宣伝

分析美学・アニメ批評・二次元アイドル『フィクションは重なり合う』販売中フィクション重なり合う 分析美学からアニメ評論へ作者: シノハラユウキ出版社/メーカー: 密林社発売日: 2016/10/23メディア: 単行本この商品を含むブログを見るフィクションは重な…

グレッグ・イーガン『ビット・プレイヤー』

イーガンの日本オリジナル短編集。収録作は6作品。 イーガン自体は長編がばりばり出てるから久しぶりな気はしないけど、短編集自体はわりと久しぶりなのか それにしてもイーガンは何故日本でこんなに人気なのか。自分も好きではあるけど、やっぱり難しいとこ…

瀧澤弘和『現代経済学』(一部)

サブタイトルが「ゲーム理論・行動経済学・制度論」で、様々なサブジャンルに多様化した現代の経済学についての入門書となっている というわけで、個人的には、制度論に興味があったので、制度論の章だけとりあえず読もうかなーと思ったら、結構それ以外も面…

『日経サイエンス』の合成生物学記事

『日経サイエンス』のバックナンバーを検索して、過去の合成生物学関連の記事をいくつか読んだ 生命の起源やアストロバイオロジー関連の本を読んでいると、時々「合成生物学」の話題が出てくることがあり、どっかのタイミングで読んでおこうと思っていたが、…

現代思想2019年5月臨時増刊号 総特集=現代思想43のキーワード

現代思想 2019年5月臨時増刊号 総特集◎現代思想43のキーワード (現代思想5月臨時増刊号)作者: 千葉雅也,松本卓也,渡辺ペコ,トミヤマユキコ,清田隆之出版社/メーカー: 青土社発売日: 2019/04/12メディア: ムックこの商品を含むブログを見る 本屋で見かけたの…

ピーター・D・ウォード『生命と非生命のあいだ』

サブタイトルは「NASAの地球外生命研究」とあり、宇宙生物学の本である。また、原題は「Life As We Do Not Know It」とあり、私たちが知らない生命、つまり現在の地球にいる生命とは違った形の生命としては、どのようなものがありうるか、ということを書いて…

関根康人『土星の衛星タイタンに生命体がいる!』

惑星科学的な観点からのアストロバイオロジー本 太陽系全般から系外惑星まで扱っているが、タイトルにある通り、メインはタイタンである。 タイタンに生命がいる可能性があることは、どのアストロバイオロジー本でもたいてい書いているところだが、最近だと…

デイヴィッド・ミーアマン・スコット,リチャード・ジュレック『月をマーケティングする アポロ計画と史上最大の広報作戦』

アポロ計画の歴史を、広報面、アメリカ社会との関わりからレポートしている本。 アポロ計画について、科学技術や科学政策の点では、まあ通り一遍のことなら知っているが、当時の社会においてどのように受け取られていたか等は全然知らなかったなあということ…

冨田信之『ロシア宇宙開発史』(一部)

サブタイトルに「気球からヴォストークへ」とある通り、宇宙開発前史ともいえる気球の発明から始まって、人類初の有人宇宙飛行を達成する「ヴォストーク」(さらにヴォスホート)までの、ロシア・ソ連の宇宙開発の歴史をまとめた本。 特に、ヴォストーク・ヴ…

稲見昌彦『スーパーヒューマン誕生! 人間はSFを超える』

人間拡張工学・エンターテイメント工学を標榜する筆者が、エンハンスメントやVR、テレイグジスタンス、ロボットなどの技術を紹介しながら、人間の拡張という「スーパーヒューマン」の概略を描きだす本。 筆者は、2003年頃に「光学迷彩」を発明したことで一躍…

『ラブ、デス&ロボット』

ここ数日TLを騒がせているこの作品。 この間ようやく見終わったところなので、ちょっと感想とか Netflixのオリジナル作品で、全18本の短編アニメーションオムニバスシリーズである。 デビッド・フィンチャーがプロデューサーの一人であり、また『スパイダー…

『ナショナルジオグラフィック2019年3月号』

ナショナル ジオグラフィック日本版 2019年3月号作者: ナショナルジオグラフィック出版社/メーカー: 日経ナショナルジオグラフィック社発売日: 2019/02/28メディア: 雑誌この商品を含むブログを見る EXPLORE 探求するココロ 装甲車みたいな恐竜 カナダのロイ…

ルーシャス・シェパード『竜のグリオールに絵を描いた男』

超巨大な竜グリオールを巡る短編4編を収録 巨大さという点では、おそらく他作品に登場する竜と比べて群を抜いており、全長が1キロメートル以上ある。 しかし、この竜は空を飛んだり、言葉を話したりはしない。実は、数千年前に魔法使いに殺され、大地に横た…

『この世界の片隅に』

遅ればせながら見た 雑な感想です 冒頭のクリスマス時期の広島の町並みから情報量に圧倒される画面 空襲シーンを描くのに絵の具になるのやばー 8月6日に向かって日が進んでいく時、見てる側の緊張感がやばい。広島に帰る話出てくるし。 原爆落ちるまで呉より…

『SFマガジン2019年4月号』

特集「ベスト・オブ・ベスト2018」ということで、『SFが読みたい!』でベストSF2018に選ばれた作家の書き下ろし等が掲載SFマガジン 2019年 04 月号出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2019/02/25メディア: 雑誌この商品を含むブログを見る 飛浩隆「サーペント…

藤井太洋『公正的戦闘規範』

デビュー作を含む5編を収録したSF短編集 藤井作品をそれほど多く読んだわけではないのだが、現実に存在するテクノロジーの延長上にある未来を、ポジティブに・楽観的に描く、というのがおおむね作風と言っていいのではないかと思う。 いくつかの特徴があげ…

倉田タカシ『母になる、石の礫で』

不思議なタイトルだが、小惑星帯を舞台とした、ポストヒューマン宇宙SFである。 地球から逃げ出した12人の科学者が小惑星帯に作ったコロニー。そこで生み出された子どもたちが主人公だ。 宇宙で生まれ育った彼らの価値観、身体感覚、渇望、新たな世界への旅…

Newton2019年4月号

Newton(ニュートン) 2019年 04 月号 [雑誌]出版社/メーカー: ニュートンプレス発売日: 2019/02/26メディア: 雑誌この商品を含むブログを見る SCIENSE SENSOR マイナス13度で超伝導を実現 200ギガパスカルでマイナス13度の超伝導 すげー、常温超伝導じゃんー…

アンディ・ウィアー『アルテミス』

アンディ・ウィアー『火星の人』 - logical cypher scape2のウィアー、長編第二作 『火星の人』が火星サバイバル小説だったのに対して、『アルテミス』は月面都市犯罪小説になっており、主人公もアメリカ人白人男性宇宙飛行士から、月育ちアラビア人女性密輸…

大森望・日下三蔵編『プロジェクト:シャーロック  年刊日本SF傑作選』

2017年に発表された短編小説の中から選ばれた16編+創元SF短編賞受賞作をまとめたアンソロジー 11作目ということで、国内で編まれた年刊SF傑作選としては最多のシリーズとなったらしい。 筒井・眉村といった大御所から小川・松崎・伴名といった若手まで、SF…

残雪『黄泥街』

黄泥街という名の通りを舞台にした物語だが、その通りは瓦解寸前、糞尿にまみれ黒い雨が降り注ぎ蠅や蝙蝠が集り、住人たちの多くはほとんど狂人のようで、噛み合わない会話をまくしたてている。 一体何が起きているのだが、さっぱり分からない 個々の描写と…

高山羽根子「居た場所」他(『文藝2018年冬号』)

文芸 2018年 11 月号 [雑誌]出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2018/10/06メディア: 雑誌この商品を含むブログを見る 高山羽根子「居た場所」 芥川賞候補作となっており、選評での評価も高く、最近、立て続けに高山の短編を読んでわりと面白かったので読…

上田岳弘「ニムロッド」他(『文藝春秋2019年3月号』) 

上田岳弘は上田岳弘『太陽・惑星』 - logical cypher scape2と上田岳弘『私の恋人』 - logical cypher scape2を読んでいて、「ニムロッド」も『群像』に掲載された時点で読みたいなーと思ってたんだけど(いや、ほんとに)、今度でいいかーと思っているうち…

日経サイエンス2019年3月号

日経サイエンス2019年3月号出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2019/01/25メディア: 雑誌この商品を含むブログを見る ハイパーループに熱い視線 www.nikkei-science.comこの号を読む予定あまりなかったのだが、ふと表紙見たときに、これが目に入っ…

『小説すばる2018年10月号』

ちょっと前の号だけど、SF特集だったので気になっていた 年明けからしばらく、小説を読んでいくぞという気持ちになっているので、ようやく手に取った。 下記目次は、SF特集部分のみ 【2大SF新連載】 佐々木譲「抵抗都市」 ・連載スタート記念 佐々木譲インタ…

藤崎慎吾『鯨の王』

幻の巨大クジラを追う海洋スリラーSF 藤崎慎吾作品を読もう読もうと思って幾星霜。いやほんといくらなんでも幾星霜すぎるだろ 単行本出たのが2007年、文庫化したのが2009年の作品。 アメリカ海軍の潜水艦で、乗組員が一人ずつ死んでいくという怪死事件が発生…

『天文ガイド2019年3月号』

https://sakstyle.hatenadiary.jp/entry/2019/02/16/141625:titleに掲載されていた「特集 月面着陸50周年 アポロ計画から月探査の未来へ」の続き 前後編かなーと思ったら、前中後編だった天文ガイド 2019年3月号出版社/メーカー: 誠文堂新光社発売日: 2019/…

天文ガイド 2019年2月号

普段全く読まない雑誌だけど、「特集 月面着陸50周年 アポロ計画から月探査の未来へ」が気になって手に取った 自分、宇宙は好きだけど天文(天体観測とか)はさほど興味がない、という人なので天文ガイド 2019年2月号出版社/メーカー: 誠文堂新光社発売日: 2…

『Genesis 一万年の午後』

創元日本SFアンソロジー 創刊号と銘打たれているのでシリーズ化するらしい。創元の編集部によるアンソロ。タイトルのGenesisは、「創元」の英訳みたい。 創元SF短編賞受賞作家を多くそろえ、ジャンルもバリエーション豊かな感じになっている。 久永実木彦…

真鍋真監修『新版 恐竜の世界(学研の図鑑)』

フルカラー、DVD付きで、内容的にも充実していて、1000円しないという非常にお買い得な一冊 最新の内容まで盛り込みつつ、個人的によかったところは、系統図が要所要所に掲載されていたところ。骨格標本の写真も多め テーマごとに章分けされていて読み物とし…