2018-01-01から1年間の記事一覧
NEWS SCAN 窒素源としての堆積岩 微生物の起源に新たな光 賢い壁 From nature ダイジェスト 火星の内部構造に迫る探査機 特集:恐竜大進化 覇者への意外な道 S. ブルサット ファルコンズ・アイ小林快次に聞く恐竜の大進化 内村直之 協力:小林快次 むかわ竜…
サブタイトルにあるとおり、ヒトのヒトたる特徴がどのように生まれてきたか、についての本 キーワードの一つは「徒弟学習apprentice learningモデル」である。 徒弟が親方から技術を盗んで覚える、という学習スタイルによって、ヒト族は知識や技術を伝達し、…
SCIENCE SENSOR 台風の動きは遅くなっている ヘビやトカゲの共通祖先 FOCUS Biology 眠気の正体をつきとめた! Planetary Science 火星の地下から約30種類の有機物を発見 Paleontology 恐竜絶滅の隕石衝突から生物は数年で復活した!? イーロン・マスクの火星…
ノーベル文学賞というと、日本では「村上春樹が受賞するかどうか」ばかり注目され、あまりにも受賞作が読まれていない、という現状を嘆く筆者による、ノーベル文学賞受賞作家・作品ガイド 下記の目次にある通り、13名のノーベル文学賞受賞作家が取り上げられ…
19世紀から大戦間期にかけてのウィーン市政についての歴史 自由主義市政→キリスト教社会党市政→社会民主党市政という変遷を三部構成で追っている。 ウィーンという都市から見るヨーロッパないし中欧の近代政治史、とも言えるかもしれない。国政ではなく市政…
高井研の著作だと思っていたのだけど、正確に言うとちょっと違う。 もともと、JAMSTEC広報誌150号記念で企画された特別連載3回分を、単行本化したもの。 JAMSTECの各研究者等に取材して、ライターの鈴木志乃によって執筆されたもの 高井さんとしても、最近…
「ジュラシック・パーク」シリーズの第5弾、直接的には2015年公開の『ジュラシック・ワールド』の続編(どうも三部作の二作目という位置づけらしい) スピルバーグがエクゼクティブ・プロデューサーで、前作の監督コリン・トレボロウは脚本及びエクゼクティ…
日経サイエンス 特集:AIの身体性 特集:エッシャーを超える Newton 美しき曲線の世界 遺伝子のON/OFFを操る新医療 縄文の美 はやぶさ2が小惑星に到着! ネアンデルタール人の絶滅は小脳の小ささが原因だった? 日経サイエンス 日経サイエンス2018年8月号(特…
日本におけるメディアミックスについての歴史研究の本。 全6章のうち、前半の3章は『鉄腕アトム』におけるキャラクター玩具の展開に、メディアミックスの起源を、後半の3章では、角川の社史を追う形で、角川が成立させたメディアミックスという手法の展開…
ハッキングの1973年から1999年の間に書かれたものを集めた論文集 第一章に「歴史的存在論」という、論文集全体につうじる概要的な論文がおさめられており、論文集全体のタイトルも原題では『歴史的存在論』。『知の歴史学』は日本語版タイトルで、フーコーの…
サブタイトルには「賢すぎる、愚かすぎる、それが人間だ」とあり、人間の特徴として挙げられる理性について、一方では科学技術を発展させるなど「賢すぎる」側面がありながら、他方で、近年の行動経済学などで人間はどうもあまり合理的に行動しないようだと…
ロボット・AIに関連する法学諸分野の論点を解説している本 編者によれば、ロボット・AIを糸口にした法学入門としても読むことができることが企図されており、実際、法律門外漢の自分にとっては、そのように読むことができた。 法律の専門家たちによって…
人間の様々な心的現象を、脳が予測によって作り上げたモデルによるものとして説明する 近年、急速に、脳と心の理論として台頭しつつある予測コーディング理論だが、2008年(原著)と10年前に書かれた本書は、既にそのような立場からまとめあげられた入門書と…
『差別はいつ悪質になるのか』(http://www.h-up.com/books/isbn978-4-588-60354-9.html)という書名を見かけて検索していたら、翻訳者の1人による2014年の論文がヒットしたので、読んでみた。 http://rci.nanzan-u.ac.jp/ISE/ja/publication/se29/29-08hot…
AIと現実・記憶・死などを扱ったSF小説 5本の短編から構成された連作短編集であるが、世界・登場人物・時系列はつながっていて、1本の長編小説としても読める。 扱われているテーマ的には、ベタなものなので、SFとしては読みやすい部類の作品だと思うが、と…
2003年の発表を皮切りに次々と発見されている巨大ウイルス それらの紹介を通してのウイルス学入門と、さらに筆者が支持している、しかしまだマイナーな仮説が展開される。 巨大ウイルスというのは、細菌ほどの大きさがあり、なんと光学顕微鏡でその姿を確認…
Dominic Lopes "Understanding Pictures" ドミニク・ロペスによる描写の哲学の入門書 同じテーマのものとして過去に読んだものは ジョン・カルヴィッキ『イメージ』(John V. KULVICKI "Images")前半(1〜5章) - logical cypher scape2 ジョン・カルヴィ…
D.H.ウィルソン&J.J.アダムズ編 中原尚哉・古沢嘉通訳 タイトル通り、ゲームをテーマにした作品を扱った短編集で、意外と(?)ビターな後味の作品が多かったような印象 「1アップ」「キャラクター選択」がわりと好き 「救助よろ」「猫の王権」「リコイル…
冲方丁『マルドゥック・アノニマス1』 - logical cypher scape 冲方丁『マルドゥック・アノニマス2』 - logical cypher scape シリーズ第3巻 スクランブルとヴェロシティは全3巻だったけど、アノニマスはまだ続くーマルドゥック・アノニマス3 (ハヤカワ…
6/16・17に千葉大で行われた科学基礎論学会のうち、16日のシンポジウムに参加してきた。 近年、宇宙科学・探査についての人文社会科学的アプローチが増えてきている。 全然フォローしきれているわけではないが、これまでこのブログで扱ったものとしては、以…
Kendall L.Walton Are Representations Symbols? 美学論文アンソロ(ラマルク+オルセン編『美学と芸術の哲学:分析的伝統:アンソロジー』 - logical cypher scape2)から 1974年に書かれた論文 表象のコアは指示ではない、ということを主張している。 なお…
新潮 2018年 07 月号出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2018/06/07メディア: 雑誌この商品を含むブログ (1件) を見る佐々木敦の「これは小説ではない」において、キャロル『批評について』が言及されていると聞いたので、読んでみた。 『批評について』未読だ…
見ました めっちゃ笑った
5月のコミティア・文フリで発行された『PRANK! Vol.6 特集:日本アニメの新世紀』が、夏コミでも発行されるとのことです。 自分は、こちらで、「渦巻きの上を走る――オープニング・エンディングに見る非物語的映像表現」というタイトルで、主に『少女終末旅行…
Bence Nanay ”Trompe l’oeil and the Dorsal/Ventral Account of Picture Perception” https://philpapers.org/rec/NANTLA-2 2008年の論文であるベンス・ナナイ「画像知覚と二つの視覚サブシステム」 - logical cypher scape2]の内容をもとに膨らませて書い…
Bence Nanay “Picture Perception and the Two Visual Subsystems” https://www.semanticscholar.org/paper/Picture-Perception-and-the-Two-Visual-Subsystems-Nanay/ddfd7a7276afa17a0e8b486659ac137392c21ecc?tab=abstract 描写の理論に関する論文 二面性…
日経サイエンス 特集:混合栄養生物ミクソトロフ 特集:系外惑星探索の新時代 NEWS SCAN(カーリング,AIで戦略分析、「六脚類の空白」の謎、進化論を認めない人は…、系外惑星の山脈を探す方法) うつ,依存症,社交不安障害 治療効果を脳画像で予測 J. ガブ…
美学論文アンソロ(ラマルク+オルセン編『美学と芸術の哲学:分析的伝統:アンソロジー』 - logical cypher scape2)から Mulcom Budd “How pictures look” (マルコム・バッド「画像はどのように見えるか」) - logical cypher scape2に続いて、描写につい…
美学論文アンソロ(ラマルク+オルセン編『美学と芸術の哲学:分析的伝統:アンソロジー』 - logical cypher scape2)から 描写の理論(Theory of Depiction)にはいくつかの立場があって、類似説、経験説、認識(認知)説、メイクビリーブ説、構造(記号)…
ホラー映画を題材にして、情動の哲学、フィクションの哲学、死の害の形而上学、意識の哲学など、哲学の各分野の議論を紹介しつつ、筆者のホラー映画愛も盛り込まれている本 (入門書だけ読んでおわりがちな)自分にしては珍しく、この本の元ネタのいくつかを…