とりあえず、行ってきたよというメモのみ
日本哲学会は土日に行われていたが、一部WSが金曜の夜に開催していてそれに参加。土日の方は行ってない。
会場が、一橋のマーキュリータワーという建物だったんだけど、タワーというからには近代的な高層ビルなのか、しかし一橋のキャンパスには似合わないなと思って行ったら、7階建で、縦長というより横長な印象で、見た目も他の建物とあまり変わらない、タワー感のない建物だった。ただし、建物の中は吹き抜けが上から下まで通っていて、タワー感があるといえばある。
とりあえず、こういう感じの世界があるのかーというのをおぼろげながら知ったというレベルで、正直、内容については分からないところも多かったので、倉田発表以外については内容のメモなどは省略。
一応、行く前に倉田剛『現代存在論講義1』を読んでいったのだけど、わりと歯が立たなかった
倉田発表
メタ存在論の争点
(1)量化と存在
虚構主義・マイノング主義
(2)存在の問及び論争のとらえ方
実在論者(マジメな存在論者)
デフレ主義者(懐疑主義者)
(3)存在論の課題
「何が存在するのか」ではなく「何が何を基礎づけるのか」こそが課題→Grounding理論
小山発表
小山発表資料
発表資料が公開されているので、それへのリンクでメモに代えます。
比較的分かりやすかったのだけど、D-ProjectとE-Projecetの違いの話がさっぱりわからなかった。
ただ、ポイントとしては、ファインとサイダーは、お互いに自分のやっていることがどういうものかという認識と相手がやっていることがどういうことかという認識が、互いにそもそも噛み合っていない可能性があるらしい、と。
で、何でそんなに違ってしまっているのか、ということで、師弟関係を調べてみるということやっているらしい。
次のスライドにある系図みたいなのは、Wikipediaで指導教官を調べて作った図らしい。
小山さん曰く、まだ全然見通しはたっていないとのことだけど、とりあえず、Schiffer、Sider、Fineの指導教官を辿っていくとそれぞれ違う国にいきつく、ということらしい。
で、分析哲学と科学哲学の歴史みたいなことを、今後、他の学会で発表していく予定という宣伝で終わったのだけど、科学哲学と分析哲学シンポジウムは是非実現してもらいたい。