映画

黒沢清『回路』

ホラーのようでホラーじゃない。 2時間あって、そのうちの1時間半くらいは一応ホラーなんだけど、話の流れやらなんやらが分かりにくかったりした。 が、なんか知らんうちに、突然ホラーじゃなくなる。 えぇと、『犬神』? 「なんか見えてきた、未来が」 「…

『プルガサリ』

北朝鮮が1985年に制作した怪獣映画。 計らずしてタイムリー(?)ですね。 そういえば、確かに騒いでも構わない話題だけどそれにしても騒ぎすぎじゃないか、と思ってたんですが、核保有国になったからこんなに騒いでたんですね。 なんか、もうあの国は以…

黒沢清『LOFT』

冒頭、鏡に映った中谷美紀のシーンから始まる。そしてその鏡がPCのディスプレイへと変わる。 なんてまあかっこいいツカミだけれど、偶然撮ったショットだというのだから恐れ入る。 ホラーとかラブストーリーとか言われているけれど、その実、そのどちらでも…

『未来惑星ザルドス』

かなり久しぶりのエントリが、ザルドスって……。 74年にイギリスでとられたSF映画。 アウトラインはなんとなく分かるけれど、ディティールは一切意味不明。 大体100分くらいで、飽きずに最後まで見ることはできたけれども、果たして面白いと言っていいの…

『時をかける少女』

見てきました。 ホントは、誰かと一緒に行こうかと思ってたんですが、今日は男性1000円だったんで思わず見に行ってしまいました。 直球でベタな青春映画かつ満足いくエンターテイメント作品。 過不足ない範囲でまとまっている。 時間移動する話だけれども、…

黒沢清『カリスマ』『アカルイミライ』

『カリスマ』 黒沢清映画はどれも、フレームが見事だが、特にこの映画はよいと感じた。 1カットたりとも気を抜いていない、というか、どのシーンで一時停止を押してもちゃんと絵になる(ということは誰か他の人が言っていたような気もするけど)。 大体にお…

『勝手にしやがれ』『ドレミファ娘の血は騒ぐ』

第2水曜は、いつも借りているレンタルビデオ屋が半額なので、2本借りてきましたよ ゴダールのデビュー作と、黒沢清のデビュー作(コメント欄で指摘がありました) 『気狂いピエロ』を見て以来、ゴダールは敬遠していたのですが、これは全然みれました。 ト…

ウェルズと黒沢清

1学期終了。 レポートがあと1本残ってますが、夏休み突入です。 今日は、近くのレンタルビデオショップが半額なので行ってきましたが、会員証の期限が5月に切れていて、最近全然ビデオ借りてなかったんだなぁ、と思いました。 確かに、引っ越してからビデ…

黒沢清『CURE』

シネマヴェーラ渋谷にて、今月は黒沢清が延々と流されている。 「黒沢清による絶対に成熟しないKUROSAWA映画まつり」 もし東京に住んでたら、毎日行くのに!! 今日は、所用で東京に行くことになっていて、ものはついでということで見てきた。 テレビ番組「…

『立喰師列伝』

久しぶりに映画館で映画を見た気がします 予想以上に面白かった、というか笑えた作品 押井ギャグの好きな人にはおすすめかと。 しかし、押井作品の常として無論万人向けではない上に、キャストを見ていただければわかるように、なんというかひたすらビッグな…

『老人Z』『書を捨てよ街へ出よう』

久々レンタルビデオ 『老人Z』は、ただひたすら笑えた 老人介護+サイバー(?)+大友的インフレーション 「はるこさぁぁん」 「厚生省を舐めんなよっ」 この2つが決め台詞 『書を捨てよ街へ出よう』は、寺山修司の初監督作品 タイトルでもあるこのセリフ…

映画、2日で30本!

28日、29日の2日間、表象文化論の集中講義でした 末岡一郎という映像作家の方を講師に迎え、実験映画の歴史というような内容です 実験映画なので、1本1本の長さが短いわけですが(最短で30秒、長くてもまあ15分程度なのだけど)、1日目は16本…

『リベリオン』

やっと見ました 面白い! マトリックスのアクションを、よりよくした感じ。 とにかく、ガンカタは最強だ、ということですw あと、この映画の見るべき(?)は、とにかく登場する銃のマイナーさ マイナーな銃ばっか出てくるんですけど…… そのくせ、銃器設定…

ゲバラと記憶喪失とサガンの好きな女の子

第2,4水曜日は近くのレンタルビデオ屋が半額なので、3本借りてきました 『モーターサイクルダイアリーズ』 若き日のチェ・ゲバラ(エルネスト=ゲバラ)が、友人と2人で南米を旅して回る話 嘘を言わない、自分の中で正しいと感じたことを貫く、エルネスト。…

『月の砂漠』『DISTANCE』

たまたま、レンタルビデオ屋にいったら、100円だったので、これは何かを借りねばならないと思い、借りたのが上記2作品 話題がいきなりそれるけど、どうも僕は海外の作品を手に取れない レンタルビデオではついつい邦画を借りてしまうし、本を買うときも…

とりとめもなく最近のことを書いてみる

気づけばもう、ずいぶんと書いていなかったんだなぁ、これ。 書くネタがなかったので、書いてなかったわけで、今も特にこれといったネタがあるわけではないのですが、ちょっと書いてみますこの1ヶ月で読んだ本は…『仮想化しきれない残余』の一部。 『仮想化…

文化の日の話と昨日の話

龍ヶ崎カムイスノーボードパーク 木曜日に、人工スキー場に行ってきました スキーをまだこっちに持ってきていなかったので、スノーボードを連絡してやりました 全然滑れませんでした、終わり。 『座頭市』 昨日、テレビでやってたので見ました なんというか…

『未来世紀ブラジル』

さっき、見終えました。 これはもう愉快すぎて、傑作すぎて、すごすぎます こんなにすばらしい作品は久しぶりに見たかもしれない。 1985年の映画なわけだけれども、何故この作品以降にも類似した近未来映画が作られたのかがわからない。 仮想と現実の境界の…