『フィクションは重なり合う』委託・冬コミ新刊・ナナフェス新刊情報(2016.11.06更新)

2016年はいつになく色々と出ているので、ここに情報をまとめておきます。
今後、この記事は随時更新され、タイトルに更新日が入っていく予定です。

(1)『フィクションは重なり合う』
(2)冬コミ新刊『MIW』←new!
(3)「アイドルは音楽である」『ユリイカ2016年9月臨時増刊号』
(4)「批評系同人座談会」『アレvol.1』
(5)ナナフェス4th

(1)『フィクションは重なり合う』

分析美学やフィクションの哲学を用いたアニメ評論+付録・二次元アイドル比較
5月の文学フリマにて発行しましたが、ありがたいことに完売しておりました。
その後、kindle版もリリースしておりますが、紙媒体による本もほしいという声がありましたので、この度、増刷いたしました。
誤字脱字他、若干の修正を行った第二版となります。
フィクションは重なり合う: 分析美学からアニメ評論へ

委託販売情報

以下の通り、委託販売を行っています。

COMIC ZIN様にて、委託させていただきます。
COMIC ZIN 通信販売/商品詳細 フィクションは重なり合う 分析美学からアニメ評論へ
上記のリンクより税込972円で通販いたしております。
新宿店、秋葉原店にもどうも置いてあるみたいです。

コミックマーケット91
2016年12月31日
東U12b MIW製作委員会にて

<終了しました>
第二回文学フリマ福岡
開催日 2016年10月30日(日)
開催時間 11:00〜16:00(予定)
会場 都久志会館 4F全室 (福岡市・天神)
う-12 fromH様のブースにて、委託させていただきます。
配置場所
頒価:700円


formH頒布情報についてはこちら
info from fromH |『invert vol.3』について(第二回文学フリマ福岡出店)

<終了しました>

第23回文学フリマ東京
開催日 2016年11月23日(水祝)
開催時間 11:00〜17:00予定
会場 東京流通センター 第二展示場
オ-72 アレ★Club様、キ-20 ヱクリヲ様のブースにて、委託させていただきます。
頒価:700円

『フィクションは重なり合う』について

フィクションの哲学とアニメ批評・文芸批評を架橋する一冊!
分析美学(ウォルトンによるごっこ遊び説など)やマンガ評論(伊藤剛の「マンガのおばけ」)を用いて、『SHIROBAKO』や『キンプリ』などのアニメ作品、『耳刈ネルリ』や『夢幻諸島から』などの小説作品から「分離された虚構世界」を見出し、それが鑑賞体験にどのような効果をもたらすかを論じた長編評論「フィクションは重なり合う――分離された虚構世界とは何か」

付録「二次元アイドル比較」では、『アイマス』『ラブライブ!』『うたプリ』『アイカツ!』『プリパラ』などの人気作品から『ナナシス』や『あんスタ』といった今後ブレイク必至のアプリゲームまで、二次元アイドルコンテンツ全20作品について、企画概要や略史、主要スタッフなどのデータ、並びに独自の基準による比較チャートを掲載!


発行時の当ブログの告知記事です。
5/1文学フリマ東京にて『フィクションは重なり合う』発行 - logical cypher scape
『フィクションは重なり合う』試し読み - logical cypher scape
『フィクションは重なり合う』kindle版リリース! - logical cypher scape


ありがたいことに感想・反響をいただいておりまして、そのあたりを以下にまとめています。
『フィクションは重なり合う』感想等まとめ - Togetter


じゃやぶらふきゅーさんから頂いた感想を一部抜粋します。

伊藤剛のキャラクター論における「マンガのおばけ」概念が精緻化されており,マンガ論に関心を持つ向きには注目に値すると思われる。(中略)
分析美学・哲学を道具立てとしながら,作品の面白さを捉えんと正面から切り結んでいるのは果敢な挑戦であると評価できよう。
四月は君の嘘』のクライマックスシーンを扱った次の言はまこと適切にこのシーンを捉えていると思う:”フィクション作品が物語世界のみを鑑賞者に想像させるものなのだとすれば,公生とかをりの協奏は完全にただの幻である。しかし、『四月は君の嘘』の鑑賞者は、幻(かをりがいないこと)を鑑賞して感動していたのではなく、少なくともその世界〔引用者注:分離された虚構世界〕において、公生とかをりは実際に協奏していたところを鑑賞しているからこそ、感動しているのではないだろうか”(p. 42)。
フィクションは重なり合う jabrafcuさんの感想 - 読書メーター

また、松永伸司さんにレビューしていただいています。
松永さんは、『フィルカルvol.1 no.2』にて「キャラクタは重なり合う」を発表していますが、その中で参考文献として挙げていただきました。
シノハラユウキ「フィクションは重なり合う」について - 9bit

分析美学的な議論の良さと面白さがはっきり出ている論文だった。
個人的に非常に面白く読めたが、それ以上に人に薦めたい論文だった。いいところは少なくとも4つ挙げられる。

1.描写の哲学とフィクションの哲学の入門として
2.先行議論のレビューとして
3.分析美学的な枠組みを使った批評として
4.オリジナルの枠組みとして

(2)冬コミ新刊『MIW』

『MIW Music of Idol World』
『フィクションは重なり合う』内「二次元アイドル比較」では、各作品の概要のほかに、二次元アイドルに関わっている音楽制作会社や出演声優についても簡単な紹介記事など書いたりしたのですが、もっとこういうので作詞家・作曲家に特化したガイド記事を書きたい! と思うようになってました
というわけで、作ることにしました!

土-東U12b
二次元アイドル(アイマスラブライブ!アイカツ!、プリリズ・プリパラ、WUG、ナナシスうたプリ、あんスタ、アイナナ、ドリフェス等)の音楽大特集
楽曲1300曲以上を集計し、100人以上の二次元アイドル作詞・作曲家ガイド記事を掲載!
さらに、8人の書き手により様々な視点からつづられる、二次元アイドルの音楽の魅力についてのエッセイ・論考も!!
WEBカタログ

エッセイ執筆者一覧(五十音順)
甘粕試金(アイカツ
一大(ナナシス
梅谷蘭歩(宝塚)
高井くらら(うたプリ
沼本奈々(ジャニーズとアイナナ)
のーねーむ(地下アイドル)
バーニング(ラブライブ声優)
ハバネロP(アイマス


作品ガイド協力:かじもとさん、じゃぶらふきゅー
制作:MIW製作委員会(シノハラユウキ、kamikusaP)

(3)「アイドルは音楽である」『ユリイカ2016年9月臨時増刊号』

「アイドルは音楽である 「芸能人はカードが命」と「SEVENTH HAVEN」から」
アイカツ!』と『ナナシス』について書いています。
詳しくは以下を参照
自分の書いた記事については
【告知】『ユリイカ2016年9月臨時増刊号』にアイドルアニメ論、寄稿しました - logical cypher scape
この号の『ユリイカ』全体については
『ユリイカ2016年9月臨時増刊号』 - logical cypher scape
twitter上にあった感想から一部紹介します。

(4)「批評系同人座談会」『アレvol.1』

<アレ★Club>が発行する『アレvol.1』に掲載される「批評系同人座談会」に参加しました。
羽海野渉さん、Nag.さん、ふるとさん、山下泰春さん(<アレ★Club>)、堀江くらはさん(<アレ★Club>)と共に、「メディアとしての同人誌/批評と同人誌」というテーマで話しています。
第23回文学フリマ東京にて頒布されます。
【『アレ』Vol.1に掲載します】批評系同人座談会を開催しました! - 同人サークル<アレ★Club>公式ブログ(通称:「アレ★Blog」)

第23回文学フリマ東京
開催日 2016年11月23日(水祝)
開催時間 11:00〜17:00予定
会場 東京流通センター 第二展示場
オー72 アレ☆club

(5)ナナフェス4th

Tokyo 7th シスターズ オンリーイベント「777 FESTIVAL 4th」に参加します。
The QUEEN of PURPLEの4人のアイドルを、本人以外の視点から描いた短編集を発行します。

pixvにて、表題作を先行公開中!
【Tokyo7thシスターズ】「ウィー・ウィル・ラブ・ユー(ナナフェス4th・小説試し読み)」イラスト/シノハラユウキ [pixiv]

『ウィー・ウィル・ラブ・ユー−The QUEEN of PURPLE Short Stories』

三森マツリのラジオリスナー、瀬戸ファーブの後輩、
堺屋ユメノの同僚アイドル、越前ムラサキの母
女王たちを外部の視点から描く

新20 サクスタにて


また、ちょこたるとさん主催の三森マツリ合同誌にも参加しました。
「ア・ハード・デイズ・マツリ」という、マツリさんのとある一日を描いた小説。
「ウィー・ウィル・ラブ・ユー」と姉妹編になっています。
東22 ジャンキーのチョコレート工場 にて

777 FESTIVAL 4th
Tokyo 7th シスターズ オンリーイベント
2016年11月12日(土)
横浜産貿ホール マリネリア
7fes.com