「第十七回文学フリマ」 開催概要
開催日 2013年11月 4日(月祝)
開催時間 11:00〜17:00
会場 東京流通センター 第二展示場(E・Fホール)
アクセス 東京モノレール「流通センター駅」徒歩1分
一般来場 一般の方は入場無料です!
2階Fホール、エ-34で出ます。
『筑波批評2013春』を持って行きますので、前回の超文フリで買い逃した方は是非
11/4文学フリマ参加 - 筑波批評社にも同様の告知出してますが
表紙は、ラブライバーの聖地!
目次
グッドマン『芸術の諸言語』を読む
- 座談会 記号から美学へ――グッドマン『芸術の諸言語』をめぐって
- 『芸術の諸言語』要約
- 用語集
天海春香は遊具となりて揺動す――『百円M@ster』論 シノハラユウキ
にわかラブライバー対談―音楽・キャラクター・声優― 島袋八起+シノハラユウキ
ダンスについて――TVアニメ『ラブライブ!』OP「僕らは今のなかで」論 島袋八起
丘の向こうの不確かな楽園――『まおゆう魔王勇者』論 塚田憲史
ブックレビュー亜人(ヒューマノイド)SFの現在
グッドマン『芸術の諸言語』を読む
座談会+レジュメ+用語集
座談会参加メンバーは、
松永さん(9bit: ゲーム研究と美学)、高橋さん、真塚さん@truetombと、筑波批評社の島袋、シノハラの5名
松永さんは、ゲーム研究や美学を専門とされていて、再現芸術についてグッドマンの美学に着目されている方で、我々美学初心者に対して色々教えていただきましたが、それ以上に、マンガやゲームや萌え記号についての話なんかがなかなか面白いことになっているのではないかと思います。
ネルソン・グッドマン『Languages of Art』 - logical cypher scape
レジュメの目次
- 指示と例示
- 指示について
- 類似説批判
- ○○的絵分類について
- 例示について
- 再現と表現、指示と例示の違い
- 例示について
- 比喩的について
- 記号システムについて
- 作品の同一性と記譜法
- オートグラフィックとアログラフィック
- 記譜的であるための五つの条件
- 統語論的条件
- 意味論的条件
- 芸術以外の記号システム
- 諸芸術の記号システム
- 科学と芸術の二元論を越えて
- 記号システムと描写・例示
- 美的なものと美的でないもの
天海春香は遊具となりて揺動す――「百円M@ster」論 シノハラユウキ
ここで考えてみたい問題は、ある種の映像表現から得られる抽象的な興奮のことだ。
グッドマン『芸術の諸言語』と渡邉大輔『イメージの進行形』を理論的枠組みとして使いつつ、最近、永野ひかりが提案していた「声のキメラ」という概念をもう少し抽象的に捉えることで、オタク文化(アニメ声優、ダンスの3DCG動画)とクラブ文化(サンプリング、VJ)の混淆の魅力を考えてみる、というような内容になってます。
それから、今回論じる対象となっている百円M@sterというのはややマイナーかと思うので、以下のマイリストで、これは、というものを紹介しておきます。