ロボット・AI

稲見昌彦『スーパーヒューマン誕生! 人間はSFを超える』

人間拡張工学・エンターテイメント工学を標榜する筆者が、エンハンスメントやVR、テレイグジスタンス、ロボットなどの技術を紹介しながら、人間の拡張という「スーパーヒューマン」の概略を描きだす本。 筆者は、2003年頃に「光学迷彩」を発明したことで一躍…

岡田美智男『〈弱いロボット〉の思考 わたし・身体・コミュニケーション』

ロボットを通じたコミュニケーションの研究についての本。ジャンルとしては、認知ロボティクスか。タイトルにある「弱いロボット」は、筆者の研究におけるコンセプトの一つ*1。ここでいう「弱い」というのは、不完結性・不完全さを指す。単体として完結しな…

『日経サイエンス2018年8月号』『Newton2018年8月号』

日経サイエンス 日経サイエンス2018年08月号出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2018/06/25メディア: 雑誌この商品を含むブログ (1件) を見る 特集:AIの身体性 勝手に学ぶ子どもロボット D. クォン 勝手に学ぶ子どもロボット | 日経サイエンス 予…

弥永真生・宍戸常寿編『ロボット・AIと法』

ロボット・AIに関連する法学諸分野の論点を解説している本 編者によれば、ロボット・AIを糸口にした法学入門としても読むことができることが企図されており、実際、法律門外漢の自分にとっては、そのように読むことができた。 法律の専門家たちによって…

人工知能学会編『AIと人類は共存できるか』

人工知能学会編となっているが、基本的にはSF短編集 5つの短編に、それぞれ研究者の解説がつく形式となっている 全体としてはAIが実社会に浸透した世界を描いており、5つの短編はそれぞれ「倫理」「社会」「政治」「信仰」「芸術」がテーマとして設定されて…

『別冊日経サイエンス AI 人工知能の軌跡と未来』

別冊日経サイエンスは、特集に沿って、過去同誌に掲載された記事を再録しているムック本なのだが、AI特集として組まれた本書は、サールの中国語論文と対するチャーチランドによる反論論文から始まり、シャノンやミンスキーといった大御所というか既に歴史上…

海猫沢めろん『明日、機械がヒトになる ルポ最新科学』

科学者7人へのインタビュー集。もとはcakesで連載していたのをまとめたもの。 人選もよいし、筆者(インタビュアー)側がどういう疑問をもって何故その人のところにいったのか、その人の話を聞いてどのように思ったかなどが書かれており、どうしてこの7人に…

『現代思想 2015年12月号』(特集:人工知能)

東ロボくんから見えてきた、社会と人類の未来 / 新井紀子+小島寛之 東ロボくんの話が半分と、AIの発展による社会(労働)への影響の話が半分くらい 東ロボくんプロジェクトを始めた動機として、始めた時はまだ今のようなAIブーム到来前だったので、一つに…

浅田稔『ロボットという思想』

認知発達ロボティクスについての本。 CB2という、赤ちゃんを模したヒューマノイドは、一時期よく写真を目にしたが、それを開発したプロジェクトに関わるものが主。 この本、出た当初から気になってはいたのけど、結局読まないままでいて、谷口忠大『記号創発…

谷口忠大『記号創発ロボティクス』

ベイズによる学習を使って、カテゴリーや言語を自律的に獲得させるロボットを作ることで、「知能とは何か」という問題にアプローチするという本。 作ることで対象を理解する、いわゆる構成論的アプローチについても一章を割いて解説している。 経験的なデー…

P・W・シンガー『ロボット兵士の戦争』

現代においてシンガーは必読書に数えられると思うが、今まで読んでいなかったのをようやく読めた。残り2冊もなるべく早いうちに読む*1。 とりあえず、タイトルを見て通り、ロボットで戦争である。このどちらかに興味ある人は、あるいは興味がなくても読むべ…

石黒浩『ロボットとは何か』

一般向けの噛み砕いた表現で、石黒さんが今までやってきた研究の概略についてまとめてある本。 石黒さんのロボット自体は有名だけど、実際にどういうこと考えてこういう研究やってるのかとかはあんまり知らなかったので、面白かった。 面白いのはやはりジェ…

瀬名秀明編著『サイエンス・イマジネーション』

ワールドコンで開かれたシンポジウムを収録した本であるが、この企画そのものがなかなか独特なものとなっている。 この本がどういう本であるかは、あとがきからそのまま引用しよう。 本書は2007年9月1日にパシフィコ横浜で開催したシンポジウム企画「…

堀田純司『人とロボットの秘密』

何となく衝動買い。 表紙をめくると、石黒教授の作ったアンドロイドの写真が出てくるのだけど、やっぱすごいなこれ。 全てではないけれど各章の前フリが、いちいちロボットアニメなのは、仕方がないといえば仕方がないけど、またかって感じもする。アトムや…

環境知能シンポジウム2006

環境知能シンポジウム2006 記録映像 http://www.brl.ntt.co.jp/cs/ai/ja/archive.html 9月22日に行われたシンポの映像が公開されたので、見ました 司会:外村佳伸(NTTコミュニケーション科学基礎研究所) パネリスト:東浩紀(哲学者・批評家) 石黒浩(…

まっしゅるーむの世界2005/ギートステイトハンドブック

まっしゅるーむの世界2005 NTTコミュニケーションの研究所がやっているプロジェクト。環境知能を「まっしゅるーむ」と名付けている。 環境知能、というのは、部屋の電脳化。ロボット開発における方向性の一つ。普通、ロボットというと、例えばヒューマノ…