2014-01-01から1年間の記事一覧

宮田隆『分子からみた生物進化』

分子進化学の入門 もともと『分子進化学への招待』というタイトルで出ていた本の改訂版 分子進化学とはその名の通り、DNA、RNA、タンパク質といった分子を用いた進化学 この分野では、木村資生の中立説があまりにも有名 この分野の本をほとんど読んでなかっ…

THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 1stLIVE HAPPY☆PERFORM@NCE!!

アイマスミリオンの1stライブ、LVで2日目のみ参加してきた。 今年は、2月にSSA、4月にシンデレラ1stがあり、それに続くアイマスライブ、さらにいえば、8月、10月に本家のツアーライブがあるので、ちょうど今年のアイマスライブラッシュの真ん中に位置す…

『日経サイエンス7月号』『Newton7月号』

とりあえず、何読んだかだけメモ 日経サイエンス 特集:脳地図革命 | 日経サイエンス 脳の実相に迫る | 日経サイエンス 脳の遺伝子アトラス | 日経サイエンス 脳の計測は、ナノテクな話で、神経細胞レベルで測定する的な話。ニューロンにセンサーつけたり、…

グレアム・プリースト『論理学』

岩波の「1冊でわかる」シリーズの奴。再読。一冊丸々じゃなくて、8割くらいの再読。 前半演繹、後半帰納。 神の存在証明の話とかちょくちょく出てくる 1 妥当性 2 真理関数 3 名前と量化表現 4 記述と存在 5 自己言及 6 必然性と可能性 7 条件文 8 …

植原亮『実在論と知識の自然化』

サブタイトルは、「自然種の一般理論とその応用」 自然種についての実在論の議論と認識論の自然化について書かれた博論の書籍化。 三部構成になっており、一部は自然種の一般理論、第二部はその応用で、生物種の存在論と人工物の存在論について、第三部は認…

八木沢敬『神から可能世界へ 分析哲学入門上級編』

分析哲学入門シリーズ、いよいよ上級編 八木沢敬『分析哲学入門』 - logical cypher scape 八木沢敬『意味・真理・存在 分析哲学入門中級編』 - logical cypher scape アンセルムスによる神の存在証明を分析哲学の観点から論ずるという形をとっており、帯や…

ラプラス『確率の哲学的試論』(内井惣七訳)

最近、科学哲学の本を読んでいて、やはり確率大事だなと思ったのと、戸田山『哲学入門』の参考文献で、訳者解説が確率の哲学入門となっていると紹介されていたので、読んだ。 ラプラスの書いた本編が160ページくらい、訳者解説が70ページくらいあるので、訳…

N.R.ハンソン『科学的発見のパターン』

ハンソンというと、観察の理論負荷性であり、この本でもそれについて扱っているわけだが、逆に言うとそれしか知らなかった。 科学哲学の入門書とか教科書とかを読めば、必ず名前が出てくるけれど、クワイン=デュエムのテーゼとクーンのパラダイム転換との間…

哲学書リスト

春秋社の現代哲学への招待シリーズ、はてどれくらい読んだのだろうかと気になったので、リストアップしてみることにした。 春秋社 現代哲学への招待 哲学者は何を考えているのか (現代哲学への招待Basics)作者: ジュリアンバジーニ,ジェレミースタンルーム,J…

アレックス・ローゼンバーグ『科学哲学』

科学哲学はやはり面白いなあ 科学哲学の面白さは、問題意識が哲学の中では比較的分かりやすい点にあるのではないか。 分析哲学の入門書を読むと、普通は、フレーゲの明けの明星と宵の明星がどうの、という話から始まる。あれは面白いけれど、最初に突然読ま…

H.バターフィールド『近代科学の誕生』

ちょっと再読 第一章 いきおいの理論 アリストテレスの理論から慣性理論のあいだに位置する、14世紀のいきおいの理論 アリストテレスは馬が引っ張るのをモデルに運動を考えてたけど、後世になると投射体で考えるようになる 第二章 コペルニクスと中世の伝統 …

『アイドルマスター2 The world is all one !!』

最終巻である5巻が最近でたばかりのアイマスコミカライズ作品 アイマスのコミカライズを今まで全然読んだことなかったのだけれど、この作品はとても評判がいいので試しに読んでみたら、実際にとても面白かった。アイドルマスター2 The world is all one!! 1…

『ビジュアルでわかる地球46億年史 地球創生から生命の進化、文明の誕生、そして現代まで』

洋泉社のムック本 地球誕生から人類誕生までのPart1と人類史のPart2で構成されている。 Part1を担当しているライターが土屋健だったこと、いくつかコラムが挿入されているのだけどその中に小林快次担当のものや『化石の分子生物学』の筆者が担当しているも…

『Newton2014年6月号』

恐竜関係をパラパラ見たりした そういえば先月は、福井県立恐竜博物館の記事だった。背景なしで、骨格標本の写真がどかんと載っていて、特にティラノサウルスの写真がアングルとかがかっこよかった。 恐竜絶滅の原因は,隕石衝突による酸性雨だった? この前…

六冬和生『みずは無間』

主人公は、太陽系外を飛ぶ探査機に搭載されたAI。そのAIには、「雨野透」という青年の人格が転写されている。 宇宙の旅と、雨野の恋人みずはについての回想が交互に進行する。 みずはは過食症で、雨野に依存気味であり、回想されるエピソードもあまりろ…

『日経サイエンス2014年6月号』

特集 宇宙の夜明け インフレーションの証拠を観測 インフレーションって、時空が超光速で膨張すること (→そうだったのか、これって関係主義にとっては、けっこうまずいんじゃない?) 原始重力波、当初の予想では観測できるのは2020年代だったが、今回、南…

戸田山和久『哲学入門』

「意味」とか「表象」とか「自由」とかいったような、あるのかないのかはっきりしないけどあると思われるものを、物理的世界像の中に位置づけようという、いわゆる自然主義・自然化プログラムの本 あるのかないのかはっきりしないけどあると思われるもの*1を…

石川博品『後宮楽園球場』

前々から「今度読もう」「今度読もう」と思っていて、ある時、「今が今度だ」と思ってポチったら、まさにその日に「打ち切りが決まったらしい」という情報を知る羽目になって、タイミングがいいんだか悪いんだかという感じで読んだ本 女装して宮廷のハレムに…

エリオット・ソーバー『過去を復元する』三中信宏訳

難しかったので、途中で読むのを断念した……orz サブタイトルは「最節約原理,進化論,推論」 生物学哲学の本だが、科学哲学、生物体系学、統計学がある程度分かっていることが前提で、統計学の話がばかすか出てきたあたりで挫折 この本は、生物体系学の論争…

「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 1stLIVE WONDERFUL M@GIC!!」

シンデレラガールズの1stライブ、両日ともライブビューイング*1で見に行った。 とても楽しかったし、みんなかわいかったし、2日目の夜公演は出演者が涙していて、とてもよいライブだった。 モバマスことアイドルマスターシンデレラガールズについては、自分…

月村了衛『黒警』

組対の刑事沢渡が、中国黒社会と日本の警察上層部の癒着にまつわる件へと巻き込まれていく話 何というか、とても読みやすい するっと読めるし、まあ普通に面白いのだけど、でもやっぱり機龍警察が最強過ぎて、物足りなさはある。 月村作品にしては珍しく(?…

前田弘毅『グルジア現代史』

http://kousyou.cc/archives/6140を読んで、じゃあ黒海周辺の歴史の本とか読んでみようかなーと思って読んでみた本。 伊東・井内・中井編『ポーランド・ウクライナ・バルト史』 - logical cypher scapeがメインで、あとコーカサス関係何かないかなーと探して…

吉村貴之『アルメニア近現代史』

http://kousyou.cc/archives/6140を読んで、じゃあ黒海周辺の歴史の本とか読んでみようかなーと思って読んでみた本。 伊東・井内・中井編『ポーランド・ウクライナ・バルト史』 - logical cypher scapeがメインで、あとコーカサス関係何かないかなーと探して…

伊東・井内・中井編『ポーランド・ウクライナ・バルト史』

http://kousyou.cc/archives/6140を読んで、じゃあ黒海周辺の歴史の本とか読んでみようかなーと思って読んでみた本。 他に吉村貴之『アルメニア近現代史』 - logical cypher scapeや前田弘毅『グルジア現代史』 - logical cypher scapeも読んだ。 タイトルど…

デイヴィッド・M・アームストロング『現代普遍論争入門』(秋葉剛史訳)

普遍についての現代形而上学の入門書 普遍論争というと中世スコラ哲学が連想されるだろうが、現代の哲学においてもなお論争の続いているトピックである。 普遍についての問いというのは、「トークンa、b、c……が同じタイプFであるとはどういうことか」という…

モーグル、スロープスタイル、スキークロスW杯最終戦

今シーズンもいよいよ最終戦 モーグルは21日、スキークロスは23日にラプラーニュで スロープスタイルは22日にシルヴァプラーナで行われた。 今回もまた公式が配信してる動画などをはっていくが、総合優勝などの表彰式の様子もあわせて入っている。 総合優勝…

スキークロスW杯アロサ大会、アーレ大会、モーグルW杯ボス大会動画

動画が公式サイトにあがっていたのでメモ スキークロスArosa大会 3月7日 男子 1 Alex FIVA SUI 2 Tomas KRAUS CZE 3 Didrik Bastian JUELL NOR 4 Chirstopher DELBOSCO CAN 冒頭、CGでコース紹介されている クラウシュ、いまでもこんな上位に入れるのか 女子…

モーグルW杯ボス大会(伊藤さつき6位)

動画についてはスキークロスW杯アロサ大会、アーレ大会、モーグルW杯ボス大会動画 - logical cypher scape 3/15 シングル女子 1 DUFOUR-LAPOINTE Justine CAN 24.85 2 DUFOUR-LAPOINTE Chloe CAN 24.52 3 KEARNEY Hannah USA 24.37 4 NILSSON Julia SWE…

『劇場版 プリティーリズム・オールスターセレクション プリズムショー☆ベストテン』

現在、レインボーライブ(アニメ3期)を視聴中だけど、オーロラドリーム(アニメ1期)、ディアマイフューチャー(アニメ2期)は未視聴。ゲームも無論やってない状態で見に行った。 で、ほとんど事前情報を調べずに、なんか映画やってるらしいというのだけ…

佐藤友哉『ベッドサイド・マーダーケース』

久しぶりにユヤタン読んだ どうも「デンデラ」以来ぶりっぽい 何か『新潮』で短編1つ読んだ気もするのだけど、あまり覚えていない 今も変わらぬユヤタン節とユヤタンワールドだった 主人公が目を覚めると、隣で眠っていた妻が包丁が首に刺さった状態で死ん…