『宇宙開発未来カレンダー 2022-2030's』

『宇宙開発未来カレンダー 2022-2030's』という本をパラパラと眺めている。
カレンダーというタイトルだが、どちらかといえばロケット・宇宙機カタログという感じの本で、今後打ち上げが予定されているロケットや探査機・人工衛星と、現在運用中の探査機・人工衛星が掲載されている。


これ、発行日が2022年2月25日なのだが、今このタイミングで読むと、「これ延期になった」「これもまだ打ち上がってない」のオンパレードで、それをチェックしながら読んでたりする。
まあ、宇宙開発というのはそういうもので、予定通りに進む方が少ないくらいであり、「そりゃあね」という話ではある*1
とはいえ、執筆時にはまだロシアのウクライナ侵攻が起きていなかったわけで、それが影響して延期したものを数えるのはやはり悲しい。というかまあ、ExoMarsがESAロスコスモスの共同開発で2022年打ち上げ予定になっているのを見ると、なんともやりきれない。まあ、リブートされたので、まだ希望はあるが。
一方で、概ね予定通りに進んだの、中国の天宮くらいじゃねーか(8月完成予定となっていたところが11月に完成した程度の遅れ)ということに気付くと、それはそれでまたなんとも言えない気分にはなる。


さてそんなこんなで本日、アルテミス1の打ち上げが成功した。この本の中では「打上予定/2022年3月12日」と書かれているが、その横に「11月16日打ち上げ」とペンで書き込んだ。
今後も少しずつこうやって書き込んでいって、ここに書かれている未来が実現されるところを見ていきたい。
直近では、11月下旬のHAKUTO-Rや12月のCLPS-2のノヴァCか。
CLPS(民間月輸送サービス)というと、第1号になるはずだったペレグリンが2023年に延期してしまったけど、それも含めて2023年に結構目白押しなんだな。
それから、H3が年度内……か
スターシップ/スーパーヘヴィーまだー?

*1:本書では「2022年打ち上げ予定」と書かれているもののうち、去年は「2021年打ち上げ予定」だったし一昨年は「2020年打ち上げ予定」だったのでは、みたいなものもあったりするわけで