読んだ本
鹿島茂『「レ・ミゼラブル」百六景』
ユゴー『レ・ミゼラブル』のあらすじと当時の挿絵版画をもとに、作品の背景となる当時の社会等についての解説がされている本
文学作品から歴史を見てみる、というもの
ジャン・ヴァルジャンにモデルになった人物がいた、だけでなく、その同じ人物が、バルザック作品に出てくるヴォートランのモデルにもなった、とかそういう話が色々載っていて面白い。
- 作者: 鹿島茂
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2012/11/09
- メディア: 文庫
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冲方丁『テスタメント・シュピーゲル1』
2巻に向けて再読
後半の方、ほとんど忘れてた
- 作者: 冲方丁,島田フミカネ
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2009/11/28
- メディア: 文庫
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パリ・ロンドン旅行
GWは、パリとロンドンへ行ってきたので、簡単な感想を
ルーブル美術館
まず、何はなくともこちら
まあすごかった
とにかく沢山あるw それから、元々宮殿だから部屋自体がすごい、というところも多く、展示品を見ればいいのか部屋を見ればいいのか
絵画を色々見てやろうと思っていたのだけど、結果的に一番見ていたのは工芸品エリアだったような。顕微鏡とかコンパスとかの科学器具や、武器など
絵画も、フランドル絵画を中心にそれなりに見たし、古典主義のあたりも見た
でかいとこでは「カナの婚礼」「ナポレオンの戴冠式」「民衆を導く自由の女神」とか
「サモトラケのニケ」「ミロのヴィーナス」も
オランジュリー美術館
モネの「睡蓮」
(オランジュリーに限らず)こっちの美術館は、なんか絵が直接触れそうな感じで置いてあったり、写真撮れたり、なんかすごいなと思うが、特になんかむきだしで置いてあるような感じがした
でかい絵だったー
かなり距離をとらないとちゃんと見れない。
水面のキラキラ感はそれほど感じなかった。
それ以外の作品は、あまり点数多くなかった感じがする。
ポンピドゥーセンター
国立近代美術館。行ってみたら、4階と5階のうち5階が閉館してた。
4階をざざーっと見て回っただけ
アラブ世界研究所
外観を見た。窓によって絞りのしまり方が細かく違う。
ポンピドゥー・センターに、そのうちの一枚が展示されていた
ロンドン自然史博物館
思った以上に、建物の外見がすごく立派だった
でかいし
パリでは教会をいくつか見ていたから、建物に聖人なり何なりが彫ってあるのをよく見たけど、自然史博物館は動植物の彫刻が彫られていてさすがって感じであった
ハインツホールのディプロドクス見て、「自然史博物館きたー」って感じになり
アースホールのステゴサウルス見て、「ステゴかっけー」ってなった
あのステゴサウルスの展示はほんとかっこいい。あと、実物化石。
恐竜の展示(全身骨格が宙に吊ってあってそれを見て回る構成がなかなかよい)と地学関係・進化関係を見て回った。
あ、あと、メアリーアニングが発見した魚竜などの展示。窓から光の入る廊下の壁一面に展示されていてよい。
マンテルの発見したイグアノドンの化石もいくつかあった。
V&Aミュージアム
こちらの建物のファサードには人物像が彫ってあったけど、聖人とか宗教関係ではなかった。あれはどういう人たちだったんだろうか。
恥ずかしながらロンドン行く前でよく知らないで行ったのだけど、なんなのここ! すごい!
なんとなくファッション関係の美術館なのかなくらいの気持ちでいったら、いろんなものが雑多とかき集められていてすごかった
トラヤヌスの記念柱がどかんと置いてあるところのスケール感が途方もない
テートブリテン
ターナーやコンスタブル、ラファエロ前派、ブレイクを中心に見て回った
パリだと、ルーブル、オルセー、ポンピドゥがそれぞれの時代ごとにわかれている感じなので、テートブリテンとテートモダンもそういう関係なのかなと勝手に思っていたら、テートブリテンはテートブリテンで現代アートの方まであったので驚いた。あんまりそっちは見て回らなかったけど、ベーコンやホックニーがあった
テートモダン
火力発電所を美術館にするってのすごいアイデアだなーと
シュールレアリスム関係、色々と概観できる感じ。作家1人当たりの作品数は少ないのだけど。
ドナルド・ジャッドの奴とかヨーゼフ・ボイスの奴とかが、想像してたよりも大きくてびっくりした。特にボイスの奴。
ナム・ジュン・パイク見たり。
ロシア革命時のポスターが多数あった
ロシアというと、アレクサンドル・ブロツキーとイリア・ウトキンの架空の建築のイラストが面白かった
抽象画では、マーク・ブラッドフォードとゲルハルト・リヒターもよかったなあと思ったが、やはりなんといってもロスコ。テートモダンは完全にロスコ目当てでいったので。ロスコルームは一部屋だけ照明を少し暗くしてあったのもよかった。
飛行機の中で見た映画
どれも、ざっと見た感じで、あまりちゃんとは見てないけど
- 『ジュピター』
ウォシャウスキーの新作
宇宙を支配する一族の兄弟げんかに、とある地球人の女性が巻き込まれる
スペースオペラ的など派手で豪華な宇宙船や、空飛ぶ靴を使ったアクションが見物
ストーリーはまあ……
日本語版がなかったので、あんまりちゃんと見てない
パラソル型の仕込み銃と、成層圏まで気球であがって衛星を撃ち落とすのと、首チョンパ爆弾が面白かった
- 『イミテーションゲーム』
チューリングの奴
基本的に淡々と進むけど、暗号解読のきっかけに気付いてからしかし民間船を救えないまでのくだりが盛り上がる。あと、チューリングが解読マシンにつけていた名前の意味がわかるあたりとか。
マーク・ストロングが印象に残る。『キングスマン』にも出てた。
- 『ベイマックス』
全くもってちゃんとは見てないし、さらにいうなら音声も聞いてないんだけど、あらすじは把握した。