2019-10-26から1日間の記事一覧

大森望・日下三蔵編『おうむの夢と操り人形 年刊日本SF傑作選』

2018年に発表されたSF短編の中から、大森・日下の両名が選出した18編+第10回創元SF短編賞受賞作を収録したアンソロジー 元々、2008年に刊行された『虚構機関』から始まった本シリーズだが、今回、12冊目にして最終巻となる 『零號琴』のスピンオフである「「…

小川哲『嘘と正典』

『ユートロニカのこちら側』『ゲームの王国』といった長編を発表してきた筆者の初短編集 時間や歴史(世界史から家族の歴史までスケールは様々)を扱ったSF作品が主で、また「魔術師」や「嘘と正典」などはミステリ的な要素もある 紛うことなきSF作品揃いで…

『組曲虐殺』

天王洲アイルの銀河劇場にて 色々あって人からチケットをいただいたので、行ってきた 井上ひさしの遺作にあたる作品で、小林多喜二を主人公としたミュージカル すごいタイトルではあるが、半分くらいがコメディパート 音楽がピアノのソロ演奏のみで、これが…