2011-01-25から1日間の記事一覧

限界小説研究会編『サブカルチャー戦争』

大分間を空けながら読んでしまったので、詳しいコメントなどはなしで。 面白かったのは 飯田一史「村上龍はなぜ「カンブリア宮殿」に至ったのか」と 蔓葉信博「至道流星と情報戦」 どちらも小説と経済の話だが、前者は村上龍の経歴を追って村上龍が何を目指…

星野智幸「何が俺をそうさせたか」円城塔「マグニチュード」(『文學界1月号』)

短編特集「2030」という奴から2本。 星野智幸のは実に星野智幸だった。 親の介護に追われながら、ジャーナリストで一発当てようとしている「俺」が主人公。 「お年寄り、ひきとります」というチラシを手にしたことから話が始まる。 明らかに胡散臭い話…