2015-01-01から1年間の記事一覧

冲方丁『テスタメント・シュピーゲル2』上巻

とりあえず、読んだということでメモ まだ上巻なので感想はのちほど 事前に1巻読み直していたとはいえ、全然、全体像を把握できないでいる なんか、タイムテーブルほしい…… それはそれとして、乙の成長っぷりがすごくいい 雛の方は雛の方で、そうなるかあと…

ブリヂストン美術館「ベスト・オブ・ザ・ベスト」

工事のための休館を前にした展覧会 ブリヂストン行くのは2度目。初めて行ったときにとてもよかったので、行っておきたかった。最終日前日でなんとか行けた。 以前行ったときは比較的空いている時に行っていたため、今回はとても混んでいてちょっと驚いた。 …

E.H.ゴンブリッチ『美術の物語』

西洋美術史の入門として名高い1冊 実際、読みやすく丁寧でとても面白い 読み継がれる名著とはこういうものか、と また、自分は美術については19,20世紀くらいしか知らなかったので、改めて通史を読んで勉強になった。 この本の特徴はいくつかあるが 「物語…

布施英利『パリの美術館で美を学ぶ』

タイトル通り、パリの美術館ガイドであると当時に美術入門書 構成としては、1区にあるルーブル美術館から始まって、区の順番に美術館を巡り、さらにはパリ郊外および南仏まで足を伸ばす 例えば、ルーブル美術館の章は簡単な西洋美術史の解説にもなっている、…

土屋健『そして恐竜は鳥になった』(小林快次・監修)

タイトルどおり、恐竜が鳥になった過程などを追う形で書かれた、恐竜の入門書。 ハンディで、なおかつフルカラー 第1章 食べ物の変化 コラム1 学名のルール 第2章 子育ての変化 コラム2 発見と発掘の現場 第3章 翼の変化 コラム3 始祖鳥は、カラスのように…

マグリット展

新美術館 マグリッドオンリーで100点以上、初期のものから晩年までおおむね時系列にそってずらっと並べられている。ところどころ、マグリッドの手がけた商業デザイン、マグリッドの絵が使われた書籍等も展示されている。 各ブロックごとの説明文は当然あった…

『日経サイエンス2015年5月号』

とりあえず読んだ記事のメモ 特集「超ハビタブル惑星」 「生命の理想郷スーパーアース」 「超ハビタブル」ってどういうことかと思ったら、まずは、主星の寿命が長いということだった。 それから、多島海であること 「有力候補を探せ 系外惑星の空を見る」 2m…

吉川浩満『理不尽な進化』

進化論についての言説史的な(?)エッセー(?)。どういう本なのか一言で説明するのはちょっと難しいが、「何故非専門家は進化論について誤解するのか」「何故グールドは混乱した議論を展開したのか」という問いをたて、非専門家やグールドがアホだからと…

土屋健『石炭紀・ペルム紀の生物』

生物ミステリーPROシリーズ第4弾 土屋健『エディアカラ紀・カンブリア紀の生物』 - logical cypher scape 土屋健『オルドビス紀・シルル紀の生物』 - logical cypher scape 土屋健『デボン紀の生物』 - logical cypher scapeこれで古生代は最後、既刊もここ…

土屋健『デボン紀の生物』

生物ミステリーPROシリーズ第3弾 土屋健『エディアカラ紀・カンブリア紀の生物』 - logical cypher scape 土屋健『オルドビス紀・シルル紀の生物』 - logical cypher scape 今までは、2つの紀で1冊だったが、デボン紀は1つで1冊 何しろデボン紀は、魚類の…

土屋健『オルドビス紀・シルル紀の生物』

生物ミステリーPROシリーズ 土屋健『エディアカラ紀・カンブリア紀の生物』 - logical cypher scapeの続刊 本の特徴は前回と同じ。豊富な復元イラストと化石標本写真があって、分かりやすい。 オルドビス紀とシルル紀というのは、多分かなりマイナーな時代な…

土屋健『エディアカラ紀・カンブリア紀の生物』

生物ミステリーPROシリーズ 古生物を専門とするサイエンスライター土屋健によるシリーズ。群馬県立自然史博物館が監修としてクレジットされている。 全編フルカラーで、化石標本の写真および復元イラストが豊富にページを彩っている。 言及されている生物、…

三上延『ビブリア古書堂の事件手帖』1〜4

人から薦められたもので4巻まで読んだ(既刊は6巻まであるようだけど)。 有名なので名前は知っていたけれど、逆にいうとそれ以外はほとんど知らない状態で読んだので、例えば主人公が20代半ばくらいだったりするのに驚いた。なんか高校生くらいの話だと思っ…

デュアルモーグル・スロープスタイルW杯最終戦

3月15日にシルヴァプラーナでスロープスタイル、メジェーヴでデュアルモーグルのW杯今季最終戦が行われた。 スロープスタイルW杯シルヴァプラーナ大会 Norwegian duet on the top spots at Slopestyle World Cup in Silvaplana - FIS-SKI シルヴァプラ…

グレゴリー・カリー『フィクションの本性』("THE NATURE OF FICTION")第5章

フィクションとは、作者が読者にごっこ遊びさせる意図で作られたものであり、フィクションの内容を解釈するとは虚構的な作者の信念を解釈することである、というカリーの主張をもとにしたフィクションの哲学の本 5章で最後となる。 グレゴリー・カリー『フィ…

ハーフパイプW杯ティーニュ大会(小野塚2位・総合優勝)

3/12ティーニュでハーフパイプW杯の最終戦が行われた 小野塚彩那が、ティーニュ大会では2位、そしてシーズン総合優勝を果たした! 日本人女子としては、07-08季の上村愛子*1に続く快挙 本人もブログで報告している→W-Cup final. | 小野塚彩那オフィシャル…

ピーター・D・ウォード『恐竜はなぜ鳥に進化したのか』

地球史における酸素濃度の変化という観点から、5億4000万年の動物の歴史を辿る本。 既に多くのレビューで指摘されているが、この本は「恐竜がなぜ鳥に進化したのか」についての本ではない。むしろ、サブタイトルにある「絶滅も進化も酸素濃度が決めた」とい…

小森健太朗+遊井かなめ編著『声優論 アニメを彩る女神たち〜島本須美から雨宮天まで〜』

ここ最近、声優にはまりつつあるものの、そんな詳しいわけでもないので、まあ読んでみた 自分もなんか書いてみたくなるよって意味では面白かった。 序論 声の現象学から声優論へ/小森健太朗 声優史概説/夏葉薫 第1章 島本須美&日高のり子──八〇年代を象…

グレゴリー・カリー『フィクションの本性』("THE NATURE OF FICTION")第4章

グレゴリー・カリー『フィクションの性質』("THE NATURE OF FICTION")第1章 - logical cypher scape グレゴリー・カリー『フィクションの性質』("THE NATURE OF FICTION")第2章 - logical cypher scape グレゴリー・カリー『フィクションの性質』("THE NATU…

モーグル・デュアルモーグルW杯田沢湖大会(女子シングル星野2位、女子デュアル伊藤2位)

2/28、3/1に、秋田県のたざわ湖スキー場でモーグルW杯が行われた。 たざわ湖でのW杯は初開催となる。 日本勢では、土曜日に行われたシングルで星野純子が、日曜日に行われたデュアルで伊藤さつきが、それぞれ2位で表彰台にあがった。共に自己最高記…

スロープスタイル・ハーフパイプW杯パークシティ大会/小野塚優勝

2/27、28に開催されたW杯パークシティ大会 27日はスロープスタイル、28日にはハーフパイプが行われ、ハーフパイプ女子では日本の小野塚が初優勝した 小野塚、W杯優勝は初だったんだね。なんかもうどっかでとっていたような気がしてた。 スロープスタイ…

グレゴリー・カリー『フィクションの性質』("THE NATURE OF FICTION")第3章

グレゴリー・カリー『フィクションの性質』("THE NATURE OF FICTION")第1章 - logical cypher scape グレゴリー・カリー『フィクションの性質』("THE NATURE OF FICTION")第2章 - logical cypher scapeの続き Chapter3. Interpretation 3.1. Relationalism …

中村融編『宇宙生命SF傑作選 黒い破壊者』

主に、5〜60年代の「宇宙生命SF」を集めたアンソロジー。 古き良きSF的な雰囲気というか? 「おじいちゃん」「キリエ」「妖精の棲む樹」は、謎解き的なオチの面白さのある話 リチャード・マッケナ「狩人よ、故郷に帰れ」(中村融訳) 1963年発表(初訳) …

スキークロスW杯アーレ大会

2/14と15に行われたスキークロスW杯アーレ大会 2/14 男子 1 OEHLING NORBERG Victor 1990 SWE 2 CHAPUIS Jean Frederic 1989 FRA 3 FORSLUND Michael 1986 SWE 4 MIDOL Bastien 1990 FRA エーリンノルベリが優勝 スウェーデンってことは地元か 終始1位では…

グレゴリー・カリー『フィクションの性質』("THE NATURE OF FICTION")第2章

グレゴリー・カリー『フィクションの性質』("THE NATURE OF FICTION")第1章 - logical cypher scapeの続き Chapter2. The Structure of Stories 2.1. Truth in fiction and fictional worlds 2.2. Being fictional 2.3. Lewis's theory 2.4. More on make-b…

グレゴリー・カリー『フィクションの性質』("THE NATURE OF FICTION")第1章

ウォルトンのKendall L. Walton "Mimesis as Make-Believe :On the Foundations of the Representational Arts" - logical cypher scapeに引き続き*1、分析美学のフィクション論の本 まだ読んでいる途中で、とりあえず第1章の部分について 1990年初版、…

スキークロスW杯アローサ大会

スイスのアローサで、2/6と2/7の2日連続でスキークロスW杯が行われ、その2大会共に、女子はスイスのファニー・スミスが、男子は、エーリンノルベリが優勝した。 こちら、アローサのコースの紹介映像 鳥瞰視点や選手視点などで構成されている 中盤のツイン…

モーグルW杯バルサンコム大会

2/7開催 まだ映像の方が来てないので、とりあえずリザルトとか 女子 1 ハンナ・カーニー 2 クロエ・デュフォー=ラポイント 3 オードリー・ロビショー リザルト 星野が10位 ジャスティンは14位 伊藤さつき20位、伊藤あずさ26位 カーニーは2位…

モーグルW杯レイクプラシッド大会

1/29のレイクプラシッド大会 男子 1 ミカエル・キングズベリ KINGSBURY Mikael 1992 CAN 2 アレクサンダー・スミシュレアエフ SMYSHLYAEV Alexandr 1987 RUS 3 マーク・アントニー・ガニョン GAGNON Marc-Antoine 1991 CAN 4 アンソニー・ベンナ BENNA Antho…

Xgames(スキースーパーパイプ小野塚銀)

1月21日から25日にかけて行われてX GAMES ASPEN 2015 去年は、ニコ生で入ってたのをたまたま一部分見れて、「いい時代になったなあ」とか言ってたんだけど、今年はなかった模様 「今年はないのかあ、残念」とか思ってたんだけど、「ニコ生ないなら公式サイト…