出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2019/02/25メディア: 雑誌この商品を含むブログを見る 飛浩隆「サーペント…
デビュー作を含む5編を収録したSF短編集 藤井作品をそれほど多く読んだわけではないのだが、現実に存在するテクノロジーの延長上にある未来を、ポジティブに・楽観的に描く、というのがおおむね作風と言っていいのではないかと思う。 いくつかの特徴があげ…
不思議なタイトルだが、小惑星帯を舞台とした、ポストヒューマン宇宙SFである。 地球から逃げ出した12人の科学者が小惑星帯に作ったコロニー。そこで生み出された子どもたちが主人公だ。 宇宙で生まれ育った彼らの価値観、身体感覚、渇望、新たな世界への旅…
SCIENSE SENSORマイナス13度で超伝導を実現 FOCUS土星の環はあと1億年で消える? FOCUS眠ってきた記憶を、薬を使って呼びさます FOCUS中国の無人探査機が世界ではじめて月の裏側へ着陸 特集 わかる!役立つ! 統計と確率 生命誕生の謎にせまる Basifs of Sci…
アンディ・ウィアー『火星の人』 - logical cypher scape2のウィアー、長編第二作 『火星の人』が火星サバイバル小説だったのに対して、『アルテミス』は月面都市犯罪小説になっており、主人公もアメリカ人白人男性宇宙飛行士から、月育ちアラビア人女性密輸…
2017年に発表された短編小説の中から選ばれた16編+創元SF短編賞受賞作をまとめたアンソロジー 11作目ということで、国内で編まれた年刊SF傑作選としては最多のシリーズとなったらしい。 筒井・眉村といった大御所から小川・松崎・伴名といった若手まで、SF…