三上延『ビブリア古書堂の事件手帖』1〜4

人から薦められたもので4巻まで読んだ(既刊は6巻まであるようだけど)。
有名なので名前は知っていたけれど、逆にいうとそれ以外はほとんど知らない状態で読んだので、例えば主人公が20代半ばくらいだったりするのに驚いた。なんか高校生くらいの話だと思ってた(多分、“文学少女”シリーズとあまり区別ついてなかったんだと思う。ところで、今調べてみたら、“文学少女”シリーズは2011年に完結して、ビブリアシリーズは2011年から刊行開始されたようだ。ちなみに、ビブリアの栞子さんは巨乳だが、“文学少女”シリーズのヒロインは「推定Aカップ」らしい)


ミステリのことはよく分からないのだけど、なんか安楽椅子探偵的で日常の謎的な短編集というような感じから始まって、4巻では長編となり、色々な人間関係や要素がつながりあっていくのが、楽しい。
いや、いくらなんでも、色んなこと繋がりすぎなのではと思わなくもないけどw
五浦と栞子さんの関係もちゃんと進展していくのがよい。


栞子さんについては、実写ドラマ化の際の騒ぎの際に、「こんなの栞子さんじゃない、ぎゃー」みたいな人々の反応を目にして、表紙のイラストにあるような雰囲気のヒロインなのかなあと思っていたけれど、思ってもいないくらいに癖の強い人だった
栞子さん、20代半ばなので、自分より若干年下なのだが、2010年頃にその年齢ということは、むしろ自分とほぼほぼ同じ年齢(生まれた年が同じ)っぽい。
生まれた年が近いフィクションの登場人物というと、エヴァミサトさんが思い出される。ミサトさんと栞子さん、同じ年か1歳差くらいだ。