bunkamuraでやっている「みんなのミュシャ展」行ってきた
いつもと違って、メモをとっていなかったので、あまり作品単位のコメントはなしでざっくりとした感想
2.ミュシャの手法とコミュニケーションの美学
1880年代~1900年代くらい、ミュシャの雑誌や挿絵関係の仕事
1880年代のもので、風刺雑誌に描いたというのがコマ割りしててマンガ風のものがあったのが面白かった
3.ミュシャ様式の「言語」
1890年代から1920年代くらいまで、ポスターを中心に
トラピスト修道院のワインかなんかのポスターである「トラピスティーヌ」
市長ホールのペンデンティブ画のための大型習作「闘志(ヤン・ジシュカ)」
この2つあたりが、よかった
というか、布施英利『構図がわかれば絵画がわかる』 - logical cypher scape2を読んだところだったので「垂直だ」「水平だ」というのに反応していただけ、というのはあるw
4.よみがえるアール・ヌーヴォーとカウンターカルチャー
ミュシャは1939年に亡くなり、没後はそのチェコ・ナショナリズムの強さによって忌避され、東欧側なの西側への紹介も遅れていたが、1960年代後半に西側でミュシャ展が行われ、1970年代に広がっていったらしい
1970年代のオルタナ・ロックとかのバンドのジャケットデザインに引用されていく。
このあたり、まあ確かにミュシャっぽいといえばミュシャっぽいのだけど、それにサイケっぽさがすごく足されたような感じになっている。それから80年代以降、アメコミにも影響を与えていく、と
ちょっと面白かったの、このあたりのバンドのジャケットとかアメコミとかも、ミュシャ財団蔵になっていたこと
5.マンガの新たな流れと美の探求
『明星』とかの、日本におけるミュシャ受容
マンガ関係では、水野英子、山岸涼子、花郁悠紀子、松笛あけみ、波津彬子、天野喜孝、出渕裕が並んでいた
ぶっちゃんは、自分の中では完全にパトレイバーの人で、かつ自分は『ロードス島戦記』を全然通ってないので、この流れでぶっちゃん出てくるの不思議だったんだけど、確かに『ロードス』のイラストはミュシャ感あった
LOST WONDERLAND
たまたま、同じくbunkamuraでやっていたので寄った
今日見た奴。廃材などで作られた古生物。
— シノハラユウキ (@sakstyle) 2019年8月12日
ステゴスウルスの背中の皮骨、近くで見るとショベルやおろし金など
トリケラトプスの足は、プレステや64のコントローラー pic.twitter.com/fKKKfM3WAS
こういうのもtwofoldnessと言っていいのかな
— シノハラユウキ (@sakstyle) 2019年8月12日
とまれ、これは何でできてんだーと思いながら見るのが面白かった
各種ケープや管のアンモナイト、プテラのとさかが電話の受話器とか pic.twitter.com/aPAitCdICj
※こういうのはtwofoldnessではない
— シノハラユウキ (@sakstyle) 2019年8月12日