ロボット・AI

『科学2023年6月号』(特集:意識とクオリアの科学は可能か?)

クオリア構造学とかロボティクスからのクオリア研究とか言語との関係とか 以前、生体の科学 Vol.73 No.1 2022年 02月号 特集 意識 - logical cypher scape2があったけど、一部重複する人もいるけれど、領域がまた違う感じ。 『生体の科学』にもいた大泉・土…

『科学2023年11月号』(特集:新しい恐竜学)

恐竜の脳、骨組織学、マイクロウェア、胚化石、エボデボ、初期進化、絶滅という7つのトピックについて紹介する記事が並んでいる。 非専門家向けに、各研究内容についての概要を紹介するものではあるが、それぞれの専門家が関わる最新の研究までフォローして…

攻殻機動隊 M.M.A. - Messed Mesh Ambitions_ISSUE #01 特集_東洋的|The East

攻殻機動隊のグローバルサイトなるものが立ち上がり、その中で士郎正宗へのインタビューがあるのが話題となっているが、他にも論考記事が掲載されている。 普段、こういう記事へのリアクションはブクマでしているし、これらの記事についてもブクマでもよかっ…

『文藝春秋2023年9月号』(市川沙央「ハンチバック」ほか)

芥川賞選評 ハンチバック 宮﨑駿監督との真剣勝負 本田雄 赤ちゃんはAIより天才だ! 今井むつみ 実家に帰った際に当該号が置いてあったので読んだ。 むろん「ハンチバック」目当てで読んだのだが(実家にあったのも同じ理由)、それ以外についてもちらっと…

『日経サイエンス2023年10月号』

オウム以上フクロウ未満? 生成AIの“思考力” G. マッサー 大規模言語モデルとは何か 出村政彬 脳とAI 溶ける境界 大規模言語モデルが開く脳の理解 平 理一郎/丸山隆一 タンパク質を語る言語 出村政彬 「理解」はどう変わるか 瀧雅人氏に聞く エンケラドゥ…

『Newton2023年10月号』

Chat GPTの教科書 宇宙の未来 美しい結晶の世界 進化をつづける産業用ロボット アスパルテーム“発がん性”報道の背景 微分・積分 Newton 2023年10月号作者:科学雑誌Newton株式会社ニュートンプレスAmazon Chat GPTの教科書 監修・松尾豊 Transformerは、単語…

『Newton2023年8月号』『日経サイエンス2023年8月号』

Newton2023年8月号 建築の未来 進化するリニア 意識の謎はどこまで解けたか 日経サイエンス2023年8月号 フロントランナー挑む:AIが仮説,ロボが実験 サイエンスの営み変える:高橋恒一 ChatGPTが映し出すヒトの知性 数の感覚 生まれつきか学習か J. ベック…

『日経サイエンス2023年5月号』『Newton2023年5月号』

日経サイエンス 日経サイエンス2023年5月号 [雑誌]日経サイエンスAmazon表紙にはでかでかとChat GPTと書いているが、特集のタイトルは「話すAI 描くAI」であり、Chat GPT以外の話も書かれている。とはいえ、中心になっているのはやはりChat GPTではあるので…

『日経サイエンス2023年1月号』

ボイジャー最後の挑戦 未踏の星間空間を行く T. フォルジャー AIに論文書かせてみた A. O. トゥンストローム 日経サイエンス2023年1月号 [雑誌]日経サイエンスAmazon ボイジャー最後の挑戦 未踏の星間空間を行く T. フォルジャー ボイジャー1号、2号について…

日経サイエンス2022年9月号

第2の天然痘になるか 広がるサル痘 出村政彬 量子コンピューターが化学研究を変える J. M. ガルシア あなたの内面を探る 感情認識AIの危うさ J. マックエイド 日経サイエンス2022年9月号 [雑誌]日経サイエンスAmazon 第2の天然痘になるか 広がるサル痘 出村…

紺野大地・池谷裕二『脳と人工知能をつないだら、人間の能力はどこまで拡張できるのか 脳AI融合の最前線 』

BMI・BCI研究のここ最近の動向を分かりやすくまとめてある本 筆者の紺野は、池谷研究室に所属しており、まえがきによれば、本書の構想は池谷が担当し、実際の執筆は紺野が担当したとのこと。紺野はメルマガやnote、twitterで最新研究の紹介を行っており、そ…

『日経サイエンス2020年4月号』

特集:時間結晶 ひとりでに時を刻む物質 F. ウィルチェック 時間結晶を巡る論争 古田彩 協力:渡辺悠樹 特集:チバニアン 77万年前の地球を探る 出村政彬 協力:岡田誠/菅沼悠介/羽田裕貴 地磁気はなぜ逆転するのか 中島林彦 協力:陰山聡 復活するか? フ…

日経サイエンス2020年3月号

SF小説『三体』に見る天文学最前線 系外惑星の先にある異星文明 中島林彦/協力:須藤 靖 作者 劉 慈欣が語るSFと科学技術 語り:劉慈欣 神経回路網はどのように知性を生み出すのか M. ベルトレロ/D. S. バセット From nature ダイジェスト AIが地動説を“発…

日経サイエンス2020年1月号

特集:AI 人工知能から人工知性へ 想像力を手に入れたAI 知性獲得につながる3つの方法 G. マッサー 科学がAIで変わる 吉川和輝 科学の方法論に革新 語り:岡田真人/ 聞き手:吉川和輝 騙されるAI 瀧雅人 特集:深海生物 光るサメの謎 出村政彬 協力:佐藤圭…

『世界2019年10月号』「特集AI兵器と人類」

世界 2019年 10 月号 [雑誌]出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2019/09/06メディア: 雑誌この商品を含むブログを見る この兵器と人類は共存できない いま、なぜ自律型致死兵器システムを問題にするのか 中満泉 筆者は国連軍縮担当事務次長 この記事は、この…

稲見昌彦『スーパーヒューマン誕生! 人間はSFを超える』

人間拡張工学・エンターテイメント工学を標榜する筆者が、エンハンスメントやVR、テレイグジスタンス、ロボットなどの技術を紹介しながら、人間の拡張という「スーパーヒューマン」の概略を描きだす本。 筆者は、2003年頃に「光学迷彩」を発明したことで一躍…

『Newton2018年10月号』

SCIENCE SENSOR 「死」とは何か? AIドクターが命を救う もし月がなかったら地球はどうなる? 空間は幻なのか? 科学史に輝く「名著」たち Newton(ニュートン)2018年10月号[雑誌]ニュートンプレスAmazon SCIENCE SENSOR 惑星形成中のガス円盤を観測、という…

岡田美智男『〈弱いロボット〉の思考 わたし・身体・コミュニケーション』

ロボットを通じたコミュニケーションの研究についての本。ジャンルとしては、認知ロボティクスか。タイトルにある「弱いロボット」は、筆者の研究におけるコンセプトの一つ*1。ここでいう「弱い」というのは、不完結性・不完全さを指す。単体として完結しな…

『日経サイエンス2018年8月号』『Newton2018年8月号』

日経サイエンス 特集:AIの身体性 特集:エッシャーを超える Newton 美しき曲線の世界 遺伝子のON/OFFを操る新医療 縄文の美 はやぶさ2が小惑星に到着! ネアンデルタール人の絶滅は小脳の小ささが原因だった? 日経サイエンス 日経サイエンス2018年8月号(特…

弥永真生・宍戸常寿編『ロボット・AIと法』

ロボット・AIに関連する法学諸分野の論点を解説している本 編者によれば、ロボット・AIを糸口にした法学入門としても読むことができることが企図されており、実際、法律門外漢の自分にとっては、そのように読むことができた。 法律の専門家たちによって…

『日経サイエンス2018年6月号』

フロントランナー挑む 第81回 生物の進化を予測する:入江直樹 海底探査Xプライズ決勝へ AIが作り出すリアルなフェイク画像 共感の功罪 L. デンワース 「勝つための議論」の落とし穴 M. フィッシャー/J. ノーブ/B. ストリックランド/F. C. ケイル 地上最…

『Newton2018年2月号』『日経サイエンス2018年2月号』

Newton 太陽系で探す地球外生命 “デザイナーベビー”は産まれるのか 宇宙の謎に迫るILC計画,「ヒッグス粒子」の研究に焦点 6億年後の海は干上がっている!? 隕石の衝突地点がずれていたら恐竜は絶滅しなかった!? 新型ロケットエンジン初公開 幻の古代獣ホラア…

『ナショナルジオグラフィック2017年11月号』『日経サイエンス2017年12月号』『Newton2017年12月号』『数学セミナー2017年11月号』文芸誌

『ナショナルジオグラフィック2017年11月号』 翼竜 空を飛ぶ世にも奇妙なモンスター 『日経サイエンス2017年12月号』 海外ウォッチ ソーラー推進宇宙船に期待/宇宙資源と国際法/ランゲオモルフの謎 『Newton2017年12月号』 角のある動物たち 『数学セミナ…

人工知能学会編『AIと人類は共存できるか』

人工知能学会編となっているが、基本的にはSF短編集 5つの短編に、それぞれ研究者の解説がつく形式となっている 全体としてはAIが実社会に浸透した世界を描いており、5つの短編はそれぞれ「倫理」「社会」「政治」「信仰」「芸術」がテーマとして設定されて…

『日経サイエンス 2017年1月号 特集:時空と量子もつれ』

ワームホールと量子もつれ 量子時空の謎 J. マルダセナ ホログラフィー原理を解く エンタングルメント・エントロピーと笠・高柳公式 中島林彦 協力:大栗博司/高柳 匡 特集:人新世を考える(後編) 健康 120歳時代 健康寿命を延ばす道 B. ギフォード ロボ…

『別冊日経サイエンス AI 人工知能の軌跡と未来』

別冊日経サイエンスは、特集に沿って、過去同誌に掲載された記事を再録しているムック本なのだが、AI特集として組まれた本書は、サールの中国語論文と対するチャーチランドによる反論論文から始まり、シャノンやミンスキーといった大御所というか既に歴史上…

海猫沢めろん『明日、機械がヒトになる ルポ最新科学』

科学者7人へのインタビュー集。もとはcakesで連載していたのをまとめたもの。 人選もよいし、筆者(インタビュアー)側がどういう疑問をもって何故その人のところにいったのか、その人の話を聞いてどのように思ったかなどが書かれており、どうしてこの7人に…

『Newton2016年6月号』

相対性理論と,そこから生まれた現代物理学 ブラックホールのジェットの根元に迫る! 囲碁の人工知能がプロ棋士に勝利 シジュウカラが「文」をつくれることが判明 喜怒哀楽が生まれるわけ 最新研究が語る,恐竜の姿 大栗博司博士が語る「万物の理論」の探求…

『日経サイエンス2016年2月号』

ツイートでわかる所得区分 覆る定説 ピラミッドを築いた人々 Z. ゾーリッチ 心を持つロボット P. ファン 地球の情報容量 C. A. ヒダルゴ テストで学ぶ A. M. ポール 読んだ奴だけ ツイートでわかる所得区分 自分の所得について直接話すということは普通ない…

『現代思想 2015年12月号』(特集:人工知能)

東ロボくんから見えてきた、社会と人類の未来 / 新井紀子+小島寛之 東ロボくんの話が半分と、AIの発展による社会(労働)への影響の話が半分くらい 東ロボくんプロジェクトを始めた動機として、始めた時はまだ今のようなAIブーム到来前だったので、一つに…