アストロバイオロジー・生命進化・惑星科学
引き続き地球科学の本。過去の気候変動を復元する古気候学について。 『地球・惑星・生命』 - logical cypher scape2で読んで面白かった章と同じ筆者による関連書籍。 是永淳『絵でわかるプレートテクトニクス』 - logical cypher scape2と連続して読むと、…
プレートテクトニクスについての入門書 『地球・惑星・生命』 - logical cypher scape2のプレートテクトニクスの章*1が面白く、もう少し詳しく読みたいと思ったため手に取った。 そもそもプレートテクトニクス理論自体が1960年代に確立していった、比較的新…
日本地球惑星科学連合の30周年*1を記念して出版された一般向け論文集 日本地球惑星科学連合は、地球惑星科学に関連している学会等の連合組織 「宇宙惑星科学」「地球生命科学」「固体地球科学」「大気水圏科学」「地球人間圏科学」の5つのセクションからな…
カール・ウーズを主人公に据えて、アーキアの発見と3ドメイン説および遺伝の水平伝播説について、科学者たちの人間模様のドラマも織り交ぜた科学史なしいドキュメンタリーの本 サブタイトルは「ゲノムに刻まれた全く新しい進化史」で、原題はThe Tangled Tre…
日経サイエンス2023年6月号 [雑誌]日経サイエンスAmazon 量子コンピューター 日本の初号機が稼働 古田彩 理研(和光市)の量子コンピュータ だが量子ビットは極めて繊細で、加工はいまだ手探りだ。設計からずれることもあり、個体差も大きい。そのため狙った…
日経サイエンス 日経サイエンス2022年7月号 [雑誌]日経サイエンスAmazon SCOPE ITで目の不自由な人をナビゲート 靴が振動してナビゲートする。横浜で実験。 ADVANCES 細菌のエピジェネティクス エピジェネティクスというのは、真核生物のものであって、細菌…
話題の天王星探査について。まずこの天王星探査は、全米アカデミーズ(NASEM)が「NASAが今後10年で大規模ミッションとして取り組むべきである」と報告書に記したもの。10年前の報告書では「火星サンプルリターンを優先して取り組むべき」と書かれ、現在NASAが…
サブタイトルは「地球外生命に迫る系外惑星の科学」 筆者は天文学の人で、系外惑星探査についての入門書となっている。 2020年3月刊行で、2019年までの最新データに基づき、様々な探査手法の観点から整理されている。例えば、系外惑星探査には、トランジット…
少し前にこれだけ読んでた 太陽になりそこねた星 褐色矮星 褐色矮星についてちゃんと理解してなかった*1 水素核融合をしていない天体で、実際に発見されたのは1995年(系外惑星と同じ年) 恒星と惑星の間みたいな星で、核融合はしてないけど光は発していて、…
生き物の(広義の)デザインに物理的にどのような制約条件があるのか、ということを、生態から個体、細胞、 遺伝、代謝、元素と、上の階層から下の階層へと進む形で見ていく本。 筆者はアストロバイオロジーの研究者であり、この本も3分の2程度はアストロバイ…
サブタイトルは「合成生物学が生みだしつつあるもの」とあり確かに合成生物学の話ではあるが、生命の起源研究の中に合成生物学を位置づけている感じ 藤崎が、この分野の研究者に取材した連載記事が元になっている。 面白そうだなと思ったから読み始めたわけ…
進化と絶滅 生命はいかに誕生し多様化したか (別冊日経サイエンス235)作者:出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2019/10/16メディア: 大型本www.nikkei-science.comこの表紙は、京都造形芸術大学の学生たちの作った作品から。アボリジニーアートから…
日経サイエンス 2019年9月号(恐竜 その姿と動き)出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2019/07/25メディア: 雑誌この商品を含むブログを見る 特集:恐竜 その姿と動き 実物化石が語る新たな恐竜像 内村直之/古田 彩 「恐竜博2019」紹介記事 ディノ…
Newton(ニュートン) 2019年 09 月号 [雑誌]出版社/メーカー: ニュートンプレス発売日: 2019/07/26メディア: 雑誌この商品を含むブログを見る 冥王星の海は何故凍らないのか ニューホライズンズの観測で、冥王星には内部海がありそうなことがわかってきたが、…
あ、これ、サブタイトル「入門」だったんだ。入門ではない、おそらく。 新書とは思えない密度で内容が詰まっている本である。 筆者自らあとがきで倉谷滋『形態学 形づくりにみる動物進化のシナリオ』 - logical cypher scape2の続編だと述べている。 この本…
『日経サイエンス』のバックナンバーを検索して、過去の合成生物学関連の記事をいくつか読んだ 生命の起源やアストロバイオロジー関連の本を読んでいると、時々「合成生物学」の話題が出てくることがあり、どっかのタイミングで読んでおこうと思っていたが、…
サブタイトルは「NASAの地球外生命研究」とあり、宇宙生物学の本である。また、原題は「Life As We Do Not Know It」とあり、私たちが知らない生命、つまり現在の地球にいる生命とは違った形の生命としては、どのようなものがありうるか、ということを書いて…
惑星科学的な観点からのアストロバイオロジー本 太陽系全般から系外惑星まで扱っているが、タイトルにある通り、メインはタイタンである。 タイタンに生命がいる可能性があることは、どのアストロバイオロジー本でもたいてい書いているところだが、最近だと…
ナショナル ジオグラフィック日本版 2019年3月号作者: ナショナルジオグラフィック出版社/メーカー: 日経ナショナルジオグラフィック社発売日: 2019/02/28メディア: 雑誌この商品を含むブログを見る EXPLORE 探求するココロ 装甲車みたいな恐竜 カナダのロイ…
Newton(ニュートン) 2019年 04 月号 [雑誌]出版社/メーカー: ニュートンプレス発売日: 2019/02/26メディア: 雑誌この商品を含むブログを見る SCIENSE SENSOR マイナス13度で超伝導を実現 200ギガパスカルでマイナス13度の超伝導 すげー、常温超伝導じゃんー…
アストロバイオロジーの哲学、という分野があるらしいということを、以前、以下のシンポジウムで少し聞きかじったので、ちょっとググったりして見つけた論文を読んでみた。 軽く検索して見つけられて、pdfがそのままweb上で公開されていて、テーマ的に読みや…
日経サイエンス2018年9月号出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2018/07/25メディア: 雑誌この商品を含むブログ (1件) を見る NEWS SCAN 窒素源としての堆積岩 窒素源としての堆積岩〜日経サイエンス2018年9月号より | 日経サイエンス 微生物の起源…
高井研の著作だと思っていたのだけど、正確に言うとちょっと違う。 もともと、JAMSTEC広報誌150号記念で企画された特別連載3回分を、単行本化したもの。 JAMSTECの各研究者等に取材して、ライターの鈴木志乃によって執筆されたもの 高井さんとしても、最近…
日経サイエンス 2018年3月号出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2018/01/25メディア: 雑誌この商品を含むブログ (1件) を見る 特集:生命の起源 生命の陸上起源説 M. J. ヴァン・クラネンドンク/D. W. ディーマー/T. ジョキッチ 生命の陸上起源説…
Newton Newton(ニュートン) 2018年 02 月号 [雑誌]出版社/メーカー: ニュートン・プレス発売日: 2017/12/26メディア: 雑誌この商品を含むブログ (4件) を見る 太陽系で探す地球外生命 タイタン、エンケラドゥス、火星について タイタンについては、2017年に…
おおむね系外惑星やアストロバイオロジーについて。いくつか宇宙開発に係るものもある(宇宙倫理なども含む)。 宇宙特集といっても、宇宙論とかブラックホールとかそういった話題はなし現代思想 2017年7月号 特集=宇宙のフロンティア―系外惑星・地球外生命…
Newton(ニュートン) 2017年 07 月号 [雑誌]作者: 高嶋秀行出版社/メーカー: ニュートン・プレス発売日: 2017/05/26メディア: 雑誌この商品を含むブログ (3件) を見る 宇宙人を探し出せ 「宇宙人を科学する」という特集シリーズの第1回記事らしい 協力は鳴沢…
やっぱNewtonはヴィジュアルだなー 地球 完全凍結 スノーボールアース特集 田近・カーシュヴィング協力 内容的には大体知ってそうな感じだったので飛ばし読みしたけれど、縞状鉄鉱層の見開き写真がばーんとあったのがよかった あと、生命がどうやって全球凍…
日経サイエンス2017年5月号出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2017/03/25メディア: 雑誌この商品を含むブログ (1件) を見る NEWS SCAN 冥王星のクジラ模様の謎を解く 冥王星の、クジラ模様のような褐色の領域(クトゥルフ領域)とハート模様の白っ…
酸素濃度の変化が生物進化の鍵となったと説くウォードと、スノーボールアースの提唱者であり火星パンスペルミア説を支持するカーシュヴィングの共著による、地球と生命の46億年史 ピーター・D・ウォード『恐竜はなぜ鳥に進化したのか』 - logical cypher s…