新城カズマ『TOKYO404』

定住しないことをテーマに小説を書くことにした新城カズマの、取材・インタビューを織りまぜたという体裁の小説。
佃島に代々住んできた一族である女子大生のタワダは、一人暮らしをしたいと相談した先輩のすすめにしたがって《メゾン・ポテ》というかなり怪しいところへと引っ越す。
《家出少女連盟》の創始者の1人である女性への新城カズマのインタビュー。女の子が終点まで電車を降りるかどうかの賭け。
仕事柄、定住することなく旅を続けるジャック、タワダの先輩、園子。都市の定義。
絵本「たかいたかいシリーズ」を手がけた双子の姉妹へのインタビュー。キャンピングカーの中で。
女の子のちょっとした意地のために、メゾン・ポテを豪邸に仕立て上げようとする詐欺師
タワダとひいおばあちゃんとの電話
新城カズマが教授(トールキン)に語りかけるあとがき

tokyo404

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