ダブルブリッドの最終巻。
これをちゃんと終わらせることができたということに、まず驚いた。
そして、その出来が予想以上によかったことに、感嘆するし、作者の底力のようなものを感じた。
『ダブルブリッド』については、つい先日、評論を一本書いている。
それは、最終巻が何故長い間書かれてこなかったかということについて、考察したものになっている。
そしてこの最終巻は、その論に対してもうまく応えてくれるものになっている。
とりあえず今ここでは、細かく評論めいたことを書くことはしないが、いずれ最終巻も含めた『ダブルブリッド』論は書くだろう*1。
その上で、ストーリー上の各種設定*2をも、うまく回収したように思う。
とにかく、感動的な大団円を迎えた最終巻だった。
- 作者: 中村恵里加,たけひと
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2008/05/10
- メディア: 文庫
- 購入: 6人 クリック: 72回
- この商品を含むブログ (72件) を見る