グッドマンの美学本。
内容については『筑波批評2013春』でたっぷりレジュメを書いたので、そちらを是非ご覧くださいw
詳しい告知は、今週末に出しますのでw
グッドマンは、絵画や音楽もまた、言語と同じように、なにがしかを意味するという記号作用を担っていると考えて、言語だけでなく絵画や音楽も含めた記号の哲学を組み立てようとしている。
もちろん、「絵画(音楽)は言語だ」という話ではなくて、絵画はこういう記号システム、音楽はこういうシステム、そして言語はこういうシステムとして、それぞれの類似点と相違点を整理している。
○○は記号的だ、とかよく言われたりするけれど、どういう点で記号的なのか、とかそういうあたりをもう少し詳しく見れるようになったりするのではないかと思ったり。
レジュメの目次(?)だけ
- 指示と例示
- 指示について
- 類似説批判
- ○○的絵分類について
- 例示について
- 再現と表現、指示と例示の違い
- 例示について
- 比喩的について
- 指示について
- 記号システムについて
- 作品の同一性と記譜法
- オートグラフィックとアログラフィック
- 記譜的であるための五つの条件
- 統語論的条件
- 意味論的条件
- 芸術以外の記号システム
- 諸芸術の記号システム
- 作品の同一性と記譜法
- 科学と芸術の二元論を越えて
- 記号システムと描写・例示
- 美的なものと美的でないもの
- 作者: Nelson Goodman
- 出版社/メーカー: Hackett Pub Co Inc
- 発売日: 1976/06/01
- メディア: ペーパーバック
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