生物学

中屋敷均『遺伝子とは何か』

遺伝学の歴史から遺伝子概念の変遷を追っていく本 以前から積んでいた本で読むタイミングがなかなかなかったのだが、応用哲学会2024年大会 - logical cypher scape2で「無知を産む装置としてのパラダイム——遺伝暗号解読競争からの教訓——(石田知子)」を読ん…

応用哲学会2024年大会

銭清弘 ルールとしてのジャンル 山田圭一 ChatGPTとウィトゲンシュタイン ―言葉の意味を理解するとはどういうことか?― 石田知子 無知を産む装置としてのパラダイム——遺伝暗号解読競争からの教訓—— 金 雲龍 効果的利他主義は非規範的であるべきか 下道亮成 …

デイヴィッド・クォメン『生命の〈系統樹〉はからみあう』(的場知之・訳)

カール・ウーズを主人公に据えて、アーキアの発見と3ドメイン説および遺伝の水平伝播説について、科学者たちの人間模様のドラマも織り交ぜた科学史なしいドキュメンタリーの本 サブタイトルは「ゲノムに刻まれた全く新しい進化史」で、原題はThe Tangled Tre…

『日経サイエンス2023年6月号』『Newton2023年6月号』

量子コンピューター 日本の初号機が稼働 古田彩 冷却原子で2量子ビットの高速演算操作を実現 大森賢治(分子科学研究所) 特集:宇宙生命 木星の氷衛星を探る 探査計画スタート 中島林彦/協力:関根康人 エウロパとガニメデ 生命存在の有力地を訪ねる J. オ…

『日経サイエンス2023年2月号』『Newton2023年2月号』

日経サイエンス2023年2月号 SCOPE 不要なシナプスを”食べて”整理 ADVANCES 軟組織が化石になるには 撮像の舞台裏 C. モスコウィッツ 小惑星リュウグウから火星のフォボスへ にくづきにくら 柞刈湯葉 データを駆使したクリミアの天使 ナイチンゲール RJ アン…

『Newton2022年12月号』

マイクロバイオーム─人体に住む微生物 あっと驚く 世界の最新建築 Newton 2022年12月号作者:科学雑誌Newton株式会社ニュートンプレスAmazon マイクロバイオーム─人体に住む微生物 腸内細菌の話 特定の菌より多様性が大事 肥満とF/B比 なんちゃら科という細菌…

『日経サイエンス2022年8月号』

特集:渡り鳥の量子コンパス 高精度ナビの仕組み 鳥には地磁気が見えている P. J. ホア/ H. モウリットセン 動物たちの磁気感覚 出村政彬 日経サイエンス2022年8月号 [雑誌]日経サイエンスAmazon 特集:渡り鳥の量子コンパス 高精度ナビの仕組み 鳥には地磁…

日経サイエンス・Newton2022年7月号

日経サイエンス SCOPE ITで目の不自由な人をナビゲート ADVANCES 細菌のエピジェネティクス From nature ダイジェスト 巨大ウイルスがゆるがす生物と無生物の境界 中島林彦 協力:村田和義 試験管で再現したRNA生命体の進化 中島林彦 協力:市橋伯一 メディア…

Newton2022年5月号

量子論2022 合成生物学はここまで来た 地球激変 現実味を増す宇宙戦争と衛星破壊 ごく一部をパラっと立ち読みしただけなのだけど、ちょっとメモNewton 2022年5月号: 科学雑誌Newton作者:株式会社ニュートンプレスニュートンプレスAmazon 量子論2022 量子生物…

D・サタヴァ他『カラー図解 アメリカ版 新・大学生物学の教科書 第3巻 生化学・分子生物学』

アメリカの生物学教科書『LIFE』を分冊して翻訳しているシリーズ。以前から気になっていたが、たまたま本屋で新版が出ているのを見かけて手に取った。 なお、何故いきなり3巻なのかというと、自分が今興味があり、学び直したいと思っていたのが生化学だった…

『日経サイエンス2021年7月号』

惑星の種 コンドリュール J. オカラガン 特集:ヒトバイローム あなたの中にいる380兆個のウイルス D. プライド ウイルスの“化石”ががんを抑える 古田 彩 協力:伊東潤平/佐藤 佳 忘れられたパンデミック スペイン風邪の集合的記憶 S. ハーシュバーガー タ…

田口善弘『生命はデジタルでできている』

バイオインフォマティクスの観点から、ゲノム、RNA、タンパク、代謝について、今進められている研究、まだ何が分かっていないのかなどについて解説されている本 また、タイトルに「デジタル」とあるが、ゲノムを中心とした生命機構をデジタル処理装置と見な…

ジョナサン・ロソス『生命の歴史は繰り返すのか?』(的場知之・訳)

サブタイトルにある通り「進化の偶然と必然のナゾに実験で挑む」本 進化は、何百年何千年あるいはそれよりさらに長いスパンかけて起きるものであり、人間には直接観察できない、とダーウィン以来思われてきたわけだが、実際にはもっと短いスパンでも進化は起…

チャールズ・コケル『生命進化の物理法則』

生き物の(広義の)デザインに物理的にどのような制約条件があるのか、ということを、生態から個体、細胞、 遺伝、代謝、元素と、上の階層から下の階層へと進む形で見ていく本。 筆者はアストロバイオロジーの研究者であり、この本も3分の2程度はアストロバイ…

日経サイエンス  2020年5月号

インドネシアで見つかった最古の洞窟壁画 K. ウォン(SCIENTIFIC AMERICAN編集部) 生と死の境界を考える C. コッホ 日経サイエンス2020年5月号(特集:新型コロナウイルス/宇宙の化学進化)日本経済新聞出版Amazon インドネシアで見つかった最古の洞窟壁画 K. …

藤崎慎吾『我々は生命を創れるのか』

サブタイトルは「合成生物学が生みだしつつあるもの」とあり確かに合成生物学の話ではあるが、生命の起源研究の中に合成生物学を位置づけている感じ 藤崎が、この分野の研究者に取材した連載記事が元になっている。 面白そうだなと思ったから読み始めたわけ…

日経サイエンス2020年2月号

フロントランナー挑む 第98回 小型着陸機を月面の狙った場所へ確実に送る:坂井真一郎 特集:エマージングテクノロジー 10の科学技術が世界を変える 重力波望遠鏡KAGRA始動 遺伝子発現を制御する DNAループのダイナミクス E. L. エイデン アナム猿人の顔 K. …

日経サイエンス2020年1月号

特集:AI 人工知能から人工知性へ 想像力を手に入れたAI 知性獲得につながる3つの方法 G. マッサー 科学がAIで変わる 吉川和輝 科学の方法論に革新 語り:岡田真人/ 聞き手:吉川和輝 騙されるAI 瀧雅人 特集:深海生物 光るサメの謎 出村政彬 協力:佐藤圭…

マルチレベル淘汰(メモ)

昨日、ちょうどこういうことをメモったタイミングで、今日、下記のようなツイートを目にした 記事中に、コラムとして集団選択の話が書かれている E.O.ウィルソンとデイヴィッド・スローン・ウィルソンによる「複数レベル選択理論」 群選択の話は、エリオット…

『別冊日経サイエンス 進化と絶滅 生命はいかに誕生し多様化したか』

進化と絶滅 生命はいかに誕生し多様化したか (別冊日経サイエンス235)日本経済新聞出版社Amazonwww.nikkei-science.comこの表紙は、京都造形芸術大学の学生たちの作った作品から。アボリジニーアートから着想を得た作品らしい 別冊日経サイエンスは、過去の…

倉谷滋『進化する形 進化発生学入門』

あ、これ、サブタイトル「入門」だったんだ。入門ではない、おそらく。 新書とは思えない密度で内容が詰まっている本である。 筆者自らあとがきで倉谷滋『形態学 形づくりにみる動物進化のシナリオ』 - logical cypher scape2の続編だと述べている。 この本…

日経サイエンス2019年6月号

特集:金星 地球の双子星 「あかつき」が見た金星の風 第2の地球がたどった道 ジャンク化石の山から人類史の宝を探す 米国の進化論教育のいま ロボット使う疑似体験 提唱から実用化へ:舘暲 NEWS SCAN じつは単細胞 海ぶどうの謎 手のひらに乗る恐竜 美術の…

大哺乳類展2

哺乳類見てきた pic.twitter.com/M6CSQIBYLl— シノハラユウキ (@sakstyle) 2019年5月25日 上野・国立科学博物館で開催されていた「大哺乳類展2」へ行ってきた 2というからには1があったわけだが、それは2010年と9年前にあったようだ。1にも行っていたよ…

須田桃子『合成生物学の衝撃』

『日経サイエンス』の合成生物学記事 - logical cypher scape2に引き続き、合成生物学の勉強 毎日新聞科学環境部の記者である筆者が、ノースカロライナ州立大学に留学し*1、取材したルポ 合成生物学の研究史・研究内容について書かれているが、生物兵器開発…

『日経サイエンス2019年5月号』

絶滅したハワイの花 マウンテン・ハイビスカスの香りを復活 R. ジェイコブセン 巨大モササウルスの海に迫る スミソニアン博物館からのレポート 西村 絵 磁極の動きが速すぎる! 日経サイエンス2019年5月号(宇宙の暗黒問題)日本経済新聞出版Amazon 絶滅した…

『日経サイエンス』の合成生物学記事

『日経サイエンス』のバックナンバーを検索して、過去の合成生物学関連の記事をいくつか読んだ 生命の起源やアストロバイオロジー関連の本を読んでいると、時々「合成生物学」の話題が出てくることがあり、どっかのタイミングで読んでおこうと思っていたが、…

ピーター・D・ウォード『生命と非生命のあいだ』

サブタイトルは「NASAの地球外生命研究」とあり、宇宙生物学の本である。また、原題は「Life As We Do Not Know It」とあり、私たちが知らない生命、つまり現在の地球にいる生命とは違った形の生命としては、どのようなものがありうるか、ということを書いて…

『日経サイエンス2019年2月号』

北海道胆振東部・大阪北部地震が示すシナリオ 中島林彦 協力:西村卓也/北 佐枝子/高橋雅紀 国内ウォッチ 東大の宇宙機構,初のトップ交代/脳の解明手法「光遺伝学」を確立 特集:量子もつれ実証 ゲノム編集ベビーの衝撃 詫摩雅子 ハイになって踊るタコ …

『Newton2018年10月号』

SCIENCE SENSOR 「死」とは何か? AIドクターが命を救う もし月がなかったら地球はどうなる? 空間は幻なのか? 科学史に輝く「名著」たち Newton(ニュートン)2018年10月号[雑誌]ニュートンプレスAmazon SCIENCE SENSOR 惑星形成中のガス円盤を観測、という…

高井研編著『生命の起源はどこまでわかったか――深海と宇宙から迫る』

高井研の著作だと思っていたのだけど、正確に言うとちょっと違う。 もともと、JAMSTEC広報誌150号記念で企画された特別連載3回分を、単行本化したもの。 JAMSTECの各研究者等に取材して、ライターの鈴木志乃によって執筆されたもの 高井さんとしても、最近…