2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

テリー・ギリアム『ローズ・イン・タイドランド』

ギリアムのアリス もっと、『パンズ・ラビリンス』みたいなのを想像していたのだけど、そうではなかった。 ってかすごい。 10歳の少女ジェライザ=ローズは、父親が売れないミュージシャンで両親が揃ってヤク中。 ってか、父親はヘロイン注射を娘にやらせ…

黒沢清『回路』

前も見たことがあるんだけれど、多分寝ながら見ていたせいで全然覚えていなかったので再試聴 ま、そんな映画は他にもあるけれどw 再試聴した理由は、『俺俺』を読みながら思い浮かんだ作品の一つだったからでもある。結果的には、あんまり似てなかったけど…

星野智幸『俺俺』

表紙の石田徹也がなかなかいいよね ちなみに僕は、石田徹也をカラスヤサトシで知りました 何だか読んでいる間に、色々な似ている作品を思い浮かべながら読んでた。 まあ主に阿部和重の『IP』とか ちょっと気になるナラティブの仕掛けとかもあったんだけど…

哲学的な萌えをみんなで作ろうぜみたいな企画があるそうです

哲学的な何か、あと科学とかの飲茶さんが、http://tetugakunovel.sakura.ne.jp/index.htmlというのを始めたそうで、その宣伝です。 なんでお前が飲茶さんの宣伝してんの? って話ですが、急に飲茶さんからmixiメッセージが来たので。 いや、僕もびっくりしま…

『東京ゴッドファーザーズ』

今敏監督追悼ということで、まだ見ていなかった本作を見た*1。 とはいうものの、「今監督が亡くなったのでまだ見ていない作品を見ようと思い立つ」→「本作を借りる」→「実際に見る」の間がそれぞれわりとあいてしまい、「返却期限考えるともう見ないと!」み…

エリオット・ソーバー『進化論の射程』

三中さんの本で紹介されていた本で、ようやく読めた*1。 日本語サブタイトルは「生物学の哲学入門」、原著タイトルはそのものずばり“Philosophy of Biology”である。 では、生物学の哲学とは何か。まあ、何かと問われてはっきりとした答えが出せるものでもな…

『プレステージ』

『インソムニア』と『プレステージ』も近いうちにビデオで見ようと思う。 『インセプション』 - logical cypher scape と言ったとおり、『プレステージ』を見た やっぱ、ノーラン面白いなあ 『インセプション』は何だかんだいってハッピーエンド的な終わり方…

SFマガジン10月号

SFマガジン創刊50周年の次は、ハヤカワ文庫SF創刊40周年だって 「夜来る」が載ってるので買ってみた マルドゥック・スクランブル楽しみだなあ アイザック・アシモフ「夜来る」 うおっ、面白っ テッド・チャン的な面白さ、って言い方は時系列に圧倒的にお…

『借り暮らしのアリエッティ』

パンフレットの背表紙がネタバレ 神木くんってこんな喋り方だったっけ? 表面張力すげぇ! 樹木希林マジ樹木希林! EDが日本語だ 小人は本当にいるんだ!! というような感想でした*1。 理由はよく分からないけど、あんまりジブリっぽくないように感じた 冒…

マイケル・シェイボン『ユダヤ警官同盟』

帯を見ると、「このミステリーがすごい!3位!」「ヒューゴー賞/ネビュラ賞/ローカス賞3冠!」とあり、ミステリなのかSFなのかという感じがするが、まあたぶんハードボイルド*1 訳者あとがきには、「改変歴史SF+ハードボイルド・ミステリ+純文学という、…