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分析美学・アニメ批評・二次元アイドル『フィクションは重なり合う』販売中フィクション重なり合う 分析美学からアニメ評論へ作者: シノハラユウキ出版社/メーカー: 密林社発売日: 2016/10/23メディア: 単行本この商品を含むブログを見るフィクションは重な…

『多元化するゲーム文化と社会』(一部)

全部読んだら、ブログに書こうかなと思っているといつまでも書けなくなってしまうので、読んだものだけでも 全14章、コラムも10本以上ある中の、論文3本、コラム1本なので、一部も一部にすぎるのだけど…… 第1部と第4部はもうちょっとちゃんと読みたい 序章 …

土屋健『リアルサイズ古生物図鑑 中生代編』

現代の風景写真の中に、古生物のCGイラストを合成することによって、古生物の「サイズ感」を実感することのできる本 本書は、シリーズ第二弾である中生代編 中生代の古生物といえばもちろん恐竜 というわけで、恐竜を多く収録しているが、この本の面白いとこ…

乾敏郎『感情とはそもそも何なのか』

日本語で読める本で、自由エネルギー原理についてわりと詳しく説明している本だと聞いて、読んでみた で、そのあたりがまとまっていてとても面白かった 筆者は、マー『ビジョン』の翻訳者でもあり、川人光男とも共同研究していたりする人。認知神経科学者? …

みんなのミュシャ展

bunkamuraでやっている「みんなのミュシャ展」行ってきた いつもと違って、メモをとっていなかったので、あまり作品単位のコメントはなしでざっくりとした感想 1.序――ミュシャ様式へのインスピレーション ミュシャが子供の頃に描いていた絵や、キリスト教関…

スティーブン・ミルハウザー『十三の物語』

タイトル通り、13篇の作品を集めた短編集 「オープニング漫画」「消滅芸」「ありえない建築」「異端の歴史」の4つのテーマに分かれている。 「ありえない建築」とか「異端の歴史」とかに入っている作品は、わりとSFっぽい作品。サイエンス寄りのSFではなくて…

布施英利『構図がわかれば絵画がわかる』

美術における構図入門、といった感じの新書 タイトルに「絵画」とあるが、取り上げられる作品の中には、写真、彫刻、建築、庭園も含まれており、美術作品と言った方がより正確。 最初のStep1~Step3が「平面」「奥行き」「光」で、最後のStep4が、筆者の専門…

発表内行為?

追記(20190806) twitterで色々書いたので追記 長い上に、色々紆余曲折するので、結論としては最後に引用しているakadaさんの見てくださいこの記事だけだとうまく伝わっていないだろうけど、自分が何にそんなに引っかかっているのか改めて気付いたこととし…

日経サイエンス2019年9月号

日経サイエンス 2019年9月号(恐竜 その姿と動き)出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2019/07/25メディア: 雑誌この商品を含むブログを見る 特集:恐竜 その姿と動き 実物化石が語る新たな恐竜像 内村直之/古田 彩 「恐竜博2019」紹介記事 ディノ…

エリック・R・カンデル『なぜ脳はアートがわかるのか―現代美術史から学ぶ脳科学入門』

神経科学の大家であるカンデルが、主に抽象絵画を対象に、芸術と神経科学を結びつけて論じている本。 なお、カンデルは、美術と神経科学について他にも著作がある。もともと、記憶や学習について研究しており、それでノーベル賞も受賞しているが、芸術との関…

Bence Nanay『知覚の哲学としての美学 Aesthetics as Philosophy of Perception』3章

知覚の哲学と美学の両方を専門とするナナイによる美学の本 知覚の哲学に出てくる概念(主に「注意」概念)を用いていくつか美学の問題に取り組むもの 全部で8章構成になっており、今回は3章「画像Pictures」について 画像の三面性について論じられている。 …

津原泰三『ヒッキーヒッキーシェイク』

色々と話題になった本作。 ひきこもりたちが集まってCGキャラクターとかUMAの映像とかを作ることになる話で、エンタメ的にぐいぐいと読ませてくれる作品 ただ、これまで自分が読んだ津原作品と比較すると、好みの度合いとしては少し下がるかなあという感じだ…

Newton2019年9月号

Newton(ニュートン) 2019年 09 月号 [雑誌]出版社/メーカー: ニュートンプレス発売日: 2019/07/26メディア: 雑誌この商品を含むブログを見る 冥王星の海は何故凍らないのか ニューホライズンズの観測で、冥王星には内部海がありそうなことがわかってきたが、…

日経サイエンス2019年8月号

しばらく前に、月特集は読んでいて、量子力学特集も読んでから、まとめてブログに書くかと思っていたところ、結局読み進めることができぬまま、9月号が出てしまったので、諦めて書きます日経サイエンス 2019年8月号出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売…

宮内悠介『偶然の聖地』

世界にはバグがある。その中でも特大のバグであるイシュクト山を巡る物語。 エッセイと小説の中間のような作品を、という依頼で書き始めた連載をまとめたものだということだが、どう見てもSF小説 といって、エッセイ的な要素がないわけではなくて、それは膨…

ケン・リュウ『生まれ変わり』

ケン・リュウの第3弾日本オリジナル短編集 第1弾はケン・リュウ『紙の動物園』 - logical cypher scape2 で、これが第3弾ということは、第2弾を自分は読んでない ケン・リュウについて、これはこっちの勝手な思い込みかもしれないけど、最初の短編集が出た…

リアルサイズ古生物図鑑 イベント編

見てきたリアルサイズ古生物図鑑イベント編 pic.twitter.com/s8yahw9D8f— シノハラユウキ (@sakstyle) June 23, 2019 #リアルサイズ古生物図鑑 イベント編本日も新宿マルイ アネックス1階イベントスペースにてご来場お待ちしております!この食卓どこに古生…

津原泰水『11eleven』

11編の短編を収録した作品集 筆者の、1999年から2010年までに発表された短編を集めている。 ちょっとホラーっぽいというか、幽霊や怪奇現象がでてくるわけではないが、ちょっと恐ろしい、ちょっと不気味、ちょっと不思議なところを描いている作品が多いとい…

倉谷滋『進化する形 進化発生学入門』

あ、これ、サブタイトル「入門」だったんだ。入門ではない、おそらく。 新書とは思えない密度で内容が詰まっている本である。 筆者自らあとがきで倉谷滋『形態学 形づくりにみる動物進化のシナリオ』 - logical cypher scape2の続編だと述べている。 この本…

『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』

公開されるや否や、「俺たちの見たかったゴジラが!」みたいな感想が次々と流れてきた本作品だが、自分も見終わったときにはオタクスマイル全開でしばらくの間ニヤニヤが止まらなかったw 正直、自分は子供の頃に平成ゴジラ(vsシリーズ)を見ていた程度で、…

『ぼくらの七日間戦争』

2017年11月頃に見た時の感想なのだけど、ブログには書かず、今は亡きGoogle+に書いていてそのままになっていたもの。 この度、アニメ映画版のトレイラーが公開され、話題になっていたので、過去ログからサルベージしてきた。 7dayswar.jp ぼくらの七日間戦争…

『20世紀ラテンアメリカ短篇選』野谷文昭 編訳

タイトル通り、ラテンアメリカ文学の短編小説集 元々、あまりラテンアメリカ文学を読んでいなかった*1ので、これはちょうどいい入門になるかなと思って手に取った。 編者により、4つのテーマに分けられた章わけとなっている。 一つ一つが割と短いので、気楽…

『日経サイエンス2019年7月号』

日経サイエンス 2019年7月号出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2019/05/25メディア: 雑誌この商品を含むブログを見るwww.nikkei-science.com 特集:ブラックホール撮影成功 地球サイズの電波望遠鏡で一般相対論を検証 www.nikkei-science.com イベ…

日経サイエンス2019年6月号

日経サイエンス2019年6月号出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2019/04/25メディア: 雑誌この商品を含むブログを見るwww.nikkei-science.com 特集:金星 地球の双子星 「あかつき」が見た金星の風 www.nikkei-science.com あかつきは、2019年1月に…

「体験!発見!恐竜研究所」展

茨城県自然博物館で開催されていた恐竜展へ行ってきた 博物館行くまで 茨城県の博物館だが、所在地は県西の坂東市で、千葉の野田市と隣接しているため、最寄り駅は千葉だったりする 電車とバスを乗り継いで行ったのだが、そこそこ遠い。「自然博物館前」とい…

津原泰水『ブラバン』

一連の津原泰水騒動の中、新潮社が宣伝していたのをきっかけで知り、手に取った 自分が今まで読んだ津原作品は、主にSF・幻想系の短編と『バレエ・メカニック』のみで、完全にそういうジャンルの人だと思っていて、実は今回の騒動まで、他のジャンルでも書い…

冲方丁『マルドゥック・アノニマス4』

ルーン・バロットとウフコックのバディが再起動するシリーズ第4弾 冲方丁『マルドゥック・アノニマス1』 - logical cypher scape2 冲方丁『マルドゥック・アノニマス2』 - logical cypher scape2 冲方丁『マルドゥック・アノニマス3』 - logical cypher s…

Bence Nanay『知覚の哲学としての美学 Aesthetics as Philosophy of Perception』1・2章

知覚の哲学と美学の両方を専門とするナナイによる美学の本 知覚の哲学に出てくる概念(主に「注意」概念)を用いていくつか美学の問題に取り組むもの ナナイについては、これまで描写に関する論文をいくつか読んで、わりと面白いなと思ったので、著作も読も…

大哺乳類展2

哺乳類見てきた pic.twitter.com/M6CSQIBYLl— シノハラユウキ (@sakstyle) 2019年5月25日 上野・国立科学博物館で開催されていた「大哺乳類展2」へ行ってきた 2というからには1があったわけだが、それは2010年と9年前にあったようだ。1にも行っていたよ…

Stephen Chadwick「星々の中の想像――芸術的天文写真における想像の役割」

Stephen Chadwick Imagination in the Stars: The Role of the Imagination in Artistic Astronomical Photography https://www.contempaesthetics.org/newvolume/pages/article.php?articleID=770Representation and Transparency in Artistic Astronomical…