11/18文フリの告知

今度の文学フリマにて、フミカレコーズより音楽系批評同人誌『フミカ』を発行します!
フミカ表紙 on Twitpic

目次


ボカロUTAUクロスレビューは、5人にレビュアーが2曲ずつ曲を選んで計10曲についてクロスレビューしたもので
どんな曲を選んだかとかは、こちらのtogetterまとめをどうぞ。事前に曲を聞いてもらえると、より楽しめるかと思うので是非
同人誌クロスレビューは、前回の文フリで発行された同人誌の中で音楽系の記事があったものを全部レビューしたもの。
Drum'n'Wordsは、歌詞の繰り返し(韻)についてと、擬音語について、読者へ課題を提示しながら、つまりワークブック形式で論じられているもので、評論でもある一方で、読者に実際に歌詞を作らせたり、擬音について考えさせたりする試みとなっている。


音楽批評を名乗ってはいるものの、音楽批評をするための下準備をしている雑誌と捉えてもらった方がよいかもしれない。
好きな音楽作品について批評とかしてみたいんだけど、音楽を批評するってやったことないしどうすればいいか分からないし、ちょっとみんなでやってみようか、みたいな感じで声をかけて作った。
派手なコンテンツはないし、ニッチなところだなーと思うけど、文学フリマみたいなイベントでしか出会えないような雑誌にはなったんじゃないかと思う。


今回、ワークブックという読者に対して練習課題を出していくという企画があるけれど、一方でボカロUTAU曲クロスレビューは書き手の僕に対して課題を課されているような企画だった。
僕は、批評を書いているといってももちろんアマチュアなので、基本的に自分の好きな作品についてしか書いたことはなかった。今回は、他のレビュアーが選んだ曲もレビューするので、そこで初めて聞く曲についても書いた。ピンとこない曲もあって、それについては正直にそう書いたんだけど、自分自身の好き嫌いとは別に、作品についてのことをある程度記述できるのかどうかという問題がそこにはある。
とりあえず、音楽批評をちょっと書いてみたいです、といった時に、僕がそもそも何がやりたかったかというと、音楽を聴いている体験をどう言葉にできるのかを試してみたいということだった。だから、なるべくそういうことに徹して書こうという、自分なりの制約をして書いたつもりだけど、この点もなかなかちゃんとは守れていないと思う。まあ、ちょっと読んでみてください。
ボカクリだったりDAIMだったりがある中で、似ているけども独自の路線を歩もうと思っているところで、まあそういう感じです。

第15回文学フリマ
開催日 2012年11月18日(日)
開催時間 11:00〜17:00
会場 東京流通センター 第二展示場(E・Fホール)
アクセス 東京モノレール流通センター駅」徒歩1分
一般の方は入場無料です!

フミカレコーズは、カ−07
2階のホールに入って左手の壁!