2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

伊藤計劃×円城塔『屍者の帝国』

なかなかどう感想を言えばいいのか難しい、のは多分この作品があまりに注目を浴びているからだ。 面白かったのは間違いないのだが、じゃあこれが伊藤計劃や円城塔のこれまでのテーマを昇華するような傑作なのかというとそこまで感じなかったのも正直なところ…

ヨコハマ恐竜展

最近、恐竜の本を読んだけど(小林快次『恐竜時代1 起源から巨大化へ』 - logical cypher scape)、実はこれに行くための予習的なものだった。 子どもの頃、恐竜好きだったのだが、ある時期からあまりフォローしなくなっていた。恐竜の記事を見かけたら読ん…

渡辺零『超電磁砲×虐殺器官』Vol.2

渡辺零『超電磁砲×虐殺器官』vol.1 - logical cypher scapeの続編にして完結編 http://d.hatena.ne.jp/k_watanabe/20120809/p1 マッシュアップ二次創作小説ということで、vol.1では『虐殺器官』の世界観の上を、『超電磁砲』の登場人物(15年後)が動き回…

小林快次『恐竜時代1 起源から巨大化へ』

超久しぶりに恐竜の本を読んだら、知らない恐竜の多いこと多いことw 三畳紀からジュラ紀、南米や中国の恐竜とその進化について。 1 アラスカで恐竜化石を探す 第1章は著者が、アラスカで他の研究者2人と共に、足跡化石を発見したときの話。ここは完全に…

三島浩司『ダイナミックフィギュア』

熱いSFロボット小説。 香川県を舞台に異星生命体を二足歩行兵器で要撃するという話。 本を開くとまず、登場人物一覧があって、その次に香川県の地図が見開きで載っている。これだけでちょっとわくわくしてくるw 二足歩行兵器ダイナミックフィギュアのパイロ…

『おおかみこどもの雨と雪』

土曜日に見たんだけど、あいだあいてしまってなんか感想書く気にならないので、twitterから転載 おおかみこども、見た! http://t.co/julywcVK 宮崎あおいにも大沢たかおにも菅原文太にも気づかなかったくせに、ミンゴス出てたことにはすぐ気づいた。俺の耳…

『日経サイエンス2012年9月号』

特集「ヒッグス粒子」 最近本読むと眠くなるようになってさー、これとか読むの大変だったw ヒッグス粒子の発見の発表についてとLHCについて触れられたあと、ヒッグス粒子の説明が 素粒子にはクォークやレプトンなどの物質を構成するフェルミ粒子と、グル…