ギブスン+スターリング『ディファレンス・エンジン』

多分、一気に読むことが出来れば良かったのだろうけど、ぶつぶつと途切れながら、だらだらと読んでしまったので、全体像が把握できぬまま読み終わってしまった。
最初の方に出てきた登場人物忘れるし。
個々のエピソードとかで面白いものはあった。ガーニーのレースとか、クラッカーとマロリーの会話とか。ロンドンがカオス化していくところとか。
主人公が古生物学者というのは、なんかいいなーと思う。
差分事典とかはすごいなーと思いながら眺めた。歴史改変の部分は、分かったような分からないような。
巽孝之の解説*1を読んではじめて「そうだったの?」と分かる部分が色々とあった。なんかぼんやりと読んでしまったなあ。
あと、『ディファレンス・エンジン』と『ジュラシック・パーク』って、どっちも同じ年(1990年)に発表されているのか。『ディファレンス・エンジン』はもっと前の作品かと思っていた。というか、『ジュラシック・パーク』ももう相当前の作品になるってことだな。


ディファレンス・エンジン〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

ディファレンス・エンジン〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

ディファレンス・エンジン〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)

ディファレンス・エンジン〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)

*1:単行本版、角川文庫版、早川文庫版の3つが収録されている