2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

テオ・ヤンセン展@科学未来館

行きたい行きたいと前から騒いでいたけど、やっと行ってきた 実際に歩いているところ見れたのは面白かったけど、歩く距離が短かったので物足りなさもあった。 科学未来館全体も見たが、やっぱこういうところはいいね。テンション上がる。 タグつけるときに思…

『20世紀SF<4>1970年代接続された女』

中村融と山岸真のアンソロシリーズ第四弾 いや、なんで突然4なんだよっていうと、これが一番面白そうだったというか、タイトルや作者に聞き覚えのあるのが多かったから ジェイムズ・ティプトリーJr.「接続された女」 広告がなくなったかわりに、スターに品…

限界小説研究会編『サブカルチャー戦争』

大分間を空けながら読んでしまったので、詳しいコメントなどはなしで。 面白かったのは 飯田一史「村上龍はなぜ「カンブリア宮殿」に至ったのか」と 蔓葉信博「至道流星と情報戦」 どちらも小説と経済の話だが、前者は村上龍の経歴を追って村上龍が何を目指…

星野智幸「何が俺をそうさせたか」円城塔「マグニチュード」(『文學界1月号』)

短編特集「2030」という奴から2本。 星野智幸のは実に星野智幸だった。 親の介護に追われながら、ジャーナリストで一発当てようとしている「俺」が主人公。 「お年寄り、ひきとります」というチラシを手にしたことから話が始まる。 明らかに胡散臭い話…

大森望編『NOVA3』

2010年はSFアンソロがやたらとたくさん出ていた割には*1、あんまり買っても読んでもいなかった*2。 NOVAは、しかし、よかった。外れがない感じだった。 以下ネタバレ気にしない感じで各作品のあらすじと感想 あ、でもとり・みきは省略w 小川一水「ろーどそ…

磯崎憲一郎「赤の他人の瓜二つ」(『群像』1月号)

やっと先月の磯崎憲一郎が読めたよーと思ったら、今月は青木淳吾340枚だし。これもチェックせねば。 あと2月には『肝心の子供』が文庫化するので買う。 磯崎憲一郎の小説は説明するのが何とも難しいのだが、何とも言えない魅力がある。 淡々とした筆致で、次…

ガーラ湯沢行ってきた

今シーズン初スキー。シーズン初が年明けになるなんてなー。まあ今シーズンは年末年始が忙しかったのでいたしかかたなし。 一人で東京から日帰りでスキーに行くのも初めて。どこに行けばよく分からなかったので、新幹線直結のガーラ湯沢へ行くことにした。 …

山内志朗『普遍論争』

中世哲学のトピックの一つである普遍論争について、従来的な図式を壊して解説するもので、語り口は平易なのに難解な本。 難解なのは、中世哲学独特の単語や言い回しのせいだが、テクストを引用した後、ちゃんと噛み砕いてくれているので、見慣れない単語に目…

ウィリアム・ギブスン『クローム襲撃』

実はサイバーパンク小説はあまり読んだことがないのだけれど、わりとすらすら読める、というかイメージがわきやすい 懐かしいというと語弊があるが、古いとは思うけれど馴染みのあるイメージのような気がする。これより古いSFになると、イメージしにくいと…

2010下半期ニコマス20選

【ニコニコ動画】 20選初参加 とりあえずテキトーに20選候補フォルダに放り込んで、そこからレギュレーションにひっかかるので同一Pのものは一つに絞り、これはどうしてもというものから選んでいって20本。 特にジャンルのバランスとか発表月とかは考えずに…

『海炭市叙景』

去年最後に見た映画 物語も画面も薄暗い映画だった。 函館を舞台にして、5つくらいの短編オムニバス。 どの話も特に何の解決もなく終わる。

テッド・チャン「ソフトウェア・オブジェクトのライフサイクル」(『SFマガジン1月号』)

SNSみたいなところで動く育成型AIの開発者の話。開発者で、かつそのユーザーでもある。 育成ゲームとしては結構難度が高く、またユーザーによってかなり性格や能力が変わってくるので、ユーザーのコミュニティが強固。 メーカーは廃業してしまうが、その後…

山岸真編『スティーヴ・フィーヴァー』

SFマガジン創刊50周年記念アンソロジー第3弾・ポストヒューマンSF傑作選 何故か第3弾から手に取った。 まあイーガンが入ってたからなんだけど ジェフリー・A・ランディス「死がふたりをわかつまで」 この形式の勝利 ロバート・チャールズ・ウィルスン「…