2009-12-01から1ヶ月間の記事一覧
『筑波批評2009冬』に載せた亜人間論について、id:kugyoくんからコメントを貰っています。 コメント欄でちょっとやりとりがあったのですが、それに対する簡単な応答を。 別に、このまま向こうのブログのコメント欄で続けても構わないのですが、まあひと…
脳神経科学者エーデルマンによる、「意識」についての研究の一般向け啓蒙書。 基本的には、全くその通りだよなあと思いつつ読んだけれども、うむむまだよくわからんなーという部分もあった。 とりあえず、まずは本の内容をざっと紹介。 意識について エーデ…
ハッキング二冊目。 統計にまつわる科学史。 面白い章も色々あったのだけど、一方で統計がよく分かっていないとよく分からない部分も多かった。統計について解説してくれるかと思ったら、統計や確率の概念についての説明はほとんどなくて、統計や確率といっ…
うああ、面白い! 冲方丁のプロット力! 次から次へと事件が起こり、人も色々と出てくるのだけれど、それが連鎖的に連なっていく様が何とも楽しい。途中でややこしくなっていくのだけど、しかしちゃんと分かるようにできている。登場人物一覧とかを見ると人…
日曜日は、第9回文学フリマでした。 参加された皆様、事務局や運営スタッフの皆様、お疲れ様でした。 筑波批評社ブースを訪れて下さった方、お買い上げいただいた方、ありがとうございました。 「感想を書き終わるまでが文学フリマです」 というわけで、ま…
やっと見れた。『グッバイ、レーニン』はTSUTAYAになかった。 フランス映画。フランス語を久しぶりに聞く。90分見てたら、簡単な単語ならば聞き取れた。 ドゴールが死ぬところから始まって、アジェンデが死ぬところで終わる。 主人公のアンナが、賢くてプ…
創刊50周年記念特大号パート1海外SF編 息吹 テッド・チャン いかにもテッド・チャンだなあって感じの掌編。冒頭を飾るに相応しい良作。 機械仕掛けの人類の学者が、自分の身体を分解してその命の秘密を解き明かすというもの。 彼らの脳は、金箔が織り成す…
一般向けの噛み砕いた表現で、石黒さんが今までやってきた研究の概略についてまとめてある本。 石黒さんのロボット自体は有名だけど、実際にどういうこと考えてこういう研究やってるのかとかはあんまり知らなかったので、面白かった。 面白いのはやはりジェ…