2025-02-01から1ヶ月間の記事一覧

東京学芸大学現代文化研究会『F』(特集「動物」号、特集「フィクション」号)(文学フリマ東京39)

F26号特集「動物」 宮沢賢治の童話テクストにおける「狐」たち— 強いられる適応と生存戦略 構大樹 猫なのに、猫じゃない動物―小山田浩子「ねこねこ」を読む 今藤晃裕 『進撃の巨人』私論―家畜的生と自由、あるいは暴力について 冨田涼介 フェティシズムと動…

『日経サイエンス 2025年3月号』

実験で見えた 文法で変わる世界認識 C. ケネリー クジラと会話できる日 AIで動物の言語を読み解く L. パーシュリー 大気からCO2を取り除く 社会実装が難しい理由 A. ルーン 海にCO2を埋める 環境への影響は? J. B. パルター 数学でインフラを守る M. スーリ…

『日経サイエンス2025年2月特大号』『Newton2025年3月号』

日経サイエンス2025年2月特大号 大規模言語モデル「思考力」で進化 吉川和輝 協力:椎橋徹夫 科学研究を加速する基盤モデル 出村政彬 協力:泰地真弘人(理研) 研究できるAIは科学をどう変えるか? 高木志郎/丸山隆一 日本の「HAKUTO-R」月へリベンジ 林 公…

『ナショナルジオグラフィック 2025年2月号』

ナショナル ジオグラフィック日本版 2025年2月号 [雑誌]日経ナショナル ジオグラフィックAmazon 謎の「ほかの人類」を探す 追記 極北の氷の中の秘密基地 謎の「ほかの人類」を探す 取り上げられているトピック自体は、どこかで読んだことがあるものだったが…

『milsil2025年1月号』

milsil[ミルシル]2025年1月(通巻103号)特集 環境DNAで探る生物情報 milsil作者:国立科学博物館国立科学博物館Amazon 環境DNAで探る生物情報 近藤倫生(全体監修) 環境DNAとかメタゲノミクスとかはそういうものがあって色々なところで使われてるという…

横光利一『上海』

1925年の上海で起きた五・三〇事件を、上海在住の日本人の視点から描いた長編小説。横光の第一長編でもある。 五・三〇事件は、中国人による大規模ストライキだが、一方で、本作の物語は三角関係、四角関係の恋愛模様を中心にしてすすむ。とはいえ、この作品…

『ちくま日本文学012 中島敦』

何となく始まった、大正・戦前昭和文学読むシリーズ 今度は、中島敦 中島の場合、大正時代=子ども時代なので、作家として活動が始まったのは昭和に入ってから。1942(昭和17)年に33歳で病没している。 中島と言えば、教科書にも載っている「山月記」が有名で…