雑誌

『日経サイエンス  2022年3月号』

少し前にこれだけ読んでた 太陽になりそこねた星 褐色矮星 褐色矮星についてちゃんと理解してなかった*1 水素核融合をしていない天体で、実際に発見されたのは1995年(系外惑星と同じ年) 恒星と惑星の間みたいな星で、核融合はしてないけど光は発していて、…

『現代思想2021年12月号(特集=大森荘蔵)』

大森荘蔵の弟子筋にあたる人たち(前半に並んでいる人たち)は、大森との思い出を述べたのち、それぞれの大森論を展開している。 自分は大森荘蔵には全然触れていないのだが、野家、飯田、丹治、野矢という、現在における日本分析哲学のビッグネームが並んで…

Newton2022年2月号

Newton 2022年2月号作者:科学雑誌NewtonニュートンプレスAmazon ハプティクス─触覚をあやつる新技術 触覚VRについて 感覚については特殊感覚(眼と視覚、耳と聴覚など専用の感覚器官があるもの)と体性感覚があり、体性感覚はさらに皮膚感覚と深部感覚*1とに…

『日経サイエンス2021年10月号』

日経サイエンス2021年10月号 [雑誌]日経サイエンスAmazon SCOPE ヒト受精卵ゲノム編集の行方 どういう時ならやっていいか、ということで、それ以外に治療の手段が絶対にないという時に限り解禁しようという動きが出てきているらしい。 ADVANCES 思考による文…

『Newton』2021年8月号・9月号・10月号

『Newton2021年8月号』 Newton 2021年8月号作者:科学雑誌NewtonニュートンプレスAmazon Super Vision ダンスする光と影 ブラックホール連星のシミュレーションCG 降着円盤が歪んでる奴 元になった動画はこれ→ GMS: NASA Visualization Probes the Doubly War…

フィルカルVol.6No.1

フィルカル Vol. 6, No. 1―分析哲学と文化をつなぐ―作者:長門 裕介,神戸 和佳子,稲岡 大志,長田 怜,谷田 雄毅,清水 雄也,小林 佑太,松林 要樹,吉川 孝,玉田 龍太朗,和泉 悠,矢田部 俊介,筒井 一穂,池田 喬,中西 淳貴,源河 亨,谷川 嘉浩,難波 優輝,桜川 ひか…

『認知科学第28巻第2号(2021)』解説特集「深層学習と認知科学」

TLで論文pdfのリンクが流れてきたので、特集の論文を3つとも読んでみた。 賀沢 秀人「深層学習は認知科学の対象となるか」 深層学習は認知科学の対象となるか 認知科学が対象にするのが、何らかの意味で知的に(ヒト的に)振る舞っているシステムだとした上…

『日経サイエンス2021年7月号』

実はどの記事もちゃんと読んでいない。 立ち読みでさらっと眺めただけ。でも、一応メモ日経サイエンス2021年7月号(特集:太陽系誕生の謎を探る/ヒトバイローム)日経サイエンスAmazon 惑星の種 コンドリュール J. オカラガン https://www.nikkei-science.com/2…

『SFマガジン』2021年6月号

異常論文特集 SF短編集とかに時々入ってる論文風とかレポート風の作品が好きなので、この特集は当然買いだった そういう感じの作品としては、柞刈湯葉の裏アカシックと、柴田勝家の宗教性原虫がそれっぽさ(?)があって面白かったが、一方、最後に並ぶ3編が小…

『ナショナルジオグラフィック2020年10月号』

恐竜特集を読んだナショナル ジオグラフィック日本版 2020年10月号 [雑誌]日経ナショナル ジオグラフィック社Amazon スピノサウルスから始まり、最近のトピックを次々と紹介している CTスキャンで、恐竜が種類ごとに異なる脳の冷却システムを持つことが分か…

フィルカルvol.5 no.2

表紙のカラーリングが好き 読む前は描写の哲学特集が一番の目当てではあったけれど、他のとこが結構面白かった 悪い言語哲学入門とかファース論文とかフィルカル Vol. 5, No. 2―分析哲学と文化をつなぐ―作者:山田圭一,池田喬,佐藤暁,松永伸司,銭清弘,難波優…

『SFマガジン2020年8月号』

特集・日本SF第七世代 ここでは、北野勇作、野尻抱介を第4世代、冲方丁、小川一水、上田早夕里、伊藤計劃、円城塔を第5世代、宮内悠介、酉島伝法、小川哲を第6世代とした上で、それ以降を第7世代としている。 まあ、世代分けにどれくらいの意味があるかはと…

『フィルカルvol.5 no.1』

全部は読んでなくて、一部読んだので、読んだとこだけメモフィルカル Vol. 5, No. 1―分析哲学と文化をつなぐ―作者:柳川太希,鈴木亘,青田麻未,Jean Lin,佐藤暁,吉川孝,小野さやか,玉田龍太朗,稲岡大志,矢田部俊介,大畑浩志,谷川嘉浩,一方井祐子,酒井麻依子,朱…

日経サイエンス  2020年5月号

日経サイエンス2020年5月号(特集:新型コロナウイルス/宇宙の化学進化)発売日: 2020/03/25メディア: 雑誌 インドネシアで見つかった最古の洞窟壁画 K. ウォン(SCIENTIFIC AMERICAN編集部) www.nikkei-science.com 獣と人の組み合わせである獣人を描いた絵と…

『日経サイエンス2020年4月号』

日経サイエンス2020年4月号(特集:時間結晶/チバニアン)発売日: 2020/02/25メディア: 雑誌 特集:時間結晶 www.nikkei-science.com ひとりでに時を刻む物質 F. ウィルチェック www.nikkei-science.com時間結晶とはなんぞや、ということを、時間結晶というアイ…

日経サイエンス2020年3月号

日経サイエンス2020年3月号(特集:『三体』の科学/脳のコネクトーム)作者:出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2020/01/24メディア: 雑誌 SF小説『三体』に見る天文学最前線 系外惑星の先にある異星文明 中島林彦/協力:須藤 靖 www.nikkei-science.…

エクリヲvol.11

ミュージックビデオ論とかは、気になっているジャンルだったのだが、全然分からない部分でもあったので、勉強になった 扱われているMVをほとんど知らないので、それをいつかちゃんと見なきゃいけないなあと思いつつ*1 ecrito.fever.jp 【特集 I 聴覚と視覚の…

日経サイエンス2020年2月号

日経サイエンス2020年2月号(特集:量子超/エマージングテクノロジー)作者:出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2019/12/25メディア: 雑誌 フロントランナー挑む 第98回 小型着陸機を月面の狙った場所へ確実に送る:坂井真一郎 www.nikkei-science.com…

『ユリイカ2019年12月号 特集=Vaporwave』

松下哲也「ビアズリーの挿絵はマンガの形式に影響をおよぼしたのか?」(『ユリイカ2019年3月臨時増刊号』) - logical cypher scape2の勢いで、こっちの号のユリイカもちらっと眺めた やはりこちらも主に松下さんの記事についてユリイカ 2019年12月号 特集=…

群像2020年1月号

群像 2020年 01 月号 [雑誌]作者:出版社/メーカー: 講談社発売日: 2019/12/07メディア: 雑誌 〈新連載小説〉ゴッホの犬と耳とひまわり 長野まゆみ 〈新年短篇特集〉 見るな 瀬戸内寂聴 焚書類聚 皆川博子 タンパク 高樹のぶ子 カズイスチカ 高橋源一郎 星を…

日経サイエンス2020年1月号

12月号を読んだ勢いで1月号も読んだ。 ただし、かなり飛ばし読み。日経サイエンス2020年1月号(特集:AI 人工知能から人工知性へ/深海生物)日本経済新聞出版社Amazon 特集:AI 人工知能から人工知性へ 想像力を手に入れたAI 知性獲得につながる3つの方法 G. マ…

『日経サイエンス2019年12月号』

日経サイエンス2019年12月号(大特集:真実と嘘と不確実性)作者:出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2019/10/25メディア: 雑誌 NewsScan●海外ウォッチ 卓上の重力波検出器 卓上の重力波検出器〜日経サイエンス2019年12月号より | 日経サイエンス アー…

『文学+01』

文学+ 1号 発売中A5サイズ/240ページ定価:1200円(送料・振り込み手数料別)現在は通信販売のみ。お取り扱い頂ける書店様随時募集しております。 pic.twitter.com/thQXxSlzl7— 文学+ (@bungakuplus) 2018年10月5日 2018年11月頃に読んで、そのまま読みさ…

『SFマガジン2019年12月号』

SFマガジン 2019年 12 月号作者:出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2019/10/25メディア: 雑誌 第7回ハヤカワSFコンテスト最終選考委員選評 優秀賞の『オーラリーメイカー』と特別賞の『天象の鏡』の冒頭部分が掲載されていたが、読むとしたら、本でちゃんと…

『別冊日経サイエンス 進化と絶滅 生命はいかに誕生し多様化したか』

進化と絶滅 生命はいかに誕生し多様化したか (別冊日経サイエンス235)作者:出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2019/10/16メディア: 大型本www.nikkei-science.comこの表紙は、京都造形芸術大学の学生たちの作った作品から。アボリジニーアートから…

フィルカルVol.4 No.3

まだ、Vol.4 No.1とNo.2を読めてないのだが、ウィトゲンシュタイン特集とかだったので、手に取った とりあえず読んだ分だけ。 妖怪論の奴も読みたいと思っているのだが、長いので後回し。すみません。 後半、書評および筆者・訳者自身による著作の紹介が続く…

アニクリvol.7s 特集 作画崩壊/幽霊の住処

アニクリはほんと次から次へと出るので読むのが追っつかない この号は、夏頃に半分くらいまで読んでいたのだが、ブログ記事にするのはもうちょっと読んでからにしよう、とか思ってたら時間が経ってしまった。 アニクリは毎号、特集を組んでいるが、その中で…

現代思想2019年9月号 特集=倫理学の論点23

タイトルにあるとおり、様々なジャンルでの論点が分かるような、コンパクトな原稿が多数収められていて、色々と入口によい感じの特集。全部は読んでいないけれども。現代思想 2019年9月号 特集=倫理学の論点23作者:岡本裕一朗,奥田太郎,池田喬,長門裕介,福永…

『世界2019年10月号』「特集AI兵器と人類」

世界 2019年 10 月号 [雑誌]出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2019/09/06メディア: 雑誌この商品を含むブログを見る この兵器と人類は共存できない いま、なぜ自律型致死兵器システムを問題にするのか 中満泉 筆者は国連軍縮担当事務次長 この記事は、この…

『美術手帖2019年10月号』

特集「アーティストのための宇宙論」下記、特集部分のみの目次 巻頭座談会:宇宙×アートの問題系 木村大治×久保田晃弘×永松愛子 目[mé]がプレゼンする、宇宙アート計画!もしも宇宙空間で作品をつくるとしたら? 目×関根康人 宇宙を目指すアーティストたち…