ICCに行ってきた。
OpenSky2.0が目当てだったけど、初ICCなので常設展示の方も。
それほど広くないミュージアムだけど、かなり楽しめた*1。
OpenSky2.0
ネット上で公開されていた動画は見ていたけど、ムービーを見て「へぇこういうことやってるんだー」と改めて思った。
やっているレベルが全然違うからこういうこというのは失礼かもしれないけど、学祭の準備をしているような雰囲気を感じた。
愛知万博に出展するとき、あと何時間、とかいいながら、切ったり貼ったりしているところとか。
飛行機を作っている、というのに、その規模の小ささというかアットホームさというか、そういうところも面白かった。
仲の良い３，４家族が集まって夏休みにキャンプにでも行っているような雰囲気という感じもある。
実際に関係者の子どもとか見に来ているから。
木製なので、ぎこぎこ木材を切ってみんなでくっつけたりしている。その作業場とかも、どっかのガレージみたいな感じで、おじさんとかおばさんとかお姉さんとかお兄さんとかが一緒になって作っている感じ。
ムービーの内容だけでなくて、展示の雰囲気にも、なんというか手作り感がある。
この手作り感が面白かった。
実際の機体は、かなり近付いて見ることができる。
そして、小さい。
こんな小さいので空を飛んじゃうのか、って思う。
ムービー見たりすると思うけど、とっても怖そう。僕は、バイクとか乗せてもらっても怖いなあ、と思うようなヘタレなので、こんなのはとても乗れそうにない。
でも、乗っている人はみんな楽しそうなので、楽しいのかもしれない。
石のゲーム*2は、２回ひかせてもらったけど外れ。
クイズは、５回くらい挑戦させてもらって３問正解した。とにかく難易度が異常に高い。OpenSkyにあんまり関係ない問題も結構ある。でも、不正解になった時に出てくるコメントが意味不明で笑える。
で、シミュレータ。
ムービー見たときも思ったけど、シミュレータやって実感した。これは結構疲れる。
全身を使うし、実際に飛ぶのに乗ったら腕も使うだろうなあと思う。
この展示を見ると、ナウシカの身体能力の高さに驚かされることは間違いない。
メーヴェを乗りこなすのは、想像以上に技量が必要なんだな、と思う。
設計・製作を担当しているオリンパスの人のコメントが興味深かった。
設計者には、実際にものを作る能力も必要だ。
国産飛行機プロジェクトを立ち上げたとしても、小型飛行機を実際に作っている人が誰もいない状況は不自然。
メーヴェを作るなんてプロにはバカにされるかもしれないと思っていたが、むしろその逆だった。
八谷和彦も「とりあえず作ってみよう」と言っている。
この「作ってみる」「作れる」というのは、なかなか能力がないと出来ない。でも大切なんだな、と思う。
無響室、行くの忘れた。
《FairyFinder 03―コロボックルのテーブル》
OpenSkyと直接関係ないけど、これ、結構面白かった
ICC常設展示
遊び始めるとキリがない感じがする。
《FragMental 40 Storm 02》
単語を入力すると、検索エンジンを使って画像やテキストをひろってきて、それをスクリーンセーバー風に表示する。
《A-Volve》
適当な図形を描くと、その形した人工生命が水槽の中に現れる。他の人工生命を食ったり、子どもを生んだりする。
この２つは、特に楽しかった。
テキトーにこっちが入力してやって、そこから色々なレスポンスが来るのを、飽きずに眺めていることが出来る。
上のは、オタっぽい単語を放り込むと、画面一杯にオタっぽい画像がぐるぐると回ることになるので注意ｗ
《moids》
ぶら下がっている小さなデバイスがそれぞれピーとかブーとか電子音を発していて、それがより集まって音楽っぽくなっている。これらのデバイスにはセンサーがついていて、回りで音を発するとそれに反応して色々な音を出す。
足音とかでも反応する。クラブとかにこれを放り込むとなんか面白いんじゃないか、と思った。オーディエンスの踊りにあわせて、どんどん自動生成していく音楽。
そういえば、イーガンの短編にそんなクラブが出てきていたような気がする。
《境界線》
これは、大人数で行くと面白いと思う。
「インタラクティヴ年表（1991―2005）」
手を宙で振ると、画面の中のカーソルもそれにあわせて動く。こういうインターフェイスが欲しい、と前から思っていた。でも、感度はまたそれほどよくない気がする。
