2008-01-01から1年間の記事一覧

日下三蔵・大森望編『虚構機関』

2007年に発表された16作品を収録した、SFアンソロジー。 「年刊日本SF傑作選」として今年始まったシリーズ第一作となる。 16作品もあると、かなり色々なタイプの作品が揃っていてとても面白い。 少しでもSFに興味があるのであれば、少なくとも2,3…

伊藤計劃『ハーモニー』

フーコーと哲学的ゾンビが出会うディストピア! これは何というか、とにかく色々なトピックがぶち込まれていて、どこから書いていけばいいのかわからない。 これは文句なく面白いので、この年末年始何読もうか迷っている方にお薦めです。 どうでもいいところ…

坂井克之『心の脳科学』

脳機能イメージングによる研究をしている著者による、脳科学入門。 今、ここまでわかってきていて、ここから先がわからないということがわかる。筆者自身が、こんなにわかってきたのか、まだこんなにわかっていないのかということを思いながら読めるのではな…

『レッドクリフPart1』

アクションが見てて楽しかった。 張飛が素手で戦うところには思わず声を出して笑いましたw 尺の長い作品で、どのシーンもたっぷりと見ることができます キャストを把握しないので行ったので、金城武が孔明やっていることにまず驚いた で、孔明が馬に乗って…

内井惣七『進化論と倫理』

上とあわせて、今日は進化論漬け。 それにしても、ダーウィンはすごいなあと思う。 20世紀の天才はアインシュタインだとして、19世紀の天才は間違いなくダーウィン。 進化論は、ダーウィン以後様々に改訂されてきたし、そもそもダーウィンは分子生物学は…

河田雅圭『はじめての進化論』

タイトルに違わず、初心者のための進化論入門といってうってつきの一冊。 具体例と適度な単純化(?)と平易な語り口で非常に分かりやすく、また誤解されそうなところへの注意が行き届いている感じがした。 今までいくつか進化についての入門書的なものは読…

最近読んだマンガ

数学ガール 上 (MFコミックス フラッパーシリーズ)作者: 結城浩,日坂水柯出版社/メーカー: KADOKAWA(メディアファクトリー)発売日: 2008/11/22メディア: コミック購入: 28人 クリック: 350回この商品を含むブログ (189件) を見るBIOMEGA 1 (ヤングジャンプコ…

佐藤友哉「デンデラ」

一気に読み進む620枚! 怒濤のように物語が展開していく620枚! この作品は、色々なところで今までの佐藤友哉作品とは異なっており、佐藤友哉の新境地ということができるかもしれない。 しかし、色々なところで今までの佐藤友哉作品との繋がりが、当然…

グレッグ・イーガン『TAP』

初期の作品を集めた短編集。 イーガンの好きな人にとっては、まあいつもながらのイーガン。 しかし、何というか長編での、次々へとネタを繰り出してくる感を知ってしまっていると、今回の短編集収録作品は、何というかどれもあと一歩物足りない感じもしてし…

始まった! ワールドカップ

開幕戦 今年は雪不足でキャンセルということもなく、始まった。 フランスMeribel大会。 デュアル・モーグル。 とりあえず、結果だけ貼っておく。 男子TOP10 1 P-A・ルソー ROUSSEAU Pierre-Alexandre 1979 CAN 2 アレクサンダー・ビロドー BILODEAU Alexandr…

「2008年の映画をふりかえる」

今年もそんなに映画は見ていませんが、空中キャンプ主催のこの企画に応募します。 2008年の映画をふりかえる - 空中キャンプ なんともう5年目になるそうです。 僕は、去年参加させて頂いて、今年で2回目です。 じゃあ早速、 1.名前(id、もしくはテキ…

今月の文芸誌など

『文學界』1月号 吉田修一が新連載。文芸誌では初らしい。 しかしそれは読まずに、東浩紀「なんとなく、考える」 エッセイを書くという宣言通り、エッセイ的なものを書いている。 南房総に家族にドライブしにいった時の話と、今度テレビで母校訪問をすると…

問いの整理2(個人的なメモ)

以下、超個人的なメモ。 公開しているブログに書くことでもないのだけど、ブログというのは自分でもよく目にする場所なのでここに書いておく。twitterから転載 インターフェイスについての問い。自分と世界との間のインターフェイス。自分と自分との間のイン…

2008年のインターネット10大ニュースを勝手に選ぶ

気付けばもう12月です なんか1年間を振り返る時期らしいです ほんとはそんな余裕ありません でも、2008年のインターネット10大ニュースを勝手に選ぶ - うしとみに触発されて、10個選んでみました。 僕の場合、かなり個人的なものになってしまいました。…

今月の文芸誌他

『新潮12月号』 舞城王太郎「すっとこどっこいしょ。」 私立の中高一貫校に通う男子の、中学の修学旅行から高校までの、恋愛と友情を描いた作品。 なにこれ、舞城作品の紹介じゃないみたいだw うーん、いやほんと、さらさらっと読めるし、まあまあ面白い…

ギルバート・ライル『心の概念』

言うなれば、哲学に対するちゃぶ台返し、それが日常言語分析。 一冊まるごと、デカルト的心身二元論に対する批判。 世界は、「物的世界」と「心的世界」の2つに分かれていて、様々な「心的」と呼ばれる現象は「心的世界」で起こっている出来事である、とい…

ギブスン+スターリング『ディファレンス・エンジン』

多分、一気に読むことが出来れば良かったのだろうけど、ぶつぶつと途切れながら、だらだらと読んでしまったので、全体像が把握できぬまま読み終わってしまった。 最初の方に出てきた登場人物忘れるし。 個々のエピソードとかで面白いものはあった。ガーニー…

内田亮子『生命をつなぐ進化のふしぎ』

サブタイトルに、生物人類学への招待 書評 「生命をつなぐ進化のふしぎ」 - shorebird 進化心理学中心の書評などで紹介されいてたのを見て、読んでみた。 内容に関しては、そちらでしっかりとまとめられているので参考までに。 平易な語り口ながら、最新の専…

BravoskiVol.2

BravoSki 2009 vol.2 特集:パウダーをすべろう!!/厳選スノーパークガイド/上村愛 (双葉社スーパームック)出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2008/11メディア: ムックこの商品を含むブログ (2件) を見る買った。 表紙がかっこいいので貼る。

いくつか読んだもののメモ

昨日、文学フリマに行った先輩・後輩に戦利品を見せてもらう。 なんかパラパラと見せてもらった本が多いので、何があったのかは覚えていないのも多いのだけれど、とりあえず覚えている分を。 まずは、close/crossの「Girls' Comic At Our Best!」vol.03 読ん…

最近買ったCD

何か、下の記事が書いた先からどんどん恥ずかしくなってくるので、なんかあっさりした記事を書いて早く流してしまいたいwMirrored (WARPCD156)アーティスト: Battles出版社/メーカー: WARP RECORDS発売日: 2007/05/22メディア: CD購入: 3人 クリック: 117回…

結果報告

とはいえ、一体何から書けばいいんだろうか。色々ある。でも、うまく言葉に出来ないかもしれない。 まずは各チームの勝敗についてから。 これは、ずっとゼロアカのまとめ記事を書いてきてくれたid:noir_kさんの記事に載っている。得点表としてtokadaさんのtu…

微妙にニコ動デビューしてしまったw

静止画像だけど、ちらちらと映ってます なんでこんなことになっちゃったんだろうねw というわけで、次の日曜日は秋葉原に来て、文学フリマで筑波批評を買ってください(詳しくはこちら)。 文学? 批評? という人も、この動画を見ればわかるように、なんと…

木村資生『生物進化を考える』

中立説を提唱した、木村資生による、進化論の入門書。88年に書かれた本なので、データ的には古いのかもしれない(例えば、このことは今後の研究を待ちたいという記述が何カ所かある。これは今ではもう立証されていたりするのだろうか)。 進化論とか遺伝と…

「巨匠ピカソ愛と創造の軌跡展」

今とっている授業で、指定された展覧会のどれかを見てレポートを書いてくることという課題が出されていて、それで行った。 本当は「アヴァンギャルド・チャイナ展」を見に行きたかったのだが、行きそびれてしまった。 本当はアヴァンギャルド・チャイナを見…

ローレンス・レッシグ『CODE』

『CODE』というと、人の振る舞いを規定する4つ――法、市場、規範、アーキテクチャを示したことで有名だけど、この本にとって、そのことはわりと前提みたいなもので、主題はもうちょっと踏み込んだところにある。 それは、この4つの中でも、法とアーキテクチ…

リアリティという語について

上では、芸術についてと述べたが、芸術といってもその中で特に興味関心があるのは、フィクションであり、小説、映画、マンガである。 僕は大概、小説、映画、マンガを総称してフィクションと呼んでいる。 フィクションには、国家とはフィクションであるとか…

問いの整理

ブログで書かなくてもいいのだが、ブログで書いてもいいので、とりあえず書く。 自分の興味・関心のあることを腑分けしてみる。 「何故生きてるのか」的問い 哲学的な問いの例として、「私は何故生きてるのか」というのが挙げられることが多いと思うのだが、…

『筑波批評2008秋』告知

第7回 文学フリマにて、新刊『筑波批評2008秋』を出します! 今回、文学フリマにで同時開催される、東浩紀のゼロアカ道場第四関門に、道場破りとして参加することになりました。 東浩紀のゼロアカ道場 講談社BOXと東浩紀による、批評家養成企画です…

『ダークナイト』

結局、見に行きそびれてしまったなーと思っていたのだが、調べてみたらまだやっていたので、ギリギリ滑り込む感じで見てきた。 ほんとこれは、劇場で見てよかった。 もちろん、ジョーカーが素晴らしいのだが、アクションシーンやら演出やら最後のシーンやら…