『老人Ｚ』『書を捨てよ街へ出よう』

久々レンタルビデオ
『老人Z』は、ただひたすら笑えた
老人介護＋サイバー（？）＋大友的インフレーション
「はるこさぁぁん」
「厚生省を舐めんなよっ」
この２つが決め台詞
『書を捨てよ街へ出よう』は、寺山修司の初監督作品
タイトルでもあるこのセリフは有名ですが、元ネタが映画だというのは知らなくて、寺山修司も読んだりしたことがなかったので、まあ見てみようかと思って見てみたら
予想していたとはいえ、まあシュール
話の大筋自体は、決してシュールではない、というよりむしろ王道
ある若者がひたすら己の無力感に苛まされる、という感じで。
でも、その表現たるや。見たことないけど、アングラ演劇のノリってあんな感じなのかな、と
あとは、最初と最後で映画の外に出てくるのは、実験映画的
最初のシーンでは「映画観の暗闇で座っているあんた」と見ている人に話しかけてくる。
最後のシーンでは主人公を演じていた俳優が、撮影の感想を述べる。
２時間半くらいあって、長いといえば長いかもしれないが、「なんだそりゃ」ってなのが多いので意外と退屈はしない。