宇宙博2014

幕張メッセ
非常に見るものが沢山あり、全部回るのに4時間くらいかかった。宇宙船のコクピットとか月面車とかきぼうとか、とにかく色々。


もとより、夏休み期間中や土日は混雑してやばいだろうと思って、9月の平日で休みになるところがあったので、そこで行ってきた。
混雑は回避したけれど、それでも予想していたよりは人が多かった。
何カ所か、通路が狭くなっているところがあり、そういうところはちょっと混み合う感じだった。
あと、思ったより女性客が多い。
基本的には、老夫婦とか若いカップルとかが多いんだけど、同性だけの客(1人含む)だと女性が多い感じがした。
いや、というか、無論、男性だけの客(1人含む)もいるんだけど、そういうのはおっさんが多くて、大学生っぽいのが少なかった気がする。もちろん、大学生っぽい男もいるんだけど、そういうのは大抵カップル。若くて同性同士で来てる客だと、女性の方が多い印象。
まあそれはどうでもいいのだけど
これくらいの人出だと、どれもじっくり見れるのだけど、これが夏休み期間中だとかなり大変だったのでは、と思わせる。
展示の仕方がちょっとよくない。
NASAゾーンは、説明が少ないし、さっきも書いたけれど、通路が狭くなっているところが何カ所かあって、平日の人出でもちょっと詰まるところがあったので、これ夏休みだったらどうなるんだろう、と。
あと、時々、説明書きの位置が、通路からちょっと遠いみたいなところもあったし。
今回行ったときくらいの人出だと全然問題にならないんだけど、ほんと、夏休み時期を想像すると……。
逆に、日本ゾーンは、説明の字が細かい
なんかポスター発表みたいな展示も結構あったし。


いくつか、並ばないと見れない展示場所などがあって、平日だったのでさくさく進めたけれど、並ぶためのスペースがたっぷり用意されていて、これ夏休み中に来たらどんだけ並ばされたんだーと。
というか、そういうものも含めて、さくさく進めて、完全に自分のペースで見て回ることができて、4時間なので、本当にヤバイw


と、内容と直接関係ないことはこれくらいにして


最初は、宇宙開発以前
20世紀初頭のSF作家やイラストレーター、映画監督などの肖像(例外的にダヴィンチもいたが)が飾ってあって、モニターで、メリエス月世界旅行』とラング『月世界の女』の一部が上映されていた。『月世界旅行』は描写がコミカルで楽しい、『月世界の女』は宇宙船内にたくさんつり革が下がってたりして面白い。
このゾーンも、それほど広くない部屋で、上映されているビデオがそれなりに長いこともあって、夏休み中どんなことになってたか想像すると怖いw


米ソの宇宙開発競争
ここで流れているビデオが、日本語字幕もないし、説明キャプションもついていないというものだったw
というか、NASAゾーンはほんと、説明少ないし、英語プレートが翻訳なしでぽんと置いてあるとことかもあったし、個人的にはそれでも十分面白かったんだけど、それでいいのか、とは思ったw
ソ連の新聞とかポスターとか切手とかそういうの飾ってあったのは面白かった。
60年代のアメリカの宇宙関係のおもちゃとか
ゴダードの本とか、フォン・ブラウンのカウボーイ・ハットとか、そういうマニアックな小物もあったり
完全に自分の不勉強だけど、固体燃料ロケットって中心部分が空洞になってるの知らなかった
アポロの月着陸船の着陸方式に3つ候補があって、結果的にそのうちの一つが選ばれたっていうのは、この前、佐藤靖『NASA――宇宙開発の60年』 - logical cypher scapeを読んだから知っていたんだけど、それについてのビデオも、3つの方法があるということだけ流してて、どれがアポロなのかとか全然説明がなかったなーw
ほんと、このあたりのゾーンは、『NASA』読んでてよかったーというところだった
宇宙服の歴史
今の宇宙服って、計器の数字が鏡文字になってるけど、アポロの頃はまだそうなってなかった
ソ連宇宙食にもウォッカがあった!
グレープフルーツジュースがなんか嫌だw


月面車は、よくあんな大きいもの月まで持ってったなと思ったんだけど、折りたたんですごくコンパクトになったらしい。で、タイヤがスケルトンになってて、なるほど、折りたたみタイヤか、と思った。
ソ連の月面探査機も、タイヤがスカスカだったし、キュリオシティもそうだった。にしても、ソ連の月面探査機はでかいな




アポロ着陸線のコクピットコクピットは燃える!
外側についてるスラスターが上下左右についてるのかっこいい


マーキュリー宇宙船は小さい
思っていた以上に小さかった。人1人が座ってぎりぎりくkらい。
マーキュリーで選ばれた宇宙飛行士はマーキュリーセブンっていって7人だけど、実際に飛んだのは6人なんだよねー、みたいな話もどこにも書いてない。マーキュリーセブンの写真とかはいくつか貼ってあったのになあ
ジェミニの宇宙飛行士。各ミッション毎にロゴができてる! アームストロングとオルドリンの名前も
管制室やロケット発射用のコンソール。メカメカしくてよいw
燃料電池ってアポロの頃からあったのかーと思って、帰ってからググったら結構歴史古かった
スカイラブ時代の船外活動装置

スカイラブのトイレ!

スペースシャトルコクピット


国立天文台ゾーン
すばる、アルマ、TMTの説明があった
TMTの鏡の一部(試作品)とかあった
あと、何故か電磁波についてのすごく詳しい説明ポスターとかが、展示会場のすごくはじっこの方に貼ってあった


きぼうのレプリカもあったのだが、後方についている船外パレットだけは実物で、実際に宇宙にいったあと回収されたもの、らしい!

ロボットアームの制御ラックに、シンクパッドが置いてあった
ISSのトイレ!


未来の宇宙開発ゾーン
ドリームチェイサーの模型とか宇宙ホテルの模型とか
宇宙エレベーターコーナーでは、宇宙エレベーターコンテストに出場した大学の研究室とかが開発した装置がいくつか並んでた
月面基地計画とか
かぐやが発見した月の地下空洞に基地を作る計画→UZUME Project Web Site
デブリ回収衛星の計画とか
フェリックス・バウムガートナーのコーナーとかもあった。宇宙船(?)にレッドブルのマークが入ってた

極地研コーナーとか民間月面探査計画とかもあった



後半になってきて、写真とか全然撮ってないけど
日本の惑星探査衛星の模型も色々あった。あかつきとかひのでとかかぐやとか
はやぶさがいちばん大々的に展示してあって、人もたくさんいたけど
惑星探査衛星がだいたいみんな円筒形してるのに、かぐやだけ形が違うような気がした。いや、ほんとはそれぞれ固有の形してるんだろうけど
あと、イカロス
ソーラーセイルがばばんと広げてあった。木星トロヤ群への探査ってソーラーセイルでいく計画だったのねー


日本のロケット
H-2(AかBか忘れたけど)に使われているエンジンとか、あと失敗して海に落ちた奴で、回収されたエンジンとかも展示されていた。
ペンシルロケットから始まる日本のロケットの歴史年表
いつも、すぐに分からなくなってしまうのだけど、ISAS系が固体燃料ロケットで、ペンシルロケットから始まって、カッパ、ラムダ、ミュー、イプシロンNASDA系が液体燃料ロケットで、NとかJとかHとか。
M-5が2006年までで、イプシロンが2013年で、イプシロンの打ち上げのときに聞いてたけど、本当に長い間空いてたんだなー


日本の人工衛星色々
だいちとかその他色々
乗り合い衛星も模型が色々展示されていて、筑波大の奴も見つけた。

再利用ロケット実験機とかもあった


ハッブル宇宙望遠鏡の模型が、会場のはしっこの方にひっそり置いてあって、誰も見ていないような状態だった。8Kスーパーハイビジョンシアターというところの近くだったので、その位置に意味がないわけではないけれど


宇宙博ガシャは、イプシロンだった


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