2024-07-01から1ヶ月間の記事一覧
都美術館にて。 キリコというとシュールレアリスムの先駆け的存在であり、昨年あった「パリポンピドゥセンター キュビスム展 美の革命」 - logical cypher scape2とあわせれば、20世紀美術の二大潮流が押さえられるのでは、と思ったりして、見に行こうと思っ…
昨年末に以下のようなことを書いた。 『軍靴のバルツァー』からの『リラと戦禍の風』、あるいはキュビスム展の流れで、第一次世界大戦前後が気になり始めている。 というか、もともと戦間期の文化史は興味があって、なので大正史も読んでて面白かったなあと…
サブタイトルに「1920年代・アメリカ」とある通り、1920年代のアメリカを振り返った社会史。 執筆されたのは1931年で、まさについ昨日の出来事、として語られているのだが、歴史書としての距離感もありつつ、筆者のアレンは元は雑誌編集者なので、読み物…
引き続き、中公の『哲学の歴史』 いわゆる大陸系哲学あるいは現象学の潮流に位置する人たちで、また、戦後の人たちも一部含むが、概ね20世紀前半から戦間期に活躍していた人たちが中心となっている巻 知っているようで知らない人たちで、「へえそういうこと…
中公の『哲学の歴史』!! 本についての話をする前に個人的な話をするが、これは、自分が学生だった頃に発刊されたシリーズで、なんかすごいの出たなあと思っていた。その後も近くの図書館で見かけたりして*1「いつか読むぞ!」「いつ読むんだ?」というのを…
20世紀のデザイン史について、19世紀後半のアーツ・アンド・クラフツ運動から戦後の消費社会まで辿る本 元々、マシン・エイジやアメリカのインダストリアル・デザインについての何かを読みたいと思って探していて見つけた本だった。もとより、タイトルや目次…
1883年~1995年までの、欧米の哲学・思想・文学・芸術を編年体で綴った本。 「世紀転換期・戦間期について読む(哲学思想篇)*1」の一環として手に取った本なのだが、タイトルと目次(あとはAmazonの該当ページとか)だけ見て図書館で予約した本なので、実際…
第一次世界大戦がヨーロッパの若い世代の作家などに与えた精神的影響についての本 本の惹句としては「20世紀精神史の試み」とある。 どういうのであれば思想史で、どういうのであれば精神史なのか、自分にはよく分からないが、まあそういうジャンルの本で、…
カテゴリ改修の動機 自分のブログの一番の読者は自分であり、カテゴリは自分で自分の過去記事を探す時に使っている。 それでもう少し細かく分けておきたいなと思ったので、カテゴリを色々と新設することにした。 カテゴリを作るのは楽しいが、一方で、たくさ…