ヨコハマ恐竜展

最近、恐竜の本を読んだけど(小林快次『恐竜時代1 起源から巨大化へ』 - logical cypher scape)、実はこれに行くための予習的なものだった。
子どもの頃、恐竜好きだったのだが、ある時期からあまりフォローしなくなっていた。恐竜の記事を見かけたら読んだりはしたけど、本読んだり博物館行ったりはしてなかった。
しかし、最近になって、なんかまた恐竜博とか行ってみたいなーと思うようになって、行ってみた。
福井恐竜博物館コレクションということもまた、行きたいと思う一因。
福井県勝山市、そしてそこの恐竜博物館といったら、恐竜好きにとっては聖地みたいなもの、多分w


公式サイトで、ゆっくり見たいなら15時以降と書いてあったので、夕方に行ってみたら、実際空いていてよかった。
入って一番最初にあったのは、エオラプトルの骨格標本で、「これ、『恐竜時代1』に出てた奴だよー」と早速テンションがあがる

これはブラキオサウルスの頭骨。他に、アパトサウルス、ディプロドクス、カマラサウスルの頭骨が並んでいた。歯の形が違って、特にアパトサウルスやディプロドクスの歯は、これ本当かよと思うくらい細い歯だった。

こちらはアロサウルス。目の上に突起がある。
ジュラ紀コーナーでは、他にステゴサウルスやトゥジャンゴサウルスもいた。あの背中の板状の骨、あまり丈夫ではないらしい。トゥジャンゴサウルスのはさほど大きくもないので、役割不明だとか

続いて、フクイサウルス
福井県で発見された恐竜としては、フクイサウルス、フクイラプトル、フクイティタンが展示されていた。
また、植物化石とか貝の化石とか足跡化石とか胃石の化石とかあった。いつも思うけど、よくこれ見つけることできたよなー。展示されているのですら、どこらへんが足跡だったりするのかがよく分からなかったりする。貝はまだわかりやすいけど、植物の種とか無理だろw
コンプソグナトゥス、小さかったなー。
実物見ると、恐竜のサイズ感覚が掴めてよい。もちろん、有名な奴(ステゴとかトリケラとかティラノとか)はでかいんだけど、意外と竜脚類とかでもそれほど大きくない奴がいたりして、「へえこんなもんなんだー」という感じのもあった。


しかし、さすがにティラノサウルス・レックスはでかかった。
頭骨だけだったけれど、余裕で自分の頭が一口で入っちゃうなという感じ。
下の写真は、左側がティラノサウルス・レックス、右側がゴルゴサウルス。ゴルゴサウルスもティラノサウルス類なのだけど、比べるとレックスのでかさがよく分かる。しかも、ゴルゴサウルスの方が手前にいるんだぜ、これ。
写真撮ってないけど、全身骨格という意味では、アロサウルスの仲間のアクロカントサウルスがいて、これがでかかった。最近、動物園行ってライオンとか見てきてたから、そのサイズを思い返しながら見ると、よりいっそうその巨大さにびびった。
恐竜展見ていて、自分、動物とか骨とかのリテラシーが足りないなーと思った。哺乳類の骨格標本とかあまり見たことないし。全く見たことないわけじゃないけど、恐竜のを見て比べたりはできないな。
とりあえず、『恐竜時代』で獣脚類の指の骨は、5本→4本→3本って変わっていったというのを読んでいたから、それを見ていたけど、ほとんど4本だったな。3本っぽい奴もいるんだけど、なんか後ろに小指っぽいものがある気がするんだよなーw
あと、竜盤目と鳥盤目の骨盤の骨の見分け方が、解説見るまで忘れていた……。
ところで、なんで鳥盤目は鳥盤目っていうんだっけ。鳥類は竜盤目じゃん?(鳥が恐竜だって分かる前からある名前だってのは知ってるけど)

というあたりで、羽毛恐竜の化石。羽毛の痕跡が残っている。
かの有名な始祖鳥ベルリン標本もあった(もちろん、複製だけど。そんなこといったら全部複製だ)
オビラプトルとかガリミムスとかもいたなー。
オルニトミムスの仲間で胃石が発見されて、草食だと考えられてる奴もいるらしい。
あと、眼窩がすごいくっきりとして丸い骨になってる奴がいて、なんか作り物めいて見えた奴とかいたんだけど、眼窩ってあんなふうになってるものなのか。
ヴェロキラプトルの頭骨もあったー

トリケラトプスはやはりかっこいいなー

ドロマエオサウルス。指の骨が「これ、どうなってんの」って形になっていてすごい。


このあと、恐竜ロボットゾーン、物販ゾーン、福井物産展ゾーンとかがあった。
化石は、500円のものから55万円のものまであった。