アポロ11

NASAの倉庫に眠っていたという未公開映像をもとに、アポロ11号の発射直前から帰還までの9日間をまとめたドキュメンタリー
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上のトレイラー映像でも一番最初に出てくるシーンが、本編でも一番最初で、つまり、サターン5を発射場に運搬するシーン
運搬車両のでかさに「でっか」って唖然となるところから始まる。
アポロ11号について、写真とか短い動画とかは見たことがあるけれど、こうやってドキュメンタリーになると、「ああ、ほんとにやったことなんだな」っていう実感みたいなものがすごく感じられるんだけど、周囲を取り巻いている人々の描写があるからだと思う。
例えば、アームストロング船長ら3人の宇宙飛行士が車に乗って発射場へと出発するシーンで、その車を取り囲んでいた人たちが拍手するところか、
それから、ケープカナベラルまで見物に来ていた人たちの様子とか
とにかくすごい大人数が見に来ていて、その様子を、地上からだけでなくヘリからの空撮でもとらえている。


打ち上げ直前に燃料漏れあったの知らなかった。
アームストロングらが、発射場へ向かい宇宙船へ乗り込んでいくのとほぼ同時間帯に、作業員がボルト締め作業をしている。


それから面白かったのは、ロケットや宇宙船に結構カメラがたくさんついていたんだな、ということ
ロケットエンジンの噴射ノズルのすぐそばとか、発射場のエレベータ、司令船に乗り込むところ、司令船のドッキングポートの横など
まあ、現在の打ち上げだとか、そのあたりもちろんカメラつけるよなーみたいなところだから、決して珍しいというわけではないんだけど、アポロ11号の時もきっちりおさえていたんだな、と
それでも、宇宙船の中とかはカメラ少なくて、限られた角度の映像しか残ってないけど


打ち上げ時だけでなく、着陸船をロケットから引き出す時とか、月への軌道を変えるときか、月へ着陸する時とかも、Go/No Go判断の奴をやっていて、あれかっこいいですよね。でも、日本語字幕だと「Go」の部分が完全に無視されていた。
そういえば、管制センターというと、正面にでかいモニターがあるというイメージがあるけれど、ケープカナベラルの管制センターは、そういうモニター的なもの全然なかったような
どのタイミングだったか忘れたけど、わりと早い段階で、ケープカナベラルからヒューストンに管制が引き継がれていた。ヒューストンでは、(おそらく交代制で)赤チームとか黒チームとかに分かれていた


『月をマーケティングする』を読んでいたので、「あ、あれはマスコミの詰めてた部屋だな」とか「このずらりと並んだ公衆電話でめっちゃ電話してる人たちはマスコミだな」とかが分かったw


何となく打ち上げの後2日目は暇そうだな、という感じだったw 2日目は、地球からどんどん離れてますってだけで映画の中での尺が一番短かったような気がする。帰りも同様。
そういえば、打ち上げの次の日あたりのニュース音声かなんかで、ベトナム戦争のニュースとエドワード・ケネディのニュースが流れていた。


着陸船が月に降りていくところ、なんかエラーがでて警告音出るんだけど、管制室が「それは1回だけなら無視しても大丈夫だ」みたいなこと言ってて、一回止まるんだけど、また鳴るってシーンがあって、大丈夫なのかって思うんだけど、普通にみんなスルーして、普通にうまくいってるとこがあったりして、何だったんだろあれ
アポロ11号の着陸は、当初の予定通りいかなくて、目視&手動で着陸しており、その際の音声と映像も見れるんだけど、特段、映画用に解説が入るわけではないので、知らないとそういうことしてたって分からなさそうな感じだった。わりとあっさりやったんだな、って感じだった。
そういえば、月は裏側に回ると交信できなくなるわけで、そういうシーンも何度かあった。
「鷲は静かの基地に舞い降りた」「この一歩は小さな一歩だが、人類にとっては大きな躍進だ」といった言葉を言ったシーンももちろ入っている
カメラや反射鏡、地震計、アメリカ国旗などを月面に設置したシーンもあり、それぞれ個別には知ってるけど、実際はこんな感じだったんだなー、と



地球への帰還時は、空母が待っていて、着水した司令船にまずゴムボートが向かって、そこからヘリに乗せて空母に乗せてる
空母の艦上も当たり前だけど、人がたくさんいる
ヘリから降りてくるところ、わりとスタスタ歩いてるなーって感じがした
で、彼ら3人は、月で何らかの病原菌に感染していないか確認するため、隔離施設に入れられていたっていうのは知っていたんだけど、空母でそのまま隔離用のキャビンに入ってたんだなーっと。
で、港についてからキャビンごと輸送機に乗せて空輸してる。キャビンがおもいのほか出かかった。
映画は一応、帰還で終わりなんだけど、最後、クレジットが流れるところで、隔離施設から出てきて3人がアメリカ各地をパレードしているところまでやっていた。



今年はアポロ11号月着陸50周年イヤーということで、このブログでもいくつかアポロ関係を取り上げてた
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