ルーブル美術館展

新美術館
めっちゃ混んでた


16〜19世紀の風俗画がテーマごとに展示されている。時系列はバラバラ。
17世紀のものが多かったような気がする。


ドロリング《台所の情景》とコシュロー《コレージュ・デ・カトル・ナシオンにおけるダヴィッドのアトリエの情景》が構図が似てて、なんかあんまり見たことのないような構図だった気がして印象に残った。真ん中に窓、両側に壁。室内を描く時に、壁を3面ともちゃんと描くのってあんまり見ない気がして。


ムリーリョ《物乞いの少年》
写実主義の絵って言われたら信じる


ミシュラン《旅籠屋で休息する兵士たち》
描かれている人物がみんなバラバラの方向を見ている、中でも真っ黒な服を着た男が後ろを向いているのが気になるし、置かれているものが雑然としているのもあって、妙な緊張感がある。
17世紀の絵だが、これくらいの時代の他の絵だと、描かれた人物同士の視線で構図が作られてたり、カメラ目線とかが見られたりするので、この視線バラバラも何かドラマを感じさせる。
作品名忘れたが、16世紀の絵で、視線バラバラの奴があるけどあれはただバラバラとしているだけ、という印象だった。
16世紀と17世紀の違いで、光源がちゃんとしているかどうかとかもあるかなーと見ながら思った。


フェルメールは案の定あまりピンとこず


ホガースが1枚あった
わりと雑な絵だったが


ホーホ《酒を飲む女》
主題となる人物は画面左にいるが、むしろこれみよがしに開けられた画面右の扉とその先の廊下、あるいは画面手前の椅子が気になる。
ゲインズバラ《庭園での会話》とかは、クロード・ロランとかの影響を受けてたりするのだろうか。
ヴァトー《二人の従姉妹》は、主役が後ろ向いてた
フラゴナールは《ぶらんこ》しか知らなかったのだけど、今回展示されていた《嵐》は全然違う(全然ロココではない)絵で驚いた。ロココって正直よくわからなくて、こっちの絵の方が好きかもしれない。
パロセル《象狩り》は縦長の絵だった。


犬の描かれてる絵が多かった一方、猫はほとんど見かけなかった