ised設計研第5回「なめらかな会社」

レポートどうしようとか、上のエントリで書いておきながら、isedの議事録を読んでました
テスト明けまで我慢しようとか思っていたのに(^^;
今回は、はてなの社長近藤淳也のプレゼンからスタート
これを読んで、やっぱりはてなという会社は、面白い会社だなぁと。
個人的な話をすると、まずキーワードを使ってダイアリーを読むことにはまり、一度別のブログサービスを使っていたのだけれど、今ははてなダイアリーを使っている。
ただ、はてなはダイアリーとキーワード以外はほとんど使っておらず、ライトユーザー。
日記を読み歩く時には、他のブログサービスよりもはてなダイアリーの方が便利だなぁ、と思っているけれど、日記を書く際には、他のブログサービスより際立ってよいとは思っていない(はてな記法はある程度便利だけど)。
それなのにはてなダイアリーを使っているのは、一重に近藤ファンだから
今回の討議は、まずははてなという一会社の方法論というものが主軸になっているのだけれど、議論ではもう少し普遍的に、他の企業や行政などへの応用へと話がつながっていった
新しい会社経営のあり方について、とも読めるけれど、要するに、自分用語でいうところの「政治」の話だった。
集団があってその集団がある目的のために動くために、その意思決定をどのように行っていくのか
(その過程を自分用語で「政治」と呼んでいる)
その意思決定のプロセスをオープンにしていこう、あるいはオープンにすることによるメリットや具体的な方法論が論じられていた。
これはつまりは「民主主義」って奴なのではないかなぁ
「民主主義」というのも簡単に定義できるような代物ではないが、今回の議論で話されたのは、かなり純度の高い(?)「民主主義」というのが情報技術の発展によって可能になったのではないだろうか、ということだと思う。
「政治」とか「民主主義」という言葉に違和感を覚えるのであれば、「公共性」という言葉で言い換えてみてもいいけど。
というわけで、今回の話は読んでいて非常に面白くて、こういう企業が増えたり、あるいは社会全体がこういうシステムで「政治」が行われるようになっていったら、よいことだと思っている
今まで自分が所属していた(いる)集団というのは、基本的には学校なわけだけれど、特に高校時代、学校というのは非民主的なところだなぁ、と感じ、それでもかすかに残っている民主的な場を使って「政治」を自分なりに行使してきたつもりなのだが、上手くいかず、今は「政治」というものから離れたくて仕方がないし、実際関わっていない。
でも、この議論で交わされたオープン・プロセスという奴が、もっと社会に実装されるようになったら、「政治」というものがもう少しやりやすくなるのだろうな、と。
最後に、人・資本・情報という3つの軸から、今後株式会社というのは新しい形態に移っていくのではないか、という話がなされていた。
この話が、資本とかとはまた別の価値体系(情報)が出来る、という話なのだとしたら、なかなか面白いなぁと思う。