『思想地図Vol.2』

ざーっと読んだ。
以下、何を読んだかのメモ。

  • ゲームプレイ・ワーキング  鈴木健  

事例紹介として面白かった。

  • 対抗的創造主義を生きよ! 橋本努

最初の方を読んだだけ。あまりよく分からなかった。

熟議的民主主義の条件としてベーシックインカムが必要という話。
ざっと読んだので細かいところは分からないが、大枠では自分の思っていることと同じだったので、勉強になった。
ギデンズの生活政治とか。

柳田国男論。
時間がある時にちゃんと読んでみたい。

冒頭と結論だけ読んだ。
世代間闘争やるのは、政財界の思う壺という、ごくまっとうな話。

一番面白かったし、いいまとめになっていた。
SFC−GLOCOMがやってきたのは一体何だったのか、という東の問いに対して、濱野と西田が答えていくというもの。
北田が質問し、濱野がまとめ、西田がコメントを入れる、という流れだった。
ソシオフィジクスというのは、SFC−GLOCOMがやってきたことに対して、この座談会でつけた名前。

「作者−創造力」という考え方を、「環境−生成力」という考え方によって相対化する試み。

  • <社会>における創造を考える   西田亮介

湘南における、ビーチ美化と地域通貨の試みについての事例紹介。
ファスト風土」論に対して、地域の細かな差異を見ていないという批判をあてているのは、藤村龍至の批判的工学主義的かも、と思った。

笠井潔の発言の量が少ない、と思った。
それは、東浩紀−思想地図−ソシオフィジクス的なものが、何を捉え切れていないかということを見る上でわりと重要なところだと思うのだが。

NHKブックス別巻 思想地図 vol.2 特集・ジェネレーション

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