新年ご挨拶

昨年は、当ブログをご愛読いただきありがとうございます。
もしよろしければ、今年もよろしくお願いいたします。
こんな辺境で偏狭なブログですが、読んでいただけて感謝しております。


今年は、年賀状も作っていないし、年賀メールも出していません。
というわけで、今年の新年挨拶はこのブログで勘弁ください。
ブログだけでなく、SAKもよろしくお願いします。


昨日は一人で3時間ほど盤渓、今日は高校のときの友達と一緒に5時間くらい国際へ、スキーに行ってました。
やっぱり雪も少ないし、終始0度前後で(山頂はもっと寒いけれど)暖かいです。
それでも、それなりに滑れるようになってます。
コブ斜はやっぱり練習しないと駄目。ウェーブ練とかするといいのだろうか?
年々膝の柔らかさが落ちてきているような気がする。

2006年のまとめ!w

[読書]カテゴリからベスト5(06年に読んだ作品)

心の問題をサイエンス側から追及していく一冊。

これを読んでベルクソンにはまった。持続と自由意志の関係を読むと、現在の心の哲学認知科学と近かったりもするかな、と思う。

認識論の自然化というクワインの考えは、哲学と科学を架橋するんじゃないかと考えると、わくわくしてくる。

やっぱり現象学っていうのはすごいなw

哲学関係が続いたので、ちょっと系統を変えて。わかりやすくて面白く、ポップ文学・三島賞文学の魅力がわかる。

[読書(小説)]カテゴリからベスト5(06年に読んだ作品)

イーガン最高。でも今年読んだのはこれ一冊だけだった。とにかくくらくらしますね。

中原昌也最高傑作!短編集ですが、表題作がとてつもなくかっこよく、最後に収録されている「点滅…」がすばらしい。

初めての古川日出男。叩き込まれるイメージの奔流と描き出される世界に圧倒される。

初めての高橋源一郎。源さんやばすぎ。この本はいったい何なの?抱腹絶倒空前絶後

後味は悪いよ。でもこれはきっと、仲俣のいうポップ文学のひとつとして堂々と名を連ねるだろう。

[映画]カテゴリからベスト5(06年に見た作品)

ネタバレ厳禁のサスペンス。少しずつ時間がさかのぼっていくという構成とトリックが見事。

池脇千鶴は女優だ。恋愛ものの作品はかくあるべきだと思う。恋の美しさと醜さが描かれている。

今年は、とにかく黒沢清を見まくったわけで、5本全部黒沢でもよかったくらい。でもとりあえず1本選ぶなら、やはりこれ。怖い、心理的な意味で。

今年のエンターテイメント傑作。もはや説明不要?

  • 5本目が決められない。

黒沢以外なら『戦場のメリークリスマス』『パプリカ』。でも、『ドッペルゲンガー』『LOFT』も捨てがたい。