平昌五輪モーグル(原大智銅メダル)

タイトルにもいれたけど、原大智・銅メダル!!
モーグル、ひいてはフリースタイルスキーで日本チームの男子では初のメダル!!
ついでにいうと、平昌五輪での日本チーム初メダルともなったようです
今年は日本男子誰かメダルとるでしょうっていう予想はたてていたのだけど、以前、モーグルW杯太舞大会 - logical cypher scapeで予想というか有力選手の候補をあげている中には、遠藤と堀島の名前は入れたけど、原の名前は入れていなかった
予想というのは当たらないものだw

男子、金メダルはミカエル・キングズベリーで確定
有力選手としては
男子だと、マット・グラハム、ベンジャミン・カヴェ、ブラッドリー・ウィルソン、ドミトリー・ライハルド、アクレサンドル・スミシュレアエフ、マーク・アントニー・ギャノン、遠藤尚、堀島行真

グラハムは一応あてたと言っていいのだろうかw

平昌五輪モーグル - Togetter
自分の実況ツイートまとめ

日程

2/9 男女ともに予選1回目 30人の選手から上位10名が決勝進出
2/11 女子予選2回目 予選1回目で勝ちあがれなかった20名のうち上位10名が決勝進出
2/11 女子決勝 予選1回目の上位10名、予選2回目の上位10名あわせて20名で戦う。Final1(準々決勝・20名)→Final2(準決勝・12名)→Final1(決勝・6名)
2/12 男子予選2回目
2/12 男子決勝

女子

Final1

1 ジャスティン・デュフォー・ラポイント(CAN)
2 ジーリン・カウフ(USA)
3 Keaton MCCARGO(USA)
4 Jakara ANTHONY(AUS)
5 ブリトニー・コックス(AUS)
6 ペリーヌ・ラフォン(FRA)
7 ユリア・ガリシェワ(KAZ
8 オードリー・ロビショー(CAN)
9 Tess JOHNSON(USA)
10 アンディ・ノーデ(CAN)
11 レギナ・ラヒモア(OAR
12 エカテリーナ・ストリャルヴァ(OAR
(準決勝進出者のみ)
PyeongChang Moguls women - Olympic Freestyle Skiing

1人日本代表に選ばれた村田は18位で敗退。
女子としては珍しくフルツイストを決めたが、ターン点がふるわなかった
強豪としては、アメリカのシルト、カナダのクロエもここで敗退

Final2

1 アンディ・ノーデ(CAN)
2 ブリトニー・コックス(AUS)
3 ペリーヌ・ラフォン(FRA)
4 ジャスティン・デュフォー・ラポイント(CAN)
5 Jakara ANTHONY(AUS)
6 ユリア・ガリシェワ(KAZ
(決勝進出者のみ)
PyeongChang Moguls women - Olympic Freestyle Skiing

順位ががらりと入れ替わった感じのある準決勝
カウフが点数伸びず、7位敗退。アメリカ勢が誰一人決勝まで残れないという展開となった。
カナダが2人、オーストラリアが2人、フランスとカザフスタンが1人ずつ、というなかなか面白い顔ぶれとなったといえるかもしれない。

Final1

以下、実況ツイートより一部抜粋

五輪決勝に完全に狙い定めてきてる、ジャスティン・デュフォー・ラポイント
ラフォンこい!
ラフォンきたっ!!
いやーコックスのアグレッシブさ、すげーな!
ユリアまだ残ってる、けど
まさかのノーデDNF
金ラフォン、銀デュフォー・ラポイント、銅ガリシェワ!!
女王交代劇とカザフスタン初のメダル!
フランスのモーグル金メダル、アルベールビル以来なの?!
フランスの金メダル、92年以来ということは、その時、ラフォンまだ生まれてないんだ?!

という感じで
順位は以下の通り

1位(金) ペリーヌ・ラフォン(FRA)
2位(銀) ジャスティン・デュフォー・ラポイント(CAN)
3位(銅) ユリア・ガリシェワ(KAZ
4位 Jakara ANTHONY(AUS)
5位 ブリトニー・コックス(AUS)
6位 アンディ・ノーデ(CAN)
PyeongChang Moguls women - Olympic Freestyle Skiing

ユリアはやっぱりフロントフリップでした。っていうか、フロントフリップのDDが効いて、エア点では一番強いのか。
ラフォンはソチ五輪で初めて知った選手で、当時15歳、今もまだ19歳というすげー若い選手
しかし、滑りが非常に安定していて、今大会のFinal3からFinal1への流れもそうだし、今シーズン通しても、じわじわと成績をあげていっている感じがする
コックスの攻めの姿勢はすごかった。タイムは最速だし。むしろ、エア点が全然伸びなくてこのポジションなのかー

男子

ほんと、五輪はいっつも波乱の展開になる気がするなー
ところで、女子は地上波での放送があったのだけど、なんと! 男子は地上波放送がなかったので、ネット配信の視聴になった。BSだとあったみたいなんだけど。
なので、女子はごんちゃんの解説つきで見たけれど、男子の方は、英語実況で見ることとなった。英語実況は英語実況で静かでよかったけどw

Final1

実況ツイートから一部抜粋

西、スタートで叫んだ!
「good ski! Great run!」と実況の人が言ってた、遠藤のラン
フルツイとコーク720か?
遠藤尚、82.72!
次、フランスのベナ
第2エアはループ。
ループ、かっこいいよね
アメリカのウィルソン
さすが速い! と思ったら、ミドルセクションの後半でコントロール失ったぁ
そのままバックフリップかましてるのはすごいけど
ノルウェイーのVinjar SLATTEN
コークでアイアンクロステールグラブか
テオカリス、ミドルセクションのターンめっちゃいいねー
第2エアはトラックドライバー
ああああ
マーキがまさかのDNFだと?!
カザフスタンのコルマコフ
マジ、カザフスタン勢は、スピードは出さずに安定した滑りするなー
原! 第2エアのミュートグラブ、クール!
原、81.29出た! 今3位だから、準決勝進出だな?
堀島、攻めるなー
24秒09って今のところ最速か?
準々決勝はあとミックを残すのみ、というところで、遠藤が1位、原が3位
これ、このまま遠藤の1位突破なのでは
ミック、81.27で4位ー?!

で、リザルトは以下の通り

1 遠藤尚(JPN)
2 マット・グラハム(AUS)
3 原大智(JPN)
4 ミカエル・キングズベリー(CAN)
5 Casey ANDRINGA(USA)
6 ドミトリー・レイヘルド(KAZ
7 堀島行真(JPN)
8 Vinjar SLATTEN(NOR)
9 マーク・アントワーヌ・ガニョン(CAN)
10 CHOI Jae Woo(KOR)
11 パヴェル・コルマコフ(KAZ
12 Sacha THEOCHARIS(FRA)
13 アンソニー・ベナ(FRA)
14 James MATHESON(AUS)
15 アレクサンダー・スミショレアエフ(OAR
16 ジミ・サロネン(FIN)
17 トロイ・マーフィ(USA)
18 ブラッドリー・ウィルソン(USA)
19 西伸幸(JPN)
DNFフィリップ・マーキ(CAN)
PyeongChang Moguls men - Olympic Freestyle Skiing

遠藤、西、ベナ、ウィルソン、ガニョン、サロネン、そしてANDRINGA、SLATTENあたりが予選2回目からの勝ち上がり組
西は2番目スタート、ミドルセクションで後傾になって、ラインを外れてしまいこの順位に
逆に、4番目スタートだった遠藤が、会心の滑りを見せてなんとFinal1を1位通過
見ての通り、ミック、レイヘルド、スミショレアエフといった有力選手が、らしからぬ滑りをして点数を伸ばせず、という意外な展開からスタートした
むろん、日本勢はがぜんメダルへの期待が高まる

Final2

実況ツイートより一部抜粋

コルマコフ、やっぱり準々決勝より準決勝の方が攻めた滑りしてたなー
やっぱ、スピードは25秒切って、80点台出したいところだよなー
ノルウェーのSLATTENか。
コーク720でテールグラブいれてる。ターンも安定していて、スピードも25秒切ってる。で、78点台
ああああ
堀島ぁぁぁ
big crash...
うっそ、レイヘルドもミスった
アメリカのアンドリガ、いい滑り!
第1エア、コーク720でノーズグラブしてたんかー、かっこいいな
下で1080まわしてて、80.80で現在1位に
この順番でミックが出てくるとは
ミックにしては、ターンにミスがあるんだよなー
上がダブルフルで下が720か?
あー、ミドルで一回バランス崩してんねー、ミック
原は第1エアも第2エアもミュートグラブいれてんのね
24.41でスピードはかなりいいぞ
82.30!!
ミック上回った!
原「よっしゃー」とガッツポーズして叫んでる。めっちゃ笑顔
準決勝、最後、遠藤
うっそっ
あー遠藤ぉぉぉ
あー……
遠藤、ミドルセクションでクラッシュ、そのあと起きたけど、コースアウトしてDNF
なんだったんだろうなー。うまくいってたと思ったんだけど、ストックワークか何かがうまくいかなかったか

というわけで、以下リザルト

1 原大智(JPN)
2 ミカエル・キングズベリー(CAN)
3 Casey ANDRINGA(USA)
4 マット・グラハム(AUS)
5 Vinjar SLATTEN(NOR)
6 マーク・アントワーヌ・ガニョン(CAN)
7 パヴェル・コルマコフ(KAZ
8 ドミトリー・レイヘルド(KAZ
9 Sacha THEOCHARIS(FRA)
DNF 遠藤尚(JPN)
DNF 堀島行真(JPN)
DNF CHOI Jae Woo(KOR)
PyeongChang Moguls men - Olympic Freestyle Skiing

恐ろしき五輪バーン
3人もの選手がDNFに
韓国のCHOIは第2エア、堀島は第1エアでそれぞれ技をかけるタイミングでミスって、ランディング後に激しくクラッシュ
遠藤はミドルセクション滑走中にバランス崩して転倒
正直、遠藤はほんとに転倒するまで何が悪かったか分からなくて、転倒した瞬間、見てるこっちが大声で叫んでしまった
レイヘルドは23秒85というこの大会では最速のタイムを出しているものの、第2エアのランディングでミスっている
原は、Final2では、レイヘルドに次ぐスピードを出していた。
ミックは、ミックらしからぬターンで点数伸びず
逆にANDRINGAは、安定した滑りを見せて3位へ、という感じ。
原は、スピードで優位をとり、ターンで譲らずというところでこの順位を維持した感じなのだが、エアについては、ダブルフルも1080もやらない選手なので、難易度がやや不足しているところがある。ただ、その代わりといってはなんだが、第1エア、第2エア、いずれもミュートグラブを入れていて、かっこいい。グラブを入れると、グラブなしよりも難易度は上がる。そんなわけでか、ANDRINGA、SLATTEN、CHOIあたりは、コーク720にグラブをいれている。結構、ノーズグラブ入れてたりして、かっこいい。

Final3

まずは、実況ツイートより一部抜粋

決勝1人目は、カナダのガニョン!
実況曰くターンでリトルミステイクがあったみたいだけど、問題ない滑りだったな
ノルウェー、SLATTENは第1エアでミスー
グラハム、やばい!
実況の人がめっちゃほめてる、グラハムの滑り
ANDRINGA、めっちゃ攻めたなー
ちょいちょいミスっちゃってたけど。
第1エアのノーズグラブも第2エアのトラックドライバーもよかった
ダブルフルの720か
いやしかし、ミック、最後の最後は完璧にきめてきたなー
さすが王者
86.63かー!!
決勝、最終走者、原!
こっちが緊張してきたw
よし!よし!
よしっ!
原、82.19で3位! 銅メダル!!

というわけで、以下リザルト

1位(金)ミカエル・キングズベリー(CAN) 86.63
2位(銀) マット・グラハム(AUS) 82.57
3位(銅) 原大智(JPN) 82.19
4位 マーク・アントワーヌ・ガニョン(CAN)77.02
5位 Casey ANDRINGA(USA) 75.50
6位 Vinjar SLATTEN(NOR) 33.61
PyeongChang Moguls men - Olympic Freestyle Skiing

点数を見ればわかる通り、最終的には、ミックが、圧勝により、念願の金メダル獲得を果たして幕を閉じる展開となった
原が3位→1位→3位となった展開は、見ていて本当に興奮した。
原、最後まで全く問題ない滑りをしたと思うけれど、グラハムとミックがそれぞれの完璧な滑りをしてきたので、それには叶わなかったという感じ。
Final1とFinal2は、ちょっとらしからぬ感じだぞと思われたミックだったけど、最後はこれぞ王者という滑りをしてきたし
ただ、ミック、今回は結局1080飛んでないんだよね。Final2も3も、ダブルフルと720の組み合わせだったりする。クラッシュ多かったし、少し抑えたのだろうか?
グラハムはフルツイと1080である。
個人的には、ガニョンもいい滑りをしていたように見えるのだが、実況の人がミスしたって言ってて、実際、ターン点が伸びず、3位とは結構差が開いた感じになった。
ANDRINGAとSLATTENは、今まで名前を見た覚えのない選手だったのだけど、Final1と2はミスなく安定した滑りを見せて、勝ち上がってきたところ、Final3では2人ともミスをしてしまった。
SLATTENは、回転がかかりすぎて着陸失敗。むしろ、こけずによく耐えたという感じだった。
ANDRINGAは、Final3ということもあってがんがん攻めた滑りを見せたのだが、その分、それまでの安定した滑りから離れて細かいミスを繰り返す感じになった。第2エアでは、1080をかけて、最後にさらにトラックドライバーを決めるというのをしてみせたけど、あんまりうまくはいってなかったかなという感じはいなめない。ただ、スコア見て、1080にグラブ入れるとDDが1.12になるのかー、と。これはもしかしたら、次のエアの時代を切り拓くきっかけになるやもしれない。