古瀬風『Tokyo 7th Sisters -episode.Le☆S☆Ca-』

ナナシス初の公式ノベライズ作品。
上杉・ウエバス・キョーコ、荒木レナ、西園ホノカ3人によるアイドルユニット、Le☆S☆Ca結成までの物語。
雑誌連載でも読んでいたけれど、単行本にまとまって改めてまとめ読みするのもよいもので。
物語はシンプルで、3人が出会い、それぞれの悩みがお互いに刺激されていき、次のステップへと進んでいくというもの。
やはり、後編の「星下南中」での「跳ぶよ」のセリフは、ゲームやっている身としては、ぞわっとする*1


前編p.160、レナの内心のセリフ

上杉さんって、喋ってるときは印象通りの気が強そうな声してるけど……歌ってる時は案外柔らかくって優しそうな声かも

それ!
それな!
Le☆S☆Caの3人は、それぞれに声が特徴的で、「ああ、こういうキャラはこういう声してるよね」って声にプラスアルファの要素があるような感じがある。
読みながらセリフをキャラの声で脳内再生していたけど、そのあたりを意識すると、脳内再生しやすくなる。


後編p.78
これ前に読んだときも思ったのだけど、
ほんの数年前のアイドルの映像が、ネットから全く消えているって一体どういうことなんだろ
御園尾の手が回っているとしか思えない。
非公式のアップロードが完全に取り締まられていて、公式しか映像をアップしていなくて、運営が終了したから全削除された?


前編も後編も、書下ろしがついていて、特に前編の、3人が出会う直前のことを書いている奴、好き。


後編p.77
衍字「な」
「キョーコはな何事もなかったかのように答えた。」