2026-05-01から1ヶ月間の記事一覧

津田一郎『脳から心が生まれる秘密』

カオス理論を用いて、心の仕組みを解明しようという試みを紹介する本 脳とカオスの話も一応読んでおこうかなと思ってググったら、ちょうど2025年に新書が出ていたようなので、手に取った。 うーん、しかし、この本はちょっと厳しい……脳から心が生まれる秘密 …

『日経サイエンス 2026年6月号』

SCOPE 小惑星「リュウグウ」に全核酸塩基 短期集中連載:定説が覆るとき 異星の生物をめぐる見解 ウェッブ望遠鏡が発見した謎の天体 リトル・レッド・ドット R. ボイル 生命活動の意外な舞台 相分離がひらく新たな細胞観 P. ボール トリアシック・パーク H. …

岡野原大輔『生成AIのしくみ』

タイトルにあるとおり、生成AIについての入門書 サブタイトルが「〈流れ〉が画像・音声・動画をつくる」であり、「流れ」がキーワードとなっている。 数式を用いず言葉で説明、というのが売り文句になっている本で、実際、数式は全く出てこない。いろいろと…

『科学』2026年2月号~5月号

【連載】因果をめぐる7の視点 (2月号)「因果をめぐる7の視点2 ビッグデータ時代のスモールデータ──説明から納得,そして活用へ」樋口博之 (3月号)「因果をめぐる7の視点3 過去と未来をつなぐ因果の歴史――ヒュームからアインシュタイン,そして現代へ」小…

アーサー・C・クラーク『都市と星』(酒井昭伸 ・訳)

言わずと知れた古典SF 今だと色々なジャンルに分化してしまってる要素が一つの作品に詰め込まれているので、何SFというのか逆に難しい。ディストピア? ポストアポカリプス? 宇宙SF? なんで読もうと思ったのかは忘れてしまった。積ん読の中にあって、そろ…

谷淳『ロボットに心は生まれるか 自己組織化する動的現象としての行動・シンボル・意識』(翻訳協力・山形浩生)

認知ロボティクスの観点から、記号接地問題や行動生成・自由意志について論じた本 現象学やダイナミックシステム(力学系)アプローチをベースにした研究で、ロボットについていうと、リカレントニューラルネットワーク(RNN)に予測符号化させている、という…

ステファン・コイファー、アントニー・チェメロ『現象学入門』(田中彰吾・宮原克典訳)(一部)

サブタイトルは「新しい心の科学と哲学のために」とあり、フッサールから始まり認知科学に至る心の科学・哲学としての現象学入門書となっている。 最近、吉田正俊・田口茂『行為する意識』 - logical cypher scape2を読み、現象学・反表象主義の系譜の存在感…

『タクシー運転手 約束は海を越えて』

1980年5月、韓国で起きた光州事件をモデルにした映画 韓国現代史映画を見るシリーズ、1年ぶりに再開。 1979年10月朴正熙大統領暗殺事件 →『KCIA 南山の部長たち』 - logical cypher scape2 1979年12月粛軍クーデター →『ソウルの春』 - logical cypher scap…

『新潮2026年4月号』

工藤郁子「才能の民主化とAI」 下西風澄「撤退戦としてのリベラリズム」 今村夏子「先生のおりがみ」 高山羽根子「ツクモガミ」 佐藤良明「『ワン・バトル・アフター・アナザー』と『ヴァインランド』──分断をすり抜けるピンチョンに共嗚するアンダーソン」 …